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まるでからくり屋敷! 隠し部屋に遊びごころをくすぐられる、趣味を満喫できる平屋風戸建て(三重県桑名市)|みんなの部屋

2022/05/27 14:00 投稿

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Photographed by tsubottlee 三重県は名古屋から電車で30分ほど。高速道路網も万全で、近隣の都市にもアクセスのいい桑名市。最寄りの駅から車で10分ほどの閑静な住宅街に、今回ご紹介する水谷さん夫妻の住まいはありました。

お名前(職業):水谷さん(会社員)、奥さん(会社員)
場所:三重県桑名市
面積:98㎡/4LDK
建築費:約2,200万円
築年数:築1年
住宅の形態:戸建て
間取り図:編集部作成

 

ご夫婦の地元で建てられたのは、外観は天井高のある平家のように見えながら、いたるところに仕掛けが隠された遊び心あふれる2階建の家。

昔から好きだったという北欧家具を中心とした住まいづくりをはじめ、コロナ禍を経て変わったと話すものの選び方などについて、お話を伺ってきました。

■目次
1. お気に入りの場所
2. この部屋に決めた理由
3. 残念なところ
4. お気に入りのアイテム
5. 暮らしのアイデア
6. これからの暮らし

お気に入りの場所

一人時間を満喫できる隠し部屋

奥さんが住まいを建てるにあたって絶対に欲しかったと話すのが隠し部屋。

一見、本棚が備え付けられた普通の廊下に見えますが、本棚を押し込むと……。

中には漫画やゲームが並ぶ、インドア派にとって夢のような空間が広がっていました。

「入口が分からない部屋が欲しいとオーダーして作っていただいた部屋です。設計士さんが以前、隠し部屋を別の住まいで作られていたこともあり、お願いをするとすごく前向きに取り込んでいただけました。

お家での一人時間の多くはここで過ごしています。冬の時期はこたつを置いて、主人と一緒に漫画をたくさん読みましたね」(奥さん)

エアコン付きで季節問わず楽しめる他、室内窓もあるため、1階にいるご主人とも会話ができる設計になっていました。

「昔からゲームや漫画が好きで、外に出なくても家で何日でも過ごすことができるタイプだったので、一人の時間が満喫できる空間は絶対に作りたいと考えていました。まだ実家から持って来られていない漫画がたくさんあるので、収納とともに徐々に充実させていけたらと思います」(奥さん)

こだわりのスピーカーを眺められる階段

水谷さんの憩いの場となっていたのが、2階に続く階段スペース。

以前から欲しかったというListudeのスピーカーを横目に過ごせる、音楽好きにはたまらない特等席になっていました。

「このスピーカーを天井に吊るす設計は必ず叶えたかったので、とても気に入っています。部屋全体に音が行き渡るスピーカーですが、近くで聞くと音の粒まで感じられるんです。

休みの日に一人の時間を楽しめるときは、階段に座りながら大音量で音楽を楽しんだり、読書をしたりコーヒーを飲んだりしていますね」(水谷さん)

階段には、景観にも配慮されたポイントがありました。階段の真ん中部分、中庭を眺められる窓の前にあたる部分だけ、スチールの1枚板を活用して、景色を遮らないようにひと工夫。

「設計士さんの提案があったおかげでつくることができました。手すりも水道管を活用したものになっていて、こうした細かな部分へのこだわりが、住まいにより愛着を持たせてくれますね」(水谷さん)

大きな窓からの景色を楽しめるリビング

住まいを建てるにあたってもう1つお願いしたというのが、景色が眺められる空間。リビングスペースに設けられた大きな窓からは、自然の移ろいと人の暮らしが絵画のように広がって見えます。

「住まいを検討する中で、景色が楽しめる住まいづくりに関心が強くなり、リビングスペースに大きな窓を設けることに決めました。住宅につけるサイズではないため、最初は驚かれましたね」(水谷さん)

「目の前に公園が広がっているため、景色も常に変化があり、家にいる時は外を眺める時間がとても多いです。公園で散歩しているわんちゃん、元気よく遊んでいる子どもたち、植物の変化、天気による景色の違いを、毎日飽きずに眺めることができております」(水谷さん)

土地と設計により、1階部分が通常の住まいにおける2階の高さにあることから、日中は外から室内の様子が見えないように作られているのもポイント。夜はロールスクリーンを使うことで、見晴らしのいい景色を最大限楽しみながら暮らせる設計になっていました。

景観を楽しめるポイントは、敷地内にも。玄関やサニタリーから覗くお庭は、お二人が好きな京都の宿泊先から着想を得て設けた空間なのだそう。

「幅は細くても奥行きが感じられる、いわゆる京町屋的なつくりに憧れがあり、泊まったホテルの空間を参考に、中庭を作ってもらいました」(水谷さん)

この土地に決めた理由

水谷さんご夫妻の地元でもある土地で、物件選びから時間をかけて進めた住まいづくり。名古屋にもアクセスのいいエリアということで場所の目星をつけ、根気強くリサーチを続けたのだそう。

「土地が出てもすぐに買い手が見つかるという状況の中で、ようやく納得のいく環境で見つかったのが今の住まいでした。建てるにあたっても色々なハウスメーカーを回ったのですが、最終的にはYouTubeで見かけて好きだった住まいが偶然にも愛知県の工務店ということを知って、お願いすることを決めました」(水谷さん)

