ギズモード・ジャパンより転載。

ひさびさの現地集合会。

Appleの開発者向けイベント「WWDC 2022」の基調講演(キーノート)が終わり、各種OSの新機能、M2 MacBook AirやM2 MacBook Proがお披露目されました〜!

今年は3年ぶりに現地にもメディアなどが集まり、Apple Park敷地内の屋外シアター(?)で、事前収録された映像を見たようです。

ほとんどフェスと化したWWDC22。この場所は普段撮影禁止だそう。スティーブ・ジョブズ・シアターじゃなかった、、。アイディアもすごい、日差しもすごい。#WWDC2022 #wwdc22 pic.twitter.com/0x8E7hXcEA

— ギズモード・ジャパン (@gizmodojapan) June 6, 2022


【現地写真レポ】ギズモード・ジャパン編集長、Apple Park Visitor Centerいるってよ #WWDC22 - www.gizmodo.jp

本日の予想:iPhone、iPad、Apple Watch、MacのOSアップデート+iPad Airリリース。

13インチMacBook Proは中国のロックダウンの影響で先送りになりそう。円安のわれわれにとってはハードウェアきてほしいような、きてほしくないような…。

気になるVR/ARは、純正アプリ(Map、FaceTime、Noteなど)への導入が期待されます。ヘッドセット発売は来年にずれこみそうな気配。開発ツール公開はアリかも?

本記事では、基調講演を視聴の様子をライブでお届けしました。

グッモーニン&ウェルカム! ティム・クック登場です。

登壇を期待していたみなさまには残念。COVID-19の規制の関係で、現地でもスクリーン配信です。

まずはダイバーシティの取り組みから。マイノリティの地域にも開発者養成プログラムを展開してるって話。サウジの女性とか、米国の貧困地域とか。

iOS 16はロックスクリーンが大変身

クレイグ・フェデリギが地下にご案内。

噂通り常時ONになりそうですね。

クレイグ・フェデリギの愛嬢の写真。どこかをタップするだけでフォントや色を変えられます。

2本指で写真も移動。

すごいですねえ、何個でもロックスクリーンつくれますよ。

天気予報メインのロック画面は雨ざーざーとかのアニメ入り。

タップでこんな簡単に変更できると、うっかりも出そうですね……。デザインはAppleWatchっぽい?

フィルターで仕事関係のサイトだけに絞ったりもできる!

次はMessages、リクエストの高かった3つの新機能を搭載。

送信してから編集したり、送信を取り消したりもできるようになりました(会場拍手)

相手が読んでからじゃ変更・取り消しできないけど、簡単なタイポなんかはササッと直せますねー。

次はディクテーションの紹介ですよ。

これはメッセージを読み上げるだけで指で入力しなくても文字起こししてくれる機能。ちっちゃい画面で、これはうれしいな。

翻訳アプリでLive Text使えるようになってAPIが公開に。

写真の中に映ったものをVisual Lookup(ライブ検索)したりLive Text(ライブ文字起こし)して、サードパーティーのメッセージやアプリにはり付けたりもできます。

Wallet。

ID代わりに使える州が増加中。最小限の個人情報しか公開しないので、たとえば誕生日を見せることなく21歳以上の飲酒年齢証明も可能。

Apple Payは、iPhoneタップでペイできるそう。ますますコンタクトレスになりますね。

Apple Pay Later(後払い)では利息ゼロで4回の分割払いができるみたい。日本も?

iOS 16のMapでは、マルチスポットの経路検索ができます。これはiPhoneで作成後、Macに送信もOK!

寄りたい場所が増えたらSiriで追加もできます。

Map上でWalletに決済カード追加したりも。

サーバーサイドのAPIでMapsの諸機能をサードパーティーアプリにすばやく加えることができます。

(日本では使えませんが)スポーツの新機能のご紹介。

お次は、クラウドの写真共有「iCloud Shared Photo Library」。

プライバシーとSafety Checkもばっちり!

ラブラブなときはパスワード共有もいいけど、別れた途端、相手がストーカー化することもありますよね。そんなときにはシェアを止めたり、位置情報へのアクセスをブロックできます。

これは絶対必要!

続きまして、HOMEまわりのお話。

スマートホームのコネクティビティを高める新標準「Matter」。

これも安全第一です。スマート家電のパスワードはAppleからも見えません。

iPhone、iPad、Macすべてで対応。

続いてCarPlay、次世代Car Playのスニークピークです。

CarPlayに居ながらにして車載ラジオにチューンイン、車内の温度調整までできる。

このカーナビはかなりわかりやすい。「Vehicles」って名前で来年ローンチだそうです!

