なかでも、近頃特に注目度が高いのが「ChatGPT」や「Bing AI」に代表される、対話型AIです。友達と会話するみたいに文章を投げかけるだけで、会話形式で適切な回答をしてくれるんですよ。
対話型AIって? なにがすごいの?
例えばchatGPTを例に挙げると「専門的なスパイスカレーのレシピを教えて」と質問すると、カルダモンやクミンを使ったそれっぽいレシピを提案してくれます。
普通にネット検索するだけで似たようなレシピは見つかりますが、chatGPTはさらに「水分を使わない場合は?」「ターメリックは無くても良い?」など、個別ケースにも細かく対応してくれるんですよ。まるで専門家とやり取りしてるみたい!
ただ、回答の内容は常に正しいとは限りません。ゲームの攻略を聞いたら全然関係ない内容を返してきたこともあるので、ジャンルによっては苦手なこともあるみたいですね。
こうした対話型AIはいまとても注目されていて、口語文をビジネス文書に変えたり、プログラミングのコード生成&エラーチェックをしたりなど、さまざまなアイディアが模索されているところです。検索の常識が一変する可能性があるので、Googleもめっちゃ気合い入れてるみたいですよ。
ちなみにChatGPTは無料で使えます(有料プランもある)。気になった人はその賢さを実感しみてくださいな。
Apple流のChatGPTは…
こうした流れを受けてか、先日Appleは従業員に向けた「AIのWWDC」を開催しました。その内容は公にされていないものの、Bloombergのマーク記者が今回のイベントの内容を要約しています。
いわく、AppleのAIチーフは「機械学習は常に進化しており、Appleは最前線にいる」と語ったそうな。しかし、ChatGPTやBing AIと競合する具体的なサービスを明かしたわけではないそうです。
毎年開催されているWWDCは僕たち消費者や開発者に向けたものですが、今回は内部に向けたAIへの意識改善という感じでしょうか。実際に何かが発表されるとしたら、6月に開催予定のWWDCかな?
とはいえ、Appleがほんとに対話型AI的なモノを作っているかは不明。対抗するかもしれないし、しないかもしれない。AIの進化はほんっとに目まぐるしいですからねぇ。
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