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インテリア雑誌の編集者からフリーライターへ転身した女性が、パートナーとふたりで暮らすリノベ部屋(三鷹)|みんなの部屋

2021/01/18 14:00 投稿

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ジブリ美術館や井の頭恩賜公園で有名なJR三鷹駅。

隣の駅は住みたい街ランキングで常に上位に挙がる吉祥寺があり、沿線には新宿、中野、高円寺、荻窪などがあるほどの好立地です。

名前(職業):ASAKOさん(フリーライター)、MAKOTOさん(会社員)
場所:三鷹
面積:55㎡
リノベーション費用:約600万円
築年数:22年

「買い物も都心への交通アクセスも便利」、「公園が近くて緑も多い」など、暮らしやすい条件が揃った三鷹に長年住んでいるフリーライターのASAKOさん。

前職はインテリア雑誌の編集者だけあって、お部屋づくりの知識も情報も豊富!

そんなASAKOさんが、パートナーのMAKOTOさんとの同居を機にリノベーションしたお部屋を尋ねました。

お気に入りの場所

オープンキッチンのLDK

ASAKOさんのお気に入りの場所は、アイラーセンのソファが主役のLDK。

「キッチン、リビングダイニング、和室をリノベでワンルームにしたLDKは、広々とした開放感のある空間でとっても居心地がいいんです。

リビングではソファに座ったり、横になったりしてタブレットを見て過ごしています。今はメルカリにハマっていて、売れ行きをチェックしたりもしています」

「アイラーセンのソファは販売代理店のACTUSの店員さんが自腹で買っているらしくて、『相当いいものなんだろうなぁ』とずっと気になっていたんです。

だから、リノベしたタイミングでリビングに置こうと思って買いました。

ラグは『リビングハウス』で買った、イタリアの『Calligaris / カリガリス』で、ソファスペースを強調するために敷いています」

「壁に飾っているフレームアートは、『クラッシュゲート』で買いました。

波のようなデザインがソファの生地のコーデュロイに合うなと思って、一目惚れです」

「クッションはH.P.DECOなどで買いました」

「テレビ台は長野県の『HUMP/ハンプ』にカスタムオーダーしたものです」

「編集者時代に色々な家を取材したのですが、テレビが悪目立ちしていてもったいないと感じる部屋が時々あったんです」

「でも、黒を使った家具と合わせると悪目立ち感が収まるというインテリアのプロの方の記事を読んで、黒いアイアンと木の組み合わせのテレビ台を探してやっと見つけたのがこれでした。

到着まで3ヶ月くらいかかったので、届いたときはすごく嬉しかったです!」

「ダイニングの椅子は、伊勢原市にある『北欧家具talo』、『SEMPRE』。ベンチは名古屋の『NAUT』でオーダーしました」

この家に決めた理由とリノベーションのポイント

共働きの2人が生活しやすい部屋に

ここはもともとASAKOさんのご両親が購入した家。そこに長年、家賃を払いながら住んでいたそうです。

ところが名義人だったお父様が2016年に他界され、ASAKOさんが相続することに。

そして、相続後にリノベを決定。数あるリフォーム会社の中から、『スタイル工房』にお願いしたそうです。

「インテリア雑誌の仕事をしていたときに、スタイル工房さんの施工事例がいいと思っていて、工事費も良心的だったのでお願いしました。

リノベしたのは、LDKと洗面所、玄関。今LDKになっていることころは、以前、キッチン、リビングダイニング(LD)、和室に分かれていました。

和室は物置き兼着替え部屋と化していて、もったいなかったので、『和室をつぶして広々としたLDにしたい』と設計士さんに伝えたんです。

それ以外にも、『パートナーと一緒に住んでいるので、共働きの2人が生活しやすい部屋にしたい』、『床に無垢材を使いたい』などの希望を伝えました」

それらを受けて設計士さんが提案してくれたのが、オープンキッチンのあるLDKでした。

「当初、キッチンを変える予定はなかったんですけど、設計士さんの提案がすごくよかったのと、キッチン本体の価格が30万円台と聞いて工事することを決めたんです」

「当時は会社員だったので、家で軽く仕事ができるようなスペースもキッチン脇に作りました。

でも、その1年後に会社を辞めてフリーランスになり、がっつり“自宅勤務”となったので、今はダイニングテーブルで仕事をしています。

床も希望通り無垢材にしました。リフォーム費用で1番高かったのが床ですね」

希望を伝えるためのノートを作り、打ち合わせをスムーズに

かつて、取材で訪れたデンマークの家にいたく感激したと話すASAKOさん。

それはどんな家だったのでしょうか?

