Photographed by 山田洋路
ライフハッカー[日本版]より転載。
アウトドア向けアイテムで重視したいチェア。焚き木の時間をまったりと楽しめるこだわりのチェアがあれば最高ですよね。
クラウドファンディングサイトmachi-yaにてプロジェクトを展開するのは、シートの素材に国産のフルタンニン牛革を使ったラグジュアリーなアウトドアチェア。この「レザーチェア」は、100年続く革小物メーカーによる自信作になります。
今回、アウトドアショップではあまり見ない素材を使ったチェアをお借りすることができました。実際に試してみてわかった牛革シートのメリットや、「レザーチェア」の魅力をご紹介します。
本革製なのに軽い!
折り畳めるアウトドアチェアといえば、いまや百円ショップに並ぶほどありふれたものとなっていて、座る場所を確保するだけなら簡単です。筆者もさまざまなタイプを試してきましたが、まず座り心地のいいと思えるチェアがなかなかないうえに、愛着がわくものとなるとさらに範囲が狭まると感じています。
「レザーチェア」はたしかに見た目や触り心地から満足感が得られますが、果たしてチェアとして使ったときに他とどれほど差が付けられるのでしょう。
実はシートが本革だと持ち運びには不利なのではないかと気になっていました。いくらフレームの重量を抑えても、シートが重くなるのは避けられないと考えていたのです。
ところが実際に「レザーチェア」を持ってみるととても軽く、また取っ手を持ってバッグのように持ち運べることからとても携帯性に優れていることがわかりました。
このアウトドアチェアは薪などのアウトドアアイテムを乗せることで、まさにキャンプ場特化型バッグのような使い方もできます。
組み立てクオリティにも納得
フレームは、強度が高くて軽いアルミニウム7075製。たしかに軽くてしっかりしている印象です。
組み立てもスムーズ。シートの底にあたる部分が二重になっているのが特徴的です。これにより安定性と強度を得ているといいます。
シートの取り付けもすんなりいきました。フレームとシートの接合が甘いチェアは、それだけでプロダクトの完成度を疑ってしまいますが、「レザーチェア」に関してはむしろ布製のものよりもフィット感がありそう。このあたりには、開発時のこだわり(満足の行くデザインが完成するまでに1年を要したようです!)が反映されているのかもしれません。
長く座っていたくなるレザーチェア
いよいよ座り心地をチェック。「レザーチェア」には、滑りやすい革素材でも安定して座れるようにと配慮してのことか、座布団パーツが付属していました。
さっそく座ってみると、想像以上に安定感があります。奥行の深いアウトドアチェアでは、スッポリと座れて心地よい反面、長時間その姿勢でいるとかえって疲れてしまうことがあります。その点「レザーチェア」では、素材の程よい張力のせいか座っても身体が沈み込むことがなく楽に座れました。
また座面が広く、背もたれの丈も長めなのでゆったり感があります。
かれこれ1時間以上椅子の上でくつろいでしましたが疲れることはなく、まるで高級家具のような快適性を維持してくれました。
日本有数のレザー産地、兵庫県たつの市の老翁タンナーによるベジタブルタンニン鞣しの質感も良い感じです。革製品の醍醐味、経年変化も楽しめるとのことで、年月を経るごとにオリジナリティが増すはずです。
ちなみにこのシートは、Helinox(ヘリノックス)・チェアワンのフレームでも使えるとのこと。王道のプロダクトと同様、長く愛されるアウトドアチェアとなりそうです。
革のプロが製作した「レザーチェア」は、現在machi-yaで支援を受け付けています。執筆時点では超早割20%OFF、36,000円(消費税・送料込み)からオーダー可能な状況。カラーは今回お借りしたブラックのほかに素敵なカーキとキャメルも用意されています。シートのみの支援コースも合わせてぜひ一度チェックしてみてください。
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