毎日使うならプレーンなものがいい。おしゃれを邪魔しないチタンボトル「Micro Therma」

外出時はもちろん、リモートワークのお供としても欠かせない存在になった水筒。すでに2つ持っていますが、さらに使いやすいものを求めて、日々ショップを物色中です。

最近の注目はMachi-yaでクラウドファンディング中のチタンボトル「Micro Therma（マイクロサーマ）」。約126gと超軽量でマットな見た目もいい感じなんですが……水筒って毎日使うものだから、機能もデザインもかなりシビアに見極めないと結局使わなくなるんですよね。

「これほんとうに、長くおしゃれに愛用できる？」

ということで、食まわりのアイテムにも、おしゃれなスタイリングにも詳しいプロに一週間使ってみてもらいました。

▼使ってみた人

久保田朋子さん

フードスタイリスト。雑誌や書籍、広告で、食やテーブルまわりのスタイリングを中心に活躍中。水筒・ボトルをはじめ、食まわりのアイテムに詳しく、独自の色使い、トレンド感のある美しいスタイリングに定評あり。
インスタグラム @eggstand

▼使ってみたもの

チタンボトル「Micro Therma」

・チタン製品の専門ブランド「TITANO」が日本向けに開発した特別なボトル
・重量は約126g（軽い！）
・純チタンで金属臭が気になりにくい
・マットな表面加工と真空二重構造

久保田さんが暮らしの中でじっくり使ってわかったこと、お届けします。

想像以上の小ささで、化粧品が届いた？と思った

「小さいとは聞いていたんですが、小ささが私の想像を超えていて……配送されたときに『あれ？化粧品買ったかな？』と思ったくらいでした」

「仕事柄、食器やカトラリーをよく扱いますが、フォークやスプーンよりも小さいことに気づいてびっくりです！」

毎日使うものは、プレーンなほうがいい

「スマホカバーやポーチ、ヘビロテするズボンや帽子など、毎日使うアイテムはプレーンなものがいいなと日頃から考えています。それは水筒も同じ。

すでに市販されている水筒でもシンプルなブランドはあるんですが、一見シンプルにみえてもデザイン的だったりシティ感があったりします。『Micro Therma』はシンプルを超えるプレーンさ、フラットな気持ちで使えるプレーンさが特徴ですね」

使う人を選ばない感じが新鮮

「それと、小さくてシンプルな見た目の水筒って意外に無いんです。小さいサイズの水筒は、どうしても薄いピンクといったファンシーなカラーになりがち。つるっとした質感のものも多く、自分のファッションや好みには合うものが見当たらないなと思っていたんです。だから、『Micro Therma』の使う人を選ばない感じは新鮮でした」

3〜4時間の移動時に、ちょうどぴったり飲みきれる量

「移動が多いので、電車や車での移動時に使ってみました。中身入れたものはコーヒーやほうじ茶。移動先の現場では別のものを飲むので、移動中の3〜4時間でちょうど飲みきれる感じが私には便利でした。

あと、ちょっと細かい話かもしれないんですが、水筒のサイズが大きいとサッと飲めない（動きが大きくなる）ので、混み合った電車の中でもスッと飲めるのはよかったです」

スリムだから、ハンドバッグが型崩れしない

「ふだん愛用しているハンドバッグはやわらかい素材。そこに入れても形が崩れないのがかなりうれしかったです。全然重さを感じませんでした。

ミニサイズのペットボトルもよく買うんですが、バッグが変形しちゃって嫌だったんですよ」

飲み物は少量派。の私に合ったサイズ感

「そもそも、私は飲み物をそんなにガブガブ飲まないタイプ。温かいものは冷めないうちにサッと飲みきりたい。日常的にコーヒーを飲むマグも小さいもの（90ml）を使っています。だから『Micro Therma』の小ささは、私の求めるサイズ感にぴったりでした。

それと、水筒って容量いっぱいまで中身を入れないと温度が保てないので、飲みきれないなと思っても、マックス量を注いでいるのが微妙にストレスだったんです。でもこれなら完全に飲みきれます」

口径が小さいから、鼻に匂いが入らない

「チタンは金属臭がしにくいとのことでしたが、そもそも口径が小さいから鼻ににおいが届かなかったです。

水筒ってこもった匂いと金属臭が合わさったような匂いが気になるし、使うほどに匂いが蓄積していくので、それが気にならないのはいいですね」

底面の滑り止めも効いてる

「これだけサイズが小さくて細いと、飲み物を注ぎ入れたときに水圧で倒れてしまうと思うんですが、滑り止めがついてるので倒れにくい。ふだん使ってるときにも、倒れにくいなと感じました」

人目に触れるアイテムは、人とかぶらないのもポイント

「プレーンな水筒って、つくっているブランドが限られているのでブランドかぶりしがち。人目に触れるアイテムだからこそ、周りとかぶらないのは魅力のひとつですね。

『Micro Therma』について一つだけ難点があるとすれば、一般的な商品よりも少し価格が高めだということ。でも、人とかぶらない自分らしい選択肢のひとつとして、ありではないでしょうか」

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写真：久保田朋子、構成：佐々木智恵美