スポークはもう過去のものだ。
前輪も後輪も車輪の中が空っぽで、ハブもスポークもない未来のeバイク「beno」。これが開発期間4年の歳月を経て、やっと予約が始まりました。
この投稿をInstagramで見るReevo™- The Hubless E-bike(@reevo_bikes)がシェアした投稿 – 2020年 9月月5日午前6時13分PDT
スペック
「beno」はアメリカ向けだと750Wモーターを搭載し、電動アシストとスロットルで漕がずに走れます。
そして脱着可能なバッテリーは48Vで充電時間は3時間。最高時速は40kmとのことです。
加えて前後のリム(のカバー)には、暗さを感知して自動で点灯する前照灯と、ウィンカーを兼ねたブレーキランプもあります。
一応、欧州向けだと250Wで電アシのみとなっています。もしも日本にやってくるのであれば、こっちのモデルになるでしょうね。
指紋認証とGPSで盗難防止
この斬新さは、どっかに停めてたら一発で盗られるのは必至でしょう。
なので指紋認証を使って車輪をフレーム内で施錠&解錠し、万が一持って行かれた時のため動体検知の結果をGPS経由でスマホに表示する機能も搭載しています。
この投稿をInstagramで見るReevo™- The Hubless E-bike(@reevo_bikes)がシェアした投稿 – 2020年 9月月12日午前9時40分PDT
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どうやってハブレスにしているの?
これはよく見ると、フロントフォークが片持ちになっているのも見逃せない点です。
右サイドの写真を見ると、フォークとリムカバーが一体化しているようなので、ここで車輪が潰れないよう支えることになり、回転するのはゴムのタイヤとカバー内部に隠れたリムだけなのだと思います。
そうでなければ前照灯も一緒に回転してしまいますもんね。それに伴い、ブレーキシューが下から上向きに設置されているのも独特だなと思います。
この投稿をInstagramで見るEngineered to perfection #reevo #reevobikes #hubless #ebikelife #ebikestyle
Reevo™- The Hubless E-bike(@reevo_bikes)がシェアした投稿 – 2020年 9月月7日午前10時24分PDT
後輪に関してもカバーに大きな縦型の溝があるので、実は前輪と同じく片持ちになっているのかなと思われます。
この投稿をInstagramで見るReevo™- The Hubless E-bike(@reevo_bikes)がシェアした投稿 – 2020年 9月月1日午前8時57分PDT
輪っか内の空間で荷物を運べる
ちょっとおもしろいのは、何もないタイヤの空間に専用バッグを取り付け、そこを収納スペースにしてしまう点。
大きなものは運べませんが、ショルダーバッグ程度のものが前後で運べます。
この投稿をInstagramで見るReevo™- The Hubless E-bike(@reevo_bikes)がシェアした投稿 – 2020年 9月月13日午後5時36分PDT
ちなみにキックスタンドは隠れており、ペダル側から引き出します。
予約をすれば20万円
「Reevo」は定価が3,349ドル(約35万3,800円)ですが、予約をすれば43%オフの1,899ドル(約20万円)でゲットできるとのこと。
かつてはリアホイールの真ん中がスッカラカンなEVバイク「VERGE TS」にビックリしましたが、あれよりお手軽なeバイクであれば、貯金をはたいてでも欲しいですね。
Source: Instagram, beno via uncrate
text by 岡本玄介
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