この時期主役のTシャツですが、仕事で着るならやっぱり無地の一択。セットアップのインナーとしても活用でき、清潔感をキープしてくれるものが大前提。
独自の工夫を凝らして、快適さとクリーンな見た目を両立した機能的なTシャツをここに集めてみました。
クールビズの定番と言えばシャツやポロシャツが思い浮かびますが、業種や業務内容によってはTシャツもOKというシーンが増えています。
特にセットアップのインナーとしての需要は高まっており、慣れ親しんだTシャツを仕事にも活用できるのは嬉しい限り。
とはいえ、どんなTシャツでもいいわけではありません。周囲へ不快感を与えてしまうような汗染みや首周りの汚れ、洗濯によるヨレやヘタリが目立つものは絶対にNG。
むしろ、シャツやポロシャツ以上にシビアな清潔感が求められるので、アイテム選びは慎重にすべきなのです。
さらに、身体のラインが浮き出るフィット感と、肌が透けるような素材も避けるべきです。
半世紀以上前は、Tシャツはあくまでも下着であり、人前で着用してはいけないというルールがあったほど。少しでも下着感が出てしまうと、途端にだらしなく見えてしまうからです。
そこで今回推奨するのは、独自の機能性素材や加工によって、上記したTシャツの弱点を克服したアイテムたち。
心地よく過ごせることはもちろん、きちんとした印象を与えるTシャツならビジネスでも使えます。それではさっそく紹介していきましょう。
“きちんと見え”No1はナノ・ユニバースの「フォーマルジャージー クルーネック」
ビジネスシーンでの着用を念頭に開発され、スーツやセットアップのインナーとして、さらにジャケットを脱いだときにもサマになるTシャツが、こちらの「フォーマルジャージー クルーネック」。
ジャージー(編物)でありながら、布帛(織物)素材のような、光沢感のあるコットン素材が特徴。
さらに独特なハリとコシがある素材なので形崩れしにくく、クリーンな見た目が維持できます。
ジャケットのインナーとして着用したときに、すっきりと見えるよう計算されたシルエットで、着用時のもたつきがないように袖や裾の切り替えを工夫しているのもポイント。
また、洗濯をしてもヘタリやヨレが出にくく、長く着用できるというのも嬉しい限り。
FORMAL JERSEY クルーネックカットソー 半袖価格8,000円/ナノ・ユニバース
極上コットンに冷感加工を施したティモーネの「キシリトールT」
80年あまりにおよぶ歴史を誇る、北陸のテキスタイルメーカーを母体とするファクトリーブランドとしてスタートした「ティモーネ」。
糸そのものからこだわり抜き、今では珍しいメイド・イン・ジャパンでTシャツやカットソーを製造しているブランドです。
こちらは富山の工場で紡績したふんわりと肌触りのいい純綿糸をメインに、キュプラとポリエステルを混紡して耐久性を高めた素材を使用。
さらにユニークなのが、天然成分のキシリトール加工を施すことで、抗菌防臭効果と汗や湿気を冷感に変える効果があるのです!
それだけに猛暑でも涼しく、清潔感たっぷりに過ごすことができます。
キシリトールTシャツ価格9,000円/ティモーネ
スポーツブランドなのにスポーティになり過ぎない!オンの「On-T」
スポーツブランドのTシャツはやっぱり機能的ですが、化繊特有のテカリがある素材感やぴったりとしたシルエットなので、普段着としてはどうしても違和感があるもの。
そんな不満を解消してくれる1枚を、スイス生まれの新興スポーツブランドである「オン」で発見!
こちらは肌触りがいいオーガニックコットンを主体にポリウレタンