ないのなら、作ってしまえ、ベッド下収納。

自宅のベッド下を有効に活用しようとしても、サイズの合うケース探しが大変だったり、それがあったとしてもケースが丸見えだと生活感が溢れたりと、なかなかうまくいかず頓挫した人も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、連載「みんなの部屋」からプロの設計した「こだわりのベッド下(寝室下)収納」をご紹介。

家づくりのプロってすごい、いろんな意味でそう思いました。

読書家の夢を叶えるベッド収納

漆原さん宅のベッドは、同じく「みんなの部屋」の出演者である建築家の泉さん・直子さん夫婦が設計したオリジナル。

漆原さんの「本をたくさん収納したい」という要望を叶えるために、ベッドまわりを囲むかたちで本棚を設置しつつ、ベッド下のスペースには冬用の布団や大きめの荷物を収納できるスペースも確保。

Photographed by Daisuke Ishizaka

既成のベッドフレームでは実現が難しい要望を最大限叶えた設計は、プロの腕前があってこそ。漆原さんのようにたくさんの本を家に置いている人には、たまらないベッド下の活用法です。


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家具職人の友人と共作したこだわりベッド

中野区にお住まいの岡本さんカップルのお住まいは、家具のほとんどを建築設計士の隼樹さんが自ら作成。

そんなこだわりの家具郡のなかでも頭一つ完成度が高いのが、家具職人の友人と共作したベッドです。

設計期間を含めると完成までに半年ほどかかったというこのベッドには、パネルで隠せるコード類の収納スペースが設けられていたりと、随所に工夫が盛り込まれています。

Photographed by Kayoko Yamamoto

また、もうひとつのポイントとして、ベッド下には大きな収納スペースが用意されています。

ここに来客用の寝具などをまとめておくことで、モノが少なく、スッキリとした見た目のお部屋になっているんですね。


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寝室をタテに区切るという驚きのアイデア

冨岡さん家族のお住まいは、LIXILのプロダクトデザイナーを務める陽一郎さんが大まかな間取りやレイアウトを考え、それを元に一級建築士事務所.8/TENHACHIを主宰する佐藤さん・佐々木さん夫妻が設計したリノベマンション。

玄関脇の小さな階段を上った先のロフトスペースには、隠れ家のようなベッドルームが!

Photographed by Norihito Yamauchi

そしてこのベッドルームの下は大きな収納スペースとなっており、キャリーケースなどの大物を収めています。

ベッドルーム自体をタテに区切るというアイデアは設計段階で盛り込まなければなりませんが、将来自分で住まいの間取りを考えることがあれば、積極的に真似してみたいものです。


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