どの本を読んでいてもついつい手を止めてしまうのが、食べ物が登場する場面。料理中のてきぱきとした手付き、出てきた食べ物の描写も含めて、食べ物が出てくるとちょっとワクワクしませんか?
日常生活に「食べ物」は必要不可欠。今日は「毎日の食事がちょっと楽しくなる」3冊をご紹介します。
昔を思い出す「食べ物」はありますか?
父親がよく買ってきたおみやげ、友人と一緒に食べ歩きしたホットスナック。「食べ物にまつわる思い出」は、誰もが持っているのではないでしょうか。
森下典子さんの『いとしいたべもの』は、23品の食べ物にまつわる記憶が綴られたエッセイ集です。
出てくる食べ物は、すべて身近なものばかり。例えば、昔ながらのラグビーボール型をした「オムライス」、家ごとに違いが出るであろう「サッポロ一番みそラーメン」、「塩鮭の皮やカマ」まで!
綴られているのは森下さんの記憶なのに、読んでいると自分自身の「味の記憶」もよみがえってくるから不思議です。いままで食べてきたものが、今日の自分を作っているのだなあ……。
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誰かとごはんを食べるしあわせ
誰かと一緒に食べるごはんは、特別な献立じゃなくても沁みるもの。
生活には「食事」が欠かせないのだということを、よしながふみさんの『きのう何食べた?』が改めて教えてくれました。
主人公は弁護士「シロさん」と美容師「ケンジ」。二人や、二人の周囲の人たちの生活を、食卓を通してゆるやかに覗き見ることができる漫画です。
すべての話において「調理シーン」がかなり具体的に描かれているので、漫画に登場した献立を自宅で再現することもできます。主菜だけでなく副菜も含めた手順が掲載されていて、本当にありがたい!
何度か真似して作ってみましたが、どれもすごくおいしかったです。特に16巻の「ドライフルーツ入りフローズンヨーグルト」は今年の夏もリピートしたいな~。
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自分好みのスパイスカレーに出会える
食事の時間が楽しいのはもちろんですが、料理を作っている時間も楽しみたい!
そんな方には、水野仁輔さんの『スパイスカレーを作る 自分好みのカレーが作れるメソッド&テクニック』を強くおすすめします。
こんなところまで教えてくれるんですか!? と言いたくなるぐらい、細かいメソッドがてんこもり。スパイスメソッド(スパイスをブレンドするときの考え方)まで網羅されているので、自分好みのカレーを自分で組み立てて作ることができるという魔の一冊なんです。
「今度はこのスパイスをこの配合で組み合わせてみようかな、ああでもこっちも捨てがたいな……」と、料理を始める前の時間すらも楽しくしてくれますよ。
もちろん、初心者の方にもおすすめです!
スパイスカレーを作る-自分好みのカレーが作れるメソッド&テクニック-
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生きる上で欠かせない「食」。
食事の時間がちょっと楽しくなることで、生活もちょっと豊かになる気がします。
気になった一冊があればぜひ手に取ってみてくださいね!
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