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暖かみのあるアンティーク家具と無機質なコンクリート壁でつくる、ロフト付き2K(群馬県 前橋市)|みんなの部屋

2020/12/16 14:00 投稿

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群馬県・前橋駅から車で20分ほど。

日本三大河川・利根川近くの落ち着いたエリアに、今回ご紹介する大澤さんの住まいはあります。

お名前(職業):大澤さん灯螂舎オーナー、Web制作・ライターなどのフリーランス)
場所:群馬県前橋市
面積:2K(リビング+ロフト) 約43㎡
家賃:6万円(2人暮らし)
築年数:20年
住宅の形態:賃貸マンション

 

東京から群馬へと移住してきた当初は、まだ住まいも決まっていなかったという大澤さん。

検索でヒットしたデザイナーズ物件との偶然の出会いから、今では前橋で「灯螂舎」という昆虫食カフェ兼博物ギャラリーの開店準備を進められるまでに。

独自の感覚で揃えられた古道具や、DIYで暮らしやすい工夫が施されたお部屋は、どのようにしてつくりあげられていったのか。お話を伺ってきました。

お気に入りの場所

部屋の決め手にもなった躯体のコンクリ壁

大澤さんのお部屋で印象的な、コンクリート壁とアンティーク家具の組み合わせ。

なるべくコンクリートの面が多い方がいいと、この部屋に決めたんだとか。

「同じマンションの中でもいくつか内覧させてもらう中で、コンクリートとベニヤの配分でコンクリートの割合が高いこの部屋を選びました。

購入してきたアンティーク家具とも相性がよくて、気に入っています」

また、無垢材の床であることも希望のうちのひとつ。

ただ、そういった物件は家賃が高いので諦め、この部屋では杉の無地板を通販で安く買い、下地にベニヤを張ってDIYしているそう。

“好き”が全面に感じられるデスク周り

大澤さん曰く、「お気に入りのコンクリート壁が全面に広がるデスク」は1番のポイント。

デスクとも相性ピッタリの椅子は、川越にあるPiENi KöTA(ピエニコタ)さんの古道具を、前橋にある委託販売先のyadorigi(ヤドリギ)さんの実店舗で最近購入したもの。

「色合いはもちろん、座り心地も良くて気に入っているインテリアですね」

お気に入りを中心としたリビングの食器棚周り

インテリアへのこだわりは、食器棚周りにも。大澤さんお気に入りの食器とも、ぴったりな色合いです。

「家具の中でもお気に入りのひとつが食器棚です。窓がモールガラスというのもお気に入りポイントで、中身を隠してくれるのがいいですね」

種類ごとに分けて収納しているという食器棚は、キッチンのすぐ側にあるため、使い勝手もよさそうです。

DIYで作成したキッチン周り

キッチンも、使いやすさを考えてDIY。

シンク周りの壁や収納には、床張りの時に余った端材を使用して、水気にも強いつくりにしているそう。

この部屋に決めた理由

ペットもOKなデザイナーズマンション

群馬への引越しと同時に、同棲を始めた大澤さん。

それでも引っ越してきた当初は住まいも決まっていない状態で、群馬に向かう電車の中でひたすら物件を探していたそう。

「ふたり暮らしでペット可の物件がなかなか見つからず諦めかけていた時に、この物件の大家さんが自ら運営されているサイトを見つけたんです。そこで直接連絡したところ、ペットについて快諾いただけたのでホッとしました」

