スニーカーに限らず、靴全般に言えることだと思いますが、購入の決め手になるのは、やはり顔となる、アッパー部分のデザインではないでしょうか?

でも、HOKA ONE ONEのランニングシューズ「クリフトン エッジ」は、そんな顔的存在をも凌駕するほどのソール、特にかかと部分がハンパないパンチ力。見た瞬間に「!」となるシロモノでした。

かかとの「びよ〜ん」は普段コーデのアクセントにも

カラーはメンズ、レディスともに写真のニンバスクラウド / ルナロックを用意。またメンズは、アンスラサイト / イブニングプライムローズ、レディスはムーンライトオーシャン / イブニングプライムローズも加えて、2色で展開中。HOKA ONE ONEの「CLIFTON EDGE」22,000円(税込)

HOKA ONE ONEの「クリフトン エッジ」は、ブランドの顔的とも言える「クリフトン」シリーズの最上位モデルです。

最上位と言っても、上級者に特化したということではなく、初心者から上級者まで走力のレベルを問わずに幅広く履けます。

クリフトン エッジ」はルックスからも分かるように、出っ張ったかかと部分が特徴的です。

見た目の時点で掴みはOK! 絶妙な配色もさることながら、個人的にはこのソールが刺さりました。

かかとが高いため、フルレングスよりも8分〜9分丈がベストバランス。もちろん、ショートパンツにも合います。

というのも、普段のコーデにも履けるかどうかが、私がランニングシューズを選ぶ際の基準のため、デザイン的にも着こなしのアクセントになりうるだろうと確信。

実際、HOKA ONE ONEのランニングシューズは、ファッション系のセレクトショップでも扱っていることから、ランニングシーンのみならず、普段のコーデにも合わせやすいことを謳っているとも言えます。そういった意味でも貴重なブランドですね。

ホカ オネオネ ランニング シューズ クリフトン エッジ 1110510-NCLR グレー HOKA ONE ONE CLIFTON EDGE メンズ ランニング 厚底 くつ 20FW NCLR (ニンバスクラウド/ルナロック, measurement_28_point_0_centimeters)

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見た目のインパクトに隠されたテクノロジー

こちらの「びよ〜ん」と出っ張ったかかと。当然、見た目のインパクトだけを狙ったわけではありません。

かかとが後ろに伸びているということは、その分ソール面積が大きいのは言わずもがな。実は、この面積の大きさがミソなんです。

面積が大きいということは、ランニング時に地面との接地面が広がります。

特にHOKA ONE ONEの場合は、ブランド独自のテクノロジーとして、地面に向かって広がった形状のソール(拡張ヒールジオメトリ)を採用することで、着地の衝撃を和らげることに成功しました。

実際に10回ほど試走(合計走行距離70km程度)をしたところ、着地時の衝撃が和らいでいるためか、走り終えた後の疲労感がほかのシューズとは違うように感じました(個人差があります)。

また、ブランド独自の拡張ヒールジオメトリは、かかとから爪先へのスムーズな体重移動もサポートしてくれるんです。そのため、走行時の安定感と足運びが楽になったと実感。

要は、快適な走りに一歩近づくことができる、という一足ですね。

まだまだあるぞ! 「クリフトン エッジ」のすごいところ

ランニングシューズに限らず、近頃のスニーカーって、見た目は重そうに見えても、履いたり、手に持ったりしてみると、意外なほど軽いことが多いんですが、「クリフトン エッジ」もまさにそれ。

ブランドの特徴であるクッション性と柔らかな履き心地はもちろん、今作では軽さと反発性を付加しました。

メッシュのデザインひとつで軽量化にもつながります。

ミッドソールやアウトソールでさらなる軽さを実現。加えてアッパー部分に見えるメッシュが、たとえば「クリフトン 6」とは違った仕様になっている点でも、軽量化に成功しています。

そして、昨今のランニングシューズには欠かせない反発性。「クリフトン エッジ」の場合は、復元力が高いフォーム(型)によって、ブランド特有のクッション性を担保しつつ、それとは相反する反発性を兼ね備えました。

反発性と言うと、HOKA ONE ONEの「CARBON X」や「CARBON X-SPE」のように、カーボンプレートを搭載することで実現しますが、それとはまた違った新感覚の反発性を備えています。

こちらが「CARBON X-SPE」27,500円(税込)

試走してみた中での実感としては、「CARBON X-SPE」のような反発性を推進力に変えるというよりは、クッション性もあるため、ちょっと不思議な走り心地。

新しい感覚、と言ってしまえばそれまでですが、自分の可能性を限界まで引っ張ってくれるポテンシャルもありつつ、ファンランのような「楽しく走る」にも寄り添ってくれます。

それはまるでカメレオンのように、ランナーの状況(コンディション)や走力、目的に合わせてくれるように感じました。

ハイスペックだけど、手(足)に余らない「クリフトン エッジ」

あらゆるプロダクトには機能性が求められる昨今において、過剰な機能搭載により手に余りがち。せっかくの機能も、実はそんなに使わなかったりすることも。

ランニングシューズの場合は、スピードアップや、怪我予防、足の疲労軽減などの機能性が求められている中で、それらの機能がギュッと詰まっているのが、往々にしてソール部分です。

だからこそ、ソールの機能性とそのデザインにも着眼したシューズ選びをするなら、必要かつ欲しい機能を搭載している「クリフトン エッジ」を全力で推します。

自身の走力にも合わせてくれるようなシューズって、なかなかありませんよ。まずは、普段使いとして取り入れて、そのポテンシャルを感じてみて。絶対に裏切りませんから!

クリフトン エッジ[HOKA ONE ONE]

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