そう言っちゃっていい、魅力的な選択肢が、Appleから発表された新しい「Mac mini」。
デザインはこれまでのモデルと据え置きですが、中身は最新のM2プロセッサへとアップデートされつつ、最安のMacという魅力的なポジションは引き続き健在。
リモート環境も増えている昨今では、周辺機器やモニターを自由に選べるデスクトップもまた選択肢として強力なので、今回の新型「Mac mini」は、デスクトップデビューにピッタリな1台かもしれません。
プロセッサはM2とM2 Proから選択
旧モデルのプロセッサはM1だったのに対して、新モデルではM2、もしくはM2 Proになりました。
単にCPUやGPUのコア数だけじゃなくて、搭載メモリやメモリの帯域幅などもかなり変わってくるため、総合的な処理性能に関わってくるところなので、ここは慎重に選びたいところですが、
ちなみに、Apple曰く前モデル(M1)とのスペックの差としては…
前世代のM1搭載Mac miniと比較した場合のM2搭載Mac miniの性能:
・Final Cut ProでのProResトランスコードが最大2.4倍高速。
・Adobe Photoshopでのフィルタと機能のパフォーマンスが最大50パーセント高速。
・『バイオハザード ヴィレッジ』のゲームプレイが最大35パーセント高速。
と、かなりの高速化を果たしています。M1からM2への進化だけでも、かなりの性能アップです。
正直1世代前の「Mac mini」でも、日常的なブラウジング、動画再生、画像の編集はもちろん。動画編集にも十分に耐えられるスペックが揃っていたので、それがさらにパワーアップしたとなると、おそらくMacを利用する90%の人が、このM2モデルで満足できると思われます。
これがM2 Pro版になってくると…
前世代のM1搭載Mac miniと比較した場合のM2 Pro搭載Mac miniの性能:
・Affinity Photoでのグラフィックパフォーマンスが最大2.5倍高速。
・Final Cut ProでのProResトランスコードが最大4.2倍高速。
・『バイオハザード ヴィレッジ』のゲームプレイが最大2.8倍高速。
比較するアプリやゲームの状況は揃えてよ! って思う気持ちもありますが、最新チップなだけにやはり早い。
「Mac mini」はファン付きで放熱もしっかりしてるし、電源駆動だし。さらに本格的で重めの処理でもタフに使えるってのもいいですねー。
ポートはThunderbolt 4。たくさん画面出力したいならM2 Proを
Image: Apple
背面のポートはEthernet、Thunderbolt 4、HDMI、USB-A×2、イヤホンジャックという構成。注意点としてThunderbolt 4はモデルによってポート数が異なり、M2モデルは2ポート、M2 Proは4ポート構成です。
出力できるディスプレイの枚数も異なります。
M2モデルは最大2台のディスプレイ出力なのに対して、M2 Pro版では最大3台のディスプレイ出力に対応(HDMI出力では1台の8Kディスプレイへの出力へも対応します)つまり、たくさん画面をつなげたいなら、M2 Proのほうが有利です。
この辺の出力数・解像度の仕様は結構フクザツなのでこちらからどうぞ。
予約はすでにスタートしてる!
新しい「Mac mini」はすでに予約が始まっていて、発売は2月3日。
気になる価格は、M2モデルが8万4800円から(RAM 8GB/SSD 256GB)。M2 Proモデルが18万4800円から(RAM 16GB/SSD 512GB)となっています。
狙い目はやっぱりM2のベースモデル。8万円台でこれだけのスペックのPCが手に入れられるのは破格です。
仕事やレポート用のPCは、持ち運びもできるノートPC一択。といった流れもありましたが、持ち運ぶ必要性を感じないなら、デスクトップのほうがコスパ良くマイデスクを構築できますよ。
ベースモデルの新型Mac miniはMacデビューにもおすすめな1台ですし!
image: Apple