また、以前から集めていたアンティークの家具が映える「デザイナーズ物件」であったことも、この部屋に決めた理由のひとつ。

インテリアが映えるこのお部屋で、これからもアンティーク家具の数を増やしていきたいと思っているんだそう。

残念なこと、気になること

想像以上だった冬場の冷え込み

熱伝導率が高いといわれるRC造のこの物件。覚悟はしていたものの、やはり冬場の暖房の効きの悪さが悩みだそうで……。

「夏場はまだなんとかなるのですが、冬場はもう一台暖房器具を稼働させてもまだ寒いです。

鉄筋コンクリート構造の宿命かなとも思い、室内でも厚着にすることでなんとかやり過ごしています」

ベニヤ壁部分の色味

「最初は、コンクリート面の対面にあるベニヤ部分の色合いで悩みました。黄色味が強い分、色合いが合わなくて。

壁紙を貼って統一させることも考えましたが、片面が本物だからこそ、浮いてしまいそうで……。

SNSの写真アングルがある程度固定されているのは、この色味のせいですね(笑)」

お気に入りのアイテム

ブリキ張りの木製ダストボックス

インテリアとしても気に入っているというダストボックスは、実は機能面でもかなり頼りになる存在。

「外側は木製なのですが、中身がブリキ張りになっているため、汚れはもちろん、湿気による匂いも拭き取ればなくなるんです。

古いものを手入れをして長く使いたいという思いがあるので、この配慮は嬉しいですね」

インテリアの色合いとも合う食器類

メインの食器はArabia社のルスカシリーズで統一。

引っ越して来る前に、都内のインテリアショップで机に置かれていたカップを見て使いやすそうだなと思ったのが最初の出会いだそう。

1年中使えるサーキュレーター

レトロでかわいらしいヴィンテージのサーキュレーターは、下北沢でジャンク品として購入したもの。修理してもらって、使っているんだそう。

「風力が強くて、夏場はクーラーの冷風を、冬場はヒーターの温風を部屋中に行き渡らせてくれます。1年中稼働していますね。

ただ、音も大きいので使用中はテレビや映画を見るのは難しいです」

デザインも使い勝手もいいベルキンの10口タップ 

壁についた電源タップは、3口や5口のものでは数が足りず、10口あるベルキンのタップを使っているそう。

「一気に全て消したりできるので、使い勝手がいいです。

日本の製品だとどうしても白いプラスチック製のものが多く、部屋との相性がイマイチなので、デザイン面でもこのタップは気に入っています」

暮らしのアイデア

家具は基本的に「現代でも十分に使える」古いものを選ぶ

住まいにあるものは徹底して古道具で揃えている大澤さん。爬虫類の飼育ケースまで、元駄菓子屋のディスプレイを使っていました。

「古いものがデザインとして好きだというのももちろんありますし、ペットの餌など細かいものが多いので、生活感を出さない、隠せる収納が多いかもしれません。

それに、昔からの商品はサイズ感が大きなものでも造りがしっかりしているので、長く使えそうだなという安心感があります」

季節によってワーキングスペースを変える

気になっているポイントでも出てきた室温については、作業スペースを季節によって変えることで対策しているのだとか。

「ロフトスペースに窓がないので、夏場はリビングスペースで仕事することが多いですね。

ただ冬場がどうしても寒くて、今年はコタツを購入してロフトスペースで作業しています」

フリマアプリでそれぞれ揃えたというやぐらと天板は、お部屋の雰囲気にもピッタリ。

作業に集中しやすい文机はdenbeeさんのネットショップで購入したそうです。

家電類は最小限の機能のものを最低限所有する

「家電類もレトロ家電で揃えていて、電子レンジにはA-stageさんの『S-cubism』を使っています。

多機能なものは便利だとは思うのですが、どちらかというと使いたいと思える機能が最小限ついた製品を選ぶようにしていますね。

デザインを重視すると、ものによっては機能が抑えられてしまうこともありますが、それでモノを増やすことはせず、生活の中で最低限必要なものを大切に使おうという気持ちが強いです」

これからの暮らし

窓際周りの活用法を考えたい

床をはじめとして、気になっている部分はほとんど改装し終えたという大澤さん。そんな中、住んでみて気になってきた部分も。

「カーテンは住みはじめたころから布一枚だけなんですが、防寒の関係で、冬場だけでも普通のカーテンにしてもいいのかなと感じはじめています。

また、ベランダも現状手付かずなので、板をしいて活用の幅を広げてもいいかもしれませんね」

空き家をリノベーションして、心行くまま住みたい住まいを

「元々、群馬に引っ越して来る前から、西東京で空き家を改装して住みたいなという思いがあって。

北関東で街並みもキレイな場所を見つけて、ワーキングスペースなども併設した暮らしなんていいかもしれませんね」

今回の取材で、「住まいに必要なインテリアは揃えられてきた」と話していた大澤さん。

好きなものを突き詰める情熱が、次はどんな住まいや暮らしに繋がっていくのか、今からとても楽しみです。

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