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“家族”が主役の部屋づくり。信濃川沿いの景色を望む、築39年リノベマンション(新潟県新潟市)|みんなの部屋

2021/08/21 14:00 投稿

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新潟県は本州日本海側最大の都市として、さまざまな企業のオフィスビルや商業施設、住宅などが密集している新潟市。

中心街へも徒歩でアクセスができる、のどかな信濃川沿いに今回ご紹介する佐藤さん一家の住まいはありました。

お名前(職業):佐藤アヤカさん(パート勤務)、ナオキさん(美容師)、あたろーくん
場所:新潟県新潟市
広さ:2LDK/72.45㎡
物件購入費:1,400万(リノベ費用込み)
築年数:39年
住宅の形態:中古マンションリノベ
間取り図:

編集部作成

 

ご夫妻は共に県内のご出身。仕事と子育てを両立できる、日当たりのいい住まいをと賃貸物件を探すも見つからず、行き着いたのはリノベマンション。

自分たちらしい空間のためにつくられた設計とDIYの話を中心に、住まいづくりについてお話を伺ってきました。





お気に入りの場所

川沿いの景色が見える窓際

お部屋に入ってまず印象的だったのが、窓から見える信濃川沿いの風景。

「開放感のある風景が好きですね。川沿いということもあり、風も入ってきて心地よいです。遮光カーテンは付けずにガーゼ生地のカーテンのみにしたので、柔らかい光の入り方が気に入っています」(アヤカさん)

「日中はもちろんですが、夜も川沿いの中心街からなる夜景が綺麗ですし、夏場は花火も見えるのですごく気に入っています」(ナオキさん)

日当たりのいいベランダでは、家庭菜園も。季節に合わせて1日中さまざまな楽しみ方ができる窓際っていいですね。

子どもの様子がすぐ分かるおもちゃゾーン

ダイニングとリビングの間の壁に用意されていたのがおもちゃスペース。3歳のあたろーくんのお気に入りが詰まっています。

「子どもにも自分の物、場所を大切にしてあげたいので、取り付けの壁とIKEAの収納棚を置いておもちゃゾーンをつくりました」(アヤカさん)

「男の子ならではなのか、並べたがるので飾れるようにしました。子どもの物は隅っこになりがちですが、部屋の真ん中に配置して一緒に楽しんでいます。本人もみんなに見られながら遊ぶ方が安心して見えますね」(アヤカさん)

キッチンからは死角になりがちな部屋奥のテレビ前スペースに対して、目の届くおもちゃスペースで遊んでもらえるとお母さんとしても安心ですね。

差し色が映えるテレビ周り

シンプルな壁や床の色合いに対して、目を引いたのがテレビ周りの壁面。落ち着きのある深緑が空間を引き締めていました。

「コンクリート壁で、壁に飾ることが難しかったのでクロスでアクセントをつけました。深緑カラーは、黒いテレビも浮かせずに空間に馴染ませてくれる気がします」(アヤカさん)

「テレビ台も既製品ではちょうどいいサイズ感のものが見つからなかったので、リノベーション工事のときに大工さんにつくってもらいました」(アヤカさん)

今はまだ物数が多くないものの、お子さんの成長と合わせて装飾も進めていきたいスペースとのこと。どういった色合いが加わっていくのか楽しみです。

この部屋に決めた理由

日々を心地よく暮らせる住まい

お仕事の関係で、東京に住まわれていた佐藤さんが新潟に戻って少し経ってからはじめた住まい探し。以前の住まいは日当たりがよくなかったことから、職場の距離も含めた立地や間取りから住まい探しをスタートされたそう。

「最初は賃貸で探していましたがなかなかいい物件がなく、中古物件に切り替えて探すことになりました。知り合いが紹介してくれたこの住まいはリノベーション予定だったこともあり、部屋状態は気にせず日当たりのよさを重視しましたね」(アヤカさん)

中心地にも近い人気のエリアということで急いで決められた住まいでしたが、実際に住んでみて環境のよさを再確認することが多いのだとか。

「オートロックのない古いマンションですが、住民同士の挨拶やコミュニケーションも多く、結果、安心して暮らせています」(アヤカさん)

リノベーション実施前のちょうどいいタイミングで出会えた

この住まいは、本来リノベーションを管理組合が行って売り出される予定だった住まい。そのため、業者は変えられずも可能な範囲で間取りなどの意向は伝えられたのだとか。

「たまたま工事前だったということもあり、床材、壁材なども含めて決めていきました。1つずつサンプルを見て選んでいったので時間と手間はかかりましたが、その分、納得できる住まいになりましたね」(ナオキさん)

