Photographed by 山科拓郎 ライフハッカー[日本版]より転載。

リモートワークや旅行、ジム通いetc. ひとつの予定のために荷物を詰めるなら、多くのバックパックで問題なく対応できると思います。

しかし複数の用事があるケースだと、荷物を整理しながら収納する難易度がとたんに上がりませんか? いざ必要なときに「アレどこだっけ??」と物を探す手間、ちょっと煩わしいですよね。

そこで今回は、リモートワーク&ジム通いを想定した荷物を用意。愛用しているグレゴリーのバックパックと、メイン/サブに分かれた収納部を備えた「ユニバーサルバックパック」にそれぞれ詰めて、使い勝手を比べてみました。

軽さはグレゴリーに軍配が上がるけど…?


まずは、比較する2つのバックパックの写真をご覧ください。左が「ユニバーサルバックパック」、右がグレゴリーの「オーバーヘッドデイ」です。

前者は左右対称&ミニマルなデザインが特長的。環境に配慮したヴィーガンレザー「TEIJIN ECO SOFT」を採用しており、容量は24L、重さは880g。一方、後者は斜めに配されたダブルファスナーが目を引くデザインで、素材は丈夫なナイロンを採用。容量22Lでも、重さは650gと軽量です。

容量は「ユニバーサルバックパック」、軽さは普段使いの「オーバーヘッドデイ」に軍配が上がりますね。


まずは「オーバーヘッドデイ」に荷物を詰めてみることに。ノートPCやシューズ、ポーチ、ペットボトル、財布、ケーブル類etc. リモートワーク&ジム通いを想定した荷物を入れると、正直散らかった印象に。ガバッと大きく開いても中身を整理するのは難しそうです。

大容量のメインコンパートメントは、日常使いで気軽にいろいろ詰められるのが利点。ですが、荷物量が増えすぎるとさすがに使いづらさが出てきます。


フロントにはクイックアクセスポケットがありますが、タブレットと雑誌を同時に入れるとちょっと窮屈な印象。


荷物を入れすぎた影響で、やや型崩れ気味なところも気になるポイントでした。

グレゴリーの大定番「デイパック」と同じように、軽さを活かしての街歩きや、ちょっとしたアウトドアで使うのが正解かもしれません。

「ユニバーサルバックパック」の実力やいかに


ここからは、「ユニバーサルバックパック」に荷物を入れ替える様子をご覧ください。メインコンパートメントはスーツケースのようにガバッと大きく開く仕様です。


ノートPCはフラップ付きのスペースに入り、サッと取り出し可能。PCのサイズによっては安定感が足りないので、PCケースに入れた状態だとより安心です。


続いて、ペットボトルや財布、ポーチなどを詰めてみると、これはジャストなサイズ感。長方形に近い形状も、収納しやすさに拍車をかけています。


反対側のメッシュポケットにガジェット類やケーブルを入れたら、位置が一目瞭然です。


このぐらいの荷物量なら、ファスナーも難なく閉まってひと安心。再生ポリエステル使用のファスナー「YKK NATULON」を採用と、環境面への配慮にも抜かりのない仕様です。

サブコンパートメントにはスニーカーやタオルを


ユニバーサルデザインで、左右どちらからでも開けられるサブコンパートメントは、スニーカーやフェイスタオル、着替えなどの収納に適した容量。

撮影の際にはカメラ入れ、旅行の際には着た服や下着を一次避難させる場所などとしても使えそうだし、わりと万能ですね。

写真では荷物で隠れていますが、メッシュポケットも備わっていたので、ガジェット類の収納にも便利そうです。


メイン、サブコンパートメントの間にも、バスタオルがちょうど入る収納部が。当然仕事にも便利なパックパックですが、むしろジム通いや旅行にとことん最適化した仕様に見えてきました(笑)。

背負ってみても型崩れナシ!


結構な量の荷物を詰め込んだはずですが、背負ってみるとキレイな形をキープしています。


もちろん重さは感ますが、幅広&ほどよいクッション性のあるショルダーベルトのおかげで、肩への負担を軽減してくれるのも嬉しいポイント。


さり気なくスライドポケットがあるので、交通系ICカードはここに入れておくと便利そうでした。


背面は蒸れにくいメッシュ仕様で、こちらにもクッション性があります。キャリーバッグに固定できるベルトも、出張や旅行の際に重宝するでしょう。


本体上部と左右の3方向からハンドルが出せる仕様も見逃せないポイント。カフェなどでとっさに作業場所を変えたいとき、ぜひ利用したいですね。

適材適所で使い分けるのがスマートかも

価格やコンパートメントの数などに違いがあるので、一概に優劣はつけられませんが、複数の用事を想定して使うなら、やはり「ユニバーサルバックパック」が便利そう。高級感のあるヴィーガンレザーを採用した、オン・オフを問わないデザインも魅力的です。

一方、グレゴリーの「オーバーヘッドデイ」の軽さやカジュアルさ、ガサッと荷物を入れられるシンプルな使い勝手は捨てがたいポイントでしょう。私なら、音楽フェスやキャンプではこちらを選びます。

適材適所という言葉もあるし、やはり物は使いよう。どちらも所有して、場面場面で使い分けるのがスマートだと感じましたよ。

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