次はApple Watch。WatchOS 9では新しいウォッチフェイスが登場。

Rich Complications対応フェイスが増えて、Siriも改善。

SiriでPodcastの検索・追加ができるようになりました。

ジョギング中の胴体の動きを機械学習でフォロー。

心拍や距離、リカバリも自分でセット。Workoutアプリ、いいな〜。

FitnessアプリはiOSにも開放されるそう。

Sleepアプリには睡眠ステージ解析機能も加わりました。

AFibヒストリーっていうのもできたんだね。これは不整脈が出ると教えてくれる機能。

危ないときにはお薬のおすすめも出ます。

お薬といえば、処方薬トラッキングっていう新機能もできたようですねー。

次世代Apple Silicon「M2」

さてさてMacのお時間ですよ。M1の16GBから24GBに大躍進。

200億のトランジスタで5nm。メモリバンド幅は50%高速化。

電力消費用は競合PCの4分の1。GPUは2コア増えて10コアに。M1と電力効率を維持しながら処理パワーが25%UP!

新ニューラルエンジン搭載で処理パワーがM1より40%UP。CPUは18%、GPUは35%高速になったそうですよ? すさまじいアプデです。

新型MacBook Air

そして、M2初搭載のMacはもちろんMacBook Air!

筐体は20%ちいさくなりました。2.7lbs(約1225g)の超軽量です! Magsafeも復活、4つのカラバリ!

Liquid retinaディスプレイ、エッジが狭くなって、そのぶん画面たっぷり。MBPで不評のノッチは残留…。

Webカメラが新しくなって(1080p)、リモワも快適にこなせそう。Dolby Atmosにも対応。

旧モデルと同じファンレス、バッテリーもち18時間も同じですね。チャージャーは急速充電対応でThunderboltポート2基つき。

M2は13インチのMacBook Proにも搭載に

どちらも来月発売! 気になるお値段は、M2 MacBook Airが1,119ドル、MacBook Proは1,299ドル(M1 MacBook Airは999ドルのまま販売継続)。

続いてmacOS「Ventura」のご紹介

Stage Managerっていう新機能。これは使用中のアプリが真ん中に表示されて、ほかのが左に斜めに表示される機能。

ウィンドウはグループにまとめておけるの、便利そう!

Spotlightでは、ライブラリやWebの画像を検索してLive Text(ライブ文字起こし)が可能。バンドを検索するとアルバムと略歴まで探せたり。Appleのサーチが発表されるっていう噂は、これのことかな?

Mailの検索も強化されて、タイポ入りでも検索できちゃう。これはiOS、iPadOSにもくるそうです。

macOS VentureではSafariも世界最速ブラウザになったそう(要テスト)。

フィッシング詐欺不能な生体情報を保存できるPasskeysは、TouchIDやFaceIDでアカウントのセキュリティを高めるのに有効。Mac、iPad、iPhone、Apple TVはもちろん、Apple以外のデバイスでも使えるって。

M2でゲームもパワーアップ。ゲームプレイ最適化用の新API「Metal 3」もリリースになります。

およん?日本語デモですね。『バイオハザード ヴィレッジ』とApple Siliconは相性ばっちり、とのこと。ちょっと噛みながら熱く語ってます!

Macゲーマーのみなさまに。MetalFX UpscalingはNvidia DLSS対応。てことはMacBookでもこれクラスのゲームができるのかもしれませんね。

次はFaceTime。

Continuityでデバイス間のデータやアプリの移動もシームレスに。

MacBookにiPhoneを取り付けて、iPhoneの超広角カメラでFaceTime。そんなこともできます。

(このiPhoneホルダーはBelkinが製造するそうですよ?)

次はiPadOS

新OSはコラボしやすい工夫がいろいろ施されてます。

んー、コラボ中の相手が開いたタブもわかるって。ひゃ~。

iPadOS 16のCollaboration APIを使えば、サードパーティーアプリでもコラボまわりの便利機能が使えます。

FreeformはGoogle NotesとかOneNoteみたいなメモ機能。macOS、iPadO、iOSに年内登場。

iPad OSもMetal 3対応になって、ゲームをバックグラウンドでダウンロードできたり、ゲームも進化。デスクトップ級のゲームが手のひらで楽しめます。

そして、Game Center一新。

macOS Venturaで紹介された新UIのStage Managerも、iPadにきますよ(iPad ProもiPad AirもM1だけどね)。

またまたStage Managerのデモです。使用中のウィンドウが2枚ある場合、1枚を左に動かすと、あら不思議。もう1枚が右に自動で移動しますよ? わーかゆいところに手が届くような改善ですねー。

あれ? iPasOS終わったー。VRもARのRの字もなかったぞ?

MagSafeよりVR/ARは?と叫びながらティム・クックを見守るわれわれ…。

ちなみにOSのリリース時期は、パブリックベータが7月、正式リリースは秋です。

以上、WWDCキーノートでした!

RSS情報:https://www.roomie.jp/2022/06/841512/