「デンマークのお城から出たアンティークのクラシカルなテーブルに、モダンなセブンチェアを合わせていたところにグッときたんです。

それを見て以来、『いつか私も木のテーブルに黒の椅子を組み合わせた部屋に住みたい!!』と思っていたので、この部屋でそれを叶えました」

とても具体的に、「こういう部屋にしたかった」と話すASAKOさんですが、実は、リノベするときに設計士さんにご自分の希望を伝えるためのノートを作ったそうです。

「Pinterestや雑誌などで見て気に入ったものを印刷したり、切り抜いたりしたクリッピングノートを作りました。

設計士さんと同じものを見ながら話すのでズレがなくなってすごくよかったです。
今後、リノベしようと思っている方はこの方法、おすすめですよ!」

残念なこと、気になるところ

景観が良くない

「隣のビルの非常階段が窓の目の前にあって、踊り場にいる人が丸見えなんです。

それを目隠ししながらも光を入れられるようにブラインドにしています」

お気に入りのアイテム

「ルームズ」のルームシューズ

「グッドデザイン賞を受賞した「ルームズ」は1ヶ月くらい前に買いました。

お店で試し履きしたときに馴染みがよかったので買ったのですが、新品でも履いて20分もすると1年くらい履いているかのようになるんです。

汚れたら拭いてお手入れできるところも気に入っています」

合羽橋で買った食器とトング

「年に1回くらいレジャーも兼ねて合羽橋に行くんですが、そのときに買った楕円の白いお皿とトングをヘビロテしています。

お皿は黒点が入っているからとB級品になっていて安く買いました。楕円なので場所を取らないですし、おかずを2品置けるので使いやすいんです。

トングは料理好きな夫が『動作がプロっぽく見える』と気に入って使っています」

POOLE(プール)のカップ&ソーサー

キッチン脇のスペースにディスプレイされた、マットなグリーンとブルーのカップ&ソーサーはイギリスのPOOLEのもの。

日本とイギリスの2ヶ国で買い揃えたビンテージです。

「グリーンのポットとカップ&ソーサーは、日本のビンテージショップで買いました。マットな無地が素敵ですごく気に入っています。

その1年後くらいに仕事でイギリスに行ったときに色違いのカップ&ソーサーを見つけて、『私が持っているものの兄弟だ!』と思って日本に連れて帰ってきました。

グリーンのカップ&ソーサーは2客あったんですが、震災のときに1客割れてしまったんです」

今治タオル「kontex(コンテックス)」

「家のタオルは全部「kontex」で揃えています。

片面がガーゼになっている、スモーキーな色のシリーズが気に入っています」

卓球アイテム

「土日のどちらかにパートナーと卓球をしています。

彼は学生時代から卓球をしていて、今でも試合に出るほどなんです。

運動不足解消にもなるので3年くらい続けています」

暮らしのアイデア

S字フックを使って、衣類を収納

リビングの奥に作ったウォークインクローゼットは、もともと押し入れだった場所でおふたりの洋服などを収納。

壁は有孔ボードにし、インナーなどの収納はリノベ前から使っているカラーボックスを活用していらっしゃいます。

中でも目を引いたのは、大きなS字フックにボトムスをひっかけて収納していたこと。さっと引っ掛けるだけでいいので、すごく使いやすそう!

「以前はボトムスをタオルみたいにくるくる丸めて収納していたんですが、S字フックだと2秒で引っ掛けられて便利なんです。

大きめのS字フックは無印良品で買ったものだと思います」

これならマフラーなどもしまいやすそうですね。

収納する場所を決める

「キッチン下の引き出しには乾物などを入れていますが、手前は使用中のもの、後ろはストックと分けて収納しています。

このルールは2人で住むようになってから始めましたが、どこに何があるかわかるので便利です」

見せるものと見せないものを意識する

「リノベを機に外から見える場所にある“とりあえず”で買った100均のものを、見えない場所にしまいました。

そうすることでお気に入りだけが目に入る空間になるんですよね」

靴は爪先を前に向けて置く

「かかと側を前にして収納している人が多いと思うのですが、うちでは爪先側を前にしています。

そのほうが靴の顔がわかるというか、洋服とのコーディネートを考えやすいんですよね」

これからの暮らし

「リノベしたことで自宅がストレスのない、お気に入りの空間になったので、これからもここでパートナーと2人で仲良く暮らしていけたらと思っています。

あと、今はマキタの掃除機で掃除しているので、今後はルンバを買いたいです」

国内外問わず、様々なお部屋を取材してきたASAKOさん。

これまでの経験で培った情報や知識と、「これが好き!」というインスピレーションを大切に作り上げた住まいには、「なぜ、これを選んだのか?」という理由やストーリーがあり、どこを切り取ってもASAKOさんにしか作り上げられない心地よさが漲っていました。

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