残念なところ

エアコンが付けられない部屋があること

日当たりもよく、風も抜ける心地よいリビングスペースとは反対に、共用部の廊下に面した部屋は使い道に悩んでいるそう。

「共有廊下側の部屋は、室外機が付けられないためエアコンがありません。そのため、特に夏の時期は使い勝手が悪いですね。将来的には子ども部屋にと思っていますが、今は前の部屋から引っ越しのときに持ってきたベッドやジャングルジムなどの荷物置き場になっており、もったいなく思っています」(アヤカさん)

子どもがいる生活に適したインテリア選び

インテリア選びの観点では、はじめてお子さんと暮らす中で気づきがありました。

「引っ越しと同時に買ったソファが少し邪魔になってきています。ソファは部屋に当たり前にあるものかと思っていましたが、子どもがいる生活になり、地べたスタイルが楽になってきてしまって。サイズがある分、レイアウトも制限されてしまうのが困りどころですね」(アヤカさん)

お気に入りのアイテム

DIYでディスプレイしたお気に入りのラグ

ダイニングスペースを彩るのがBFGFのラグ。お気に入りのラグだからこそ、今はディスプレイとして飾られているそう。

「夫婦で一目惚れしてネット戦争を制して購入しました。今は子どもが小さいので、ラグとして使うのがもったいなくて壁に飾っています」(アヤカさん)

コンクリートの住まいは壁への打ち付けができないため、DIYで木枠をつくり、カインズで購入した金具をストッパーとして活用されていました。

実用性とデザインを兼ねた石鹸ホルダー

キッチンと浴室で使われていたのが、DULTONの石鹸ホルダー。石鹸に装着した磁石付きの金具を埋め込むことで、台座なく、浮かせて使えるホルダーです。

「最近購入したばかりのアイテムで、地味ですが活躍してくれているアイテムです。食器洗剤は固形派なので実用性とデザインも気に入っていますね」(アヤカさん)

アウトドアでも使えるローテーブル

リビングで、ご主人の簡単な作業スペースとしても活躍していたのがYOKAのローテーブル

「新潟のApartmentというお店で購入しました。本体が軽くて、ラフに使えるので気に入っています。解体もできるので外に持ち出して使えるのもいいところです」(ナオキさん)

暮らしに合わせて模様替えすることが多いという佐藤さんの住まいだからこそ、より使い勝手がよさそうですね。

子どもの似顔絵

おもちゃスペースの上、リノベーション時につくってもらったと話す飾り棚に飾られていたのが、あたろーくんの似顔絵でした。

「近くにあるdAb COFFEE STOREさんでアーティストのLee Izumidaさんに描いていただいた似顔絵です。中心街にもアクセスのいい住まいだからこそ、町のイベントにも積極的に参加しています」(アヤカさん)

暮らしのアイデア

DIYで自分たちらしい部屋をつくる

自分たちらしい空間にするため、現在の住まいの脇を固めているのはご主人がDIYでつくったアイテムたち。

収納ボックスは車輪を付けて、取り出しやすい収納へひと工夫。

シューズボックスもDIYで作成。

DIYするときはアヤカさん監督のもと、ご主人がベランダでつくられているのだそう。使い勝手のいいインテリアは、ご夫婦のチームワークの賜物ですね。

「インテリアを購入する際も、どちらかの好みに偏るのではなく、家族が似合う家になるようにどんなに小さい物を買うときも相談します。共通の友人が多いので、自分たちらしさの出ている『集まる家』づくりができたらなと思っています」(アヤカさん)

これからの暮らし

家族で暮らしを楽しみたい

コロナの影響もあり、外に出る機会が減った分、住まいで家族と過ごす時間が増えたと話す佐藤さん夫妻。住まいをよりよい空間にすべく工夫したことも増えたそう。

「朝ごはんをテーブルセットして食べてみたり、自分でジンジャーシロップをつくったり、暮らしを楽しみながら発信できることをたくさんしていきたいと思うようになりました」(アヤカさん)

「住みはじめの頃と比べて子どもも大きくなってきたので、小物をディスプレイして楽しみたいですね。街中で見つけた地元のものも活かしながら、家族で『暮らし』を楽しみたいです」(アヤカさん)

窓から見える景色と同様に、月日とともに変わる住まいの姿と使い方。あたろーくんの成長とともに、今後新しく加わるインテリアも多くありそうです。

川から流れる風に乗って、あたろーくんを囲む、家族の楽しい会話が今日も住まいを吹き抜けています。

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