Photographed by 組橋信太朗
ライフハッカー[日本版]より転載。
アイスランド産のウイスキー、と聞いてピンとくる人は少ないのではないでしょうか。ウイスキーの産地として有名なスコットランドやアイルランドに近い国ですが、アイスランドにはウイスキーの蒸留所がひとつしかないそう。
その知る人ぞ知るアイスランド産のウイスキー「フロキ」がmachi-yaでクラウドファンディングを実施しているとのことで、実飲してその味わいをレビューしてみました。
100%アイスランド産のこだわり
「フロキ」を手がけるのは、2009年設立のEIMVERK(アイムヴァーグ)というアイスランド唯一のウイスキー蒸溜所。
家族経営の小さな蒸留所でまだ歴史も浅く、かつウイスキーづくりにおいて決してめぐまれているとは言えないアイスランドの環境の中でも、自家農園で栽培した大麦、火山石で濾過された水、天然の熱源には地熱を利用し、徹底してアイスランド産にこだわったウイスキーがこの「フロキ」です。
今回試した「シープダンクスモーク」は最も特長的なウイスキーで、一般的には麦芽を乾燥させる工程でピートを用いるところに羊のフン(シープダンク)をつかっています。
え、羊のフン…と思うかもしれませんが、木材の少ないアイスランドでは昔から羊のフンを燃料とすることが多く、地元ではサーモンの燻製にもこの手法がとられるそうで、独特のスモーキーさが感じられます。もちろん直接的にその香りがすることはありませんよ。
手法が変われば風味が違ってくるので、他のウイスキーとは一味違ったスモーキーな仕上がりになっています。
アイスランドならではシングルモルト
ストレート、ロック、ハイボールで「シープダングスモーク」を堪能してみました。まずはストレートから。
まず鼻に入ってくるのはその薫香ですが、きつすぎることはなく甘さもある芳醇な香り。
熟成期間は3年と短いですが、口当たりはまろやかで、余韻でペッパーやミントのようなさわやかな香りもほんのり感じられます。ウイスキー偏差値は高くない筆者ですが、香りも味もバランスの良いウイスキーなのでは、というのが率直な感想です。
ちなみに、ロゴ入りのグラスは、今回のクラウドファンディングのすべてのリターンにセットで付いてきます。
ハイボールで印象の変化を楽しめる
続いてロック。アルコール度数が47%と高めなので、筆者としてはこれくらいのほうが飲みやすいなという印象。
ストレートに比べて断然飲みやすくはなりますが、風味の個性が強いのでロックでも十分にしっかりと感じます。少し塩味のきいたナッツとちびちび飲むと、贅沢に晩酌を楽しんでるなという気分に浸れました。
最後はハイボール。これが個人的にはこれが一番のヒット!
少し搾ったレモンのさっぱりとした香りと、甘みのあるスモーキーな香りの相性が良く、かつ最近本格的に暑くなってきたこともあってかおいしさも倍増。
普段ほとんどお酒を飲まない妻も、「このハイボールなら毎日飲みたくなる」とお気に召したようで、撮影した後日も楽しんでいました。
なじみこそあまりないものの、アイスランド産のシングルモルトウイスキー「フロキ シープダングスモーク」は初心者でも飲みやすく、かつウイスキーの奥深さを堪能でき、玄人の方も希少性の高さや一般的なウイスキーとの違いが楽しめるという点で満足できる上質なウイスキーです。
お酒がおいしくなるこれからの季節に、ぜひ堪能してみてください!
なかなかお目にかかれないアイスランド産ウイスキー「フロキ」は、現在machi-yaにてクラウドファンディングを実施中。今回の限定先行販売では、一般販売価格11,200円より2,300円OFFの8,900円(消費税・送料込み)から購入が可能です。
紹介した「シープダングスモーク」の他にも4種のウイスキーが用意されているので、下記ページからそれぞれの特長をチェックしてみましょう!
こんな飲み方もあるんだ!ハーパージュレップで新しいウイスキーの楽しみ方
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アイスランド発、日本未発売の箱入り「フロキ」シングルモルトウイスキーセット! 8,900 2,300円OFF machi-yaで見る !function(t,e){if(!t.getElementById(e)){var n=t.createElement("script");n.id=e,n.src="https://araklet.mediagene.co.jp/resource/araklet.js",t.body.appendChild(n)}}(document,"loadAraklet")
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コメント
モンゴルでも馬糞が主な燃料だったりするから不思議じゃないですね
糞は肥料程度にしか有効活用されていないと思われてるけど、いろいろな所にも使われてるんやな(鳥の糞とか肌に良いので美容液とかになってる)。でもトンスルはNG
そもそも、北欧は寒冷な気候なうえに湿地が多いために、草地が育ちにくく、わずかなコケや雑草を食べる羊やヤギのフンを燃料にすることが多い。似たようなことは、極寒のモンゴルなどでもやられていることだよ。
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