Photographed by にしやまあやか
ライフハッカー[日本版]より転載。
株式会社北星製靴の「ディアレザークッション」は、ジビエ革の魅力を発信するブランド「Re:cover」のプロジェクト第一弾アイテム。獣害駆除された鹿革で作られたクッションです。
現在こちらのアイテムは、姉妹サイトのmachi-yaでクラウドファンディングを実施中。「レザーのカシミヤ」とも言われる鹿革の柔らかさとはどれほどのものなのか、サンプルをお借りして体感してみました。
目で見てわかる柔らかさ
写真からでもその柔らかさが伝わるのではないでしょうか。初めはその布のような柔らかさに、革であることを疑ってしまったくらいです。
触り心地は、とっても滑らかでしっとり。手をのせると、ひんやりとした革が手に吸い付いてくるような感じがします。
「ディアレザークッション」に使われるのは、山陰地方で捕獲された鹿の革。1つあたりに2頭分の革を使用しているそうです。片面にはスエード、片面はツヤっとした表革が使われており、鹿革の表裏両方の良さを同時に楽しめます。
この柔らかいレザーの製造を担当したのは、兵庫県たつの市にある野生害獣革専門のタンナーであるタツノラボ。「ポルティラ鞣し」という独自の製法で、クロム鞣しよりも安全かつ、植物タンニン鞣しには出せない柔らかさを実現させています。
生きた証をあえて残す
「ディアレザークッション」の表面にはキズや剥がれのような箇所が多々見受けられます。でもこれは粗悪品などではなく、あえて残した鹿の生きた証なのです。
ジビエレザーには、鹿が野生生活の中で負った傷やその跡などが残ります。表面塗装を行えば隠せるキズもあるそうですが、それをあえて行わず、天然の模様として残しているのです。
ですから、同じキズがある商品は1つとしてなく、すべて1点物。目の前のクッションのキズから、自然の恵をいただいていることを改めて感じさせられました。
ずっと抱いていたくなるもちもち触感
このクッションには不思議な中毒性があって、ずっと抱いていたくなるんです。その理由はどうやら、クッションの中身にあるようです。
鹿革のカバーの中に入っていたのは、極小ビーズが詰められたクッション。見てくださいこのもちもち感。柔軟性の高い鹿革だから合わせられる日本製の極小ビーズは、枕をメインとする寝具類の専門メーカーの協力で採用されたそうです。
どおりで抱き心地が良いワケです。
エイジングを楽しむ大人のインテリア
筆者個人のお気に入りポイントはクッションのカラー。
グレー・グリーン・ホワイトの3色展開ですが、どれも大人っぽい絶妙な色味なんです。今回サンプルでお借りしたのはグリーンですが、派手すぎず地味すぎずインテリアに取り入れやすかったです。
タフな鹿革は長く愛用できますし、天然皮革ならではのエイジングも楽しめます。長いお付き合いをしていくアイテムということで、引っ越しや結婚のお祝いなどにも喜ばれそうだなと思いました。
「ディアレザークッション」は、今なら定価の20%OFFとなる18,400円で支援いただけますよ。詳しい内容は以下のリンクからプロジェクトページをご覧ください。
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