見つけた勢いのまま、工務店に飛び込んで決められたという水谷さん。工務店の方も独自で投稿していたYouTubeがきっかけであったことを、すごく喜んでくれたそうです。

残念なところ

バルコニーへの入口の高さ

どんな住まいでも、住んでみないと分からない部分はあるもの。水谷さんの住まいでも、バルコニーへと繋がる入口の段差に、不便だと思うポイントがあるそう。

「バルコニーへ出る時は気にならないのですが、バルコニーから戻る際に窓の片側にできた段差に気づかず、踏み外してしまいそうになることがあります。小さなところではありますが、段を作らなければよかったなと感じていますね」(奥さん)

お気に入りのアイテム

夫婦揃ってお気に入りのニーチェア

リビングで使われているニーチェアは、旅先で奥さんがその座り心地に一目惚れしたもの。

「僕自身は前から知っていたのですが、偶然一緒に行った旅先で見つけ、座ってもらったところ、妻にもすごく気に入ってもらえました。圧迫感もそこまでなく座り心地は抜群で、大変気に入っております。ゆらゆら揺れながら音楽を聴く時間が幸せです」(水谷さん)

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コロナで家にいる時間が増えた分、ゆっくりとくつろげるモノ選びをするようになったと話す水谷さん。

ソファもRe:CENOの座面が柔らかなものに変更するなど、長時間使っても負荷がなく、飽きのこないものを使われていました。

Graphpaperのデザイナーによるラグ

青色が特徴的なラグマットは、ご主人のお気に入りブランドGraphpaperのデザイナー・南貴之さんがデザインされたもの。

「昔から青色が好きで、キレイな青色のラグマットを探しており出会いました。近隣の愛知県で生産されているのも購入に繋がった理由です」(水谷さん)

レトロでかわいいunicoの化粧台

寝室にあるunicoの化粧台は、レトロなデザインが印象的。賃貸時代から奥さんが毎日使われている愛着のあるアイテムです。

「結婚後、賃貸に住む際に購入した化粧台です。木の色合いや脚の感じなどレトロな雰囲気が気に入って長く大切に使いたいと思い、購入しました」(奥さん)

ご家族から受け継がれたコーヒーミル

キッチンで使っているkalitaのコーヒーミルは、水谷さんがご家族から引き継がれたもの。30年以上使う中で、元々は明るかった金具も味わい深い色合いへと変化していました。

「両親が結婚した時にお祝いでもらったものを、家を建てた時に受け継ぎました。35年くらい前のものなのですが大切に使っています。

昔から機械ではなく手で豆を挽く姿を見てきたこともあり、自分も自然とミルを使うようになりました。このミルを使うとなんだかコーヒーが美味しくなるような気がします」(水谷さん)

暮らしのアイデア

​​北欧家具をベースに色を添えていく

住まいのルーツとしてあるのが水谷さんの実家にあった、木を中心とした住空間。そこから木の色合いを重視するようになったといいます。

「地元で北欧家具をたくさん扱っているお店に昔からよく通っていて、その頃から自分の中で理想のインテリア空間ができるようになりました。この家も北欧家具がベースになっていて、これから少しずつ色を添えていこうと思っています」(水谷さん)

色を加えるために探していきたいというのがポスター。海外の作品を住まいの余白に加えていきながら、彩りと思い入れのある住まいづくりを意識されていました。

平家のような住まいの使い方

寝室も、気分の切り替えができる大きな窓も全て1階スペースに設け、生活は全てワンフロアでできるように設計。長く住み続けることを考えた住まいに工夫していました。

「玄関までに階段を設けたこともあり、設計士さんからも住まいは階段なしで暮らせるようにと提案してもらいました。平家にも憧れがあったため、今の間取りは気に入っています」(水谷さん)

「外からは平家のように見える住まいでありながら、高さがあるため見晴らしもよく、朝起きたら大きな窓のカーテンを開け外の景色を見ながら深呼吸することが習慣になっています。暮らしの動線のよさはもちろん、天窓含め窓が多く、仕切りが少ないので住空間が明るいのも居心地がいいです」(水谷さん)

これからの暮らし

味わい深い住まいにしていきたい

住みはじめてまだ1年未満、バルコニーやお庭はもちろん、生活の中で住まいも変えていけたらと話す水谷さん。

「夫婦揃って京都が好きで、旅に出ることも好きなので、コロナが明けたらたくさん旅をして各地で出会った素敵なものを壁に飾りたいです。思い出とともに、家も味わいを出していけたらいいですね」(水谷さん)

「昨年の冬は雪がすごくてバルコニーでの時間やお庭の手入れもできなかったので、暖かくなる季節に合わせておうち時間の楽しみ方を増やしていけたらと思います」(奥さん)

思い入れのあるものに囲まれ、それぞれの時間を楽しんでいる水谷さんご夫妻の住まい。

窓からの景色同様、住まいの中も暮らしを通じてまだまだ変化していきそう。仲のいいご夫婦の大切な時間が刻まれることでどんな住まいが見られるのか、これからもとても楽しみです。

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