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築23年の賃貸マンションにお気に入りの雑貨とDIYで工夫を加えて。夫婦で作り出す“居心地の良いリビング”の作り方とは?(熊本県)|みんなの部屋

2022/06/02 14:00 投稿

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Photographed by Dai Hashimoto 熊本市の中心街にありながら落ち着いた雰囲気の呉服町。町人や商人の街として発展したこの街は今でもその面影が残されています。

歴史と新しさを同時にを感じることができるこの場所に、圭史さんとあかりさんのご家族の住まいはありました。

名前(職業):椿田圭史さん(美容師兼カメラマン)、あかりさん(専業主婦)、5才男の子、4才女の子
場所:熊本県中央区呉服町
広さ:65㎡/3LDK
家賃:87,000円
築年数:築23年
間取り図:

間取り図:ライフルホームズ

約2年前に今の賃貸マンションに引っ越してきたおふたり。インターホンを押すと、優しい笑顔が印象的な椿田さんご夫婦が迎え入れてくれました。

個性的な照明やさまざまな種類の植物が調和した部屋に入ると、初めて入った空間なのに不思議とホッとするような居心地の良さを感じます。

■目次
1. この部屋に決めた理由
2. 残念なところ
3. お気に入りの場所
4. お気に入りのアイテム
5. 暮らしのアイデア
6. これからの暮らし

この部屋に決めた理由

呉服町の家に住むまでは、熊本市東区に住んでいたというおふたり。この部屋を選んだ理由にも、優しく気遣いをされるおふたりらしいエピソードがありました。

「通勤がしやすい場所にしたいと呉服町近辺で探していたんですが、2LDKより広い部屋がなかなかなかったんです。利便性の良さと広さを気に入って、自分が決めました。

子どもがまだ小さいので騒音でご近所さんに迷惑をおかけするのが心配で、下の階の方に申し訳ないので3階以上はやめておこうかなと。そんな理由で2階のこの部屋に決めました」(圭史さん)

残念なところ

「2階ということもあり、路面電車の音が響くことですね。朝も夜も結構音がして、夜は11時過ぎくらいまで少し騒がしいかな」(あかりさん)

確かに日中に行ったこの取材中も路面電車の音がよく聞こえ、静かな朝晩はさらに音が響きそう。風情のある町ではありますが、路線沿いの住まい特有の悩みとも言えそうです。

「あとは床と壁紙にどうしても賃貸感が出てしまうことですね。仕方がないことなんですけどね……」(圭史さん)

お気に入りの場所

圭史さんの書斎

圭史さんのお気に入りの場所はリビング奥にある書斎。案内してもらうと、なにやら良い香りが。

「これは熊本市中央区にあるセレクトショップEMILIANOのオリジナルのイノセンスバーナー。この3月に美容師として勤務していた店舗を退職する際に、プレゼントとしていただきました。嬉しいですね。

それまではあんまりお香を楽しむことってなかったんですけど、すごく気に入ってます。お香はKUUMBAのものを使っています」(圭史さん)

良い香りを感じながら、飾ってあったフランスのパピエダルメニイのお香にも興味津々なわたしに「ひとつあげますよ」と渡してくれました。なんと優しい……!

「これ、置いておくだけでも良い香りがするんです。火をつけて楽しむこともありますが、すぐに燃えてしまいます(笑)。名刺入れに入れておくと良い香りになるので、そんな使い方もおすすめです。

古着屋のCOUGで買ったんです」(圭史さん)

作業がしやすそうな大きなデスクはLOWYAのもの。

「このデスクはカメラマンの大くん(撮影者/橋本大)に教えてもらったんです。いずれはデスクトップパソコンを買って置きたいなと思って。

4月から美容師兼カメラマンとして独立したので、広いデスクは買って良かったですね」(圭史さん)

居心地の良いリビング

家族が集う場所であるリビングが、あかりさんのお気に入りの場所。

「やっぱりリビングが一番好きです。子どもがいるので片付けるのは大変ですけどね。キャラクターのアイテムとかおもちゃとか、いつの間にかテレビ台の上に置かれているときもあります(笑)。

あとは夫と同じく飾ってあるイラストを眺める時間が好きで。」(あかりさん)

と指さしたのは、壁に飾られた1枚のイラスト。

「イラストレーターのmokaさんのもので、2021年の9月ごろに購入しました。Green&Red racineで購入した植物も一緒に飾って、わたしも夫も気に入っている空間ですね」(あかりさん)

「上乃裏(熊本市中心街に位置する通り)に本店があるAND COFFEE ROASTERSによく行くんですが、そこでmokaさんが個展をされていて、ご本人とお話ししながらイラストを拝見して。実際にお話しできたことで作品により魅力を感じて、思わず購入しました」(圭史さん)

お気に入りのアイテム

ACME Furnitureのラグ

圭史さんのお気に入りのアイテムは、リビングに敷かれたラグ。

「子どもがいるのでなかなか買いたいと思うものを揃えられず、妥協したものもあったんですが、このラグは気に入ってACME Furnitureで購入しました。価格は4万円程度で一目惚れ。柄がすごく気に入っていてます。」(圭史さん)

香りのアイテムたち

先述したイノセンスバーナーの他にも、ロウソクやディフューザーなど香りのアイテムが各お部屋に置かれています。

「グリーンと透明の香水入れは後輩が営んでいるemuyで買ったもので。確かモロッコ雑貨を取り扱っている期間だったのかな。

香りの、その時の思い出まで蘇るような感覚が好きなんです。旅先でもちょいちょい買ってしまいます(笑)。リラックスしたいときや、来客がある時に使っていますよ」(圭史さん)

ヴィンテージ感漂うグリーンのベッドサイドランプ

あかりさんは寝室のランプがお気に入り。重厚感がありながらもナチュラルな木製のスタンドはグリーンに彩られており、あたたかな光が部屋全体を照らします。

「これはインテリアを取り扱うFillで購入したものです。夜寝る前に点けて、子どもたちに絵本を読んだりしてます。

わたしたちも本が好きで、それぞれが本を読むときに点けたり。このグリーンの色合いが素敵ですよね」(あかりさん)

集めているフラワーベース

玄関やリビング、キッチンや寝室など、部屋のあらゆる場所に置かれたフラワーベースもお気に入りのアイテムたち。

「行った先々のお店でフラワーベースを買って集めています。すごく気に入ったのに重くて使っていないものもありますけど、また素敵なものに出会ったら欲しいですね」(あかりさん)

家族写真

キッチンの入口には家族4人で撮影してもらったという写真が。リビングのインテリアにも溶け込んでいます。

「キッチン横に飾っている家族写真は、3年前に中学のバスケ部の先輩だった方に撮っていただいたものです。カメラマンの山本勇夢さんという方で、すごく気に入ってます。家族写真ってなかなか撮らないですし、とても良い思い出になりました」(圭史さん)

暮らしのアイデア

無印良品のトタンボックスで隠す収納

圭史さんの書斎は仕事道具から趣味のものまで、物は多いながらも整然としています。そのコツを聞いてみました。

「コツというわけではないんですが、無印良品で購入したトタンボックスに見せたくないものを入れています。ごちゃつきがちなものだとか、インテリアを損なうものはここに収納してます」(圭史さん)

古物屋で見つけた瓶を貯金箱に

リビングに置かれた存在感のある大きな瓶。最近購入したという瓶の中には、500円玉がいくつか入っていました。

「この瓶はミ・エスティーロという古着屋で購入して、最近500円玉貯金を始めました。旅行や車、家の購入などに役立つといいなと。始めたばかりで気が早いんですが、貯まったときのことを考えるとワクワクしてます(笑)」(あかりさん)

圭史さんがDIYしたキッチンの調味料棚

キッチンの奥にある棚も素敵ですね、と声をかけるとなんと圭史さんの手作りなんだとか。

「このキッチンのデッドスペースを有効活用したくて、夫がDIYして作ってくれました。上手ですよね。基本的にはわたしが毎日の料理をしていますが、夫もカレーやカルボナーラといった料理をしてくれて。すごく美味しいんですよ」(あかりさん)

これからの暮らし

「いずれは中古マンションを買ってリノベーションしたいですね。リビングのソファとデスクも新調したいんですけど、子どもがまだ小さいのでもう少ししてからかな。すでにPACIFIC FURNITUREで買おうと決めてます。」(圭史さん)

「わたしはいずれは一軒家が欲しいな。あとはソファとベッドが欲しい。いま座ってるこのリビングのソファは子どもがハサミで座面を切り裂いちゃって。本当ワイルドなんですけど(笑)。

ベッドもまだ買って間もないのにフレームが壊れちゃったので、もう少し高さのあるベッドが欲しいですね。床との設置面の汚れが気になったり、掃除もしにくいので。あともう少し子どもが大きくなったら、色々揃えることができそうです」(あかりさん)

「わたしよりインテリアに熱心な夫が、勝手にインテリア品を買ってきますね」と笑うあかりさんはどこか嬉しそう。

出かけた先々のお店で、それぞれが気に入ったものを言えに持ち帰り楽しむ。古いものから新しいものまで、そのどれもが調和しながら飾られ、バランスのある落ち着いた空間になっていました。

「子どもがいるとなかなか好きに家具は買えないですよね」とこぼしながらも、取材中も椿田さん夫婦はずっと笑顔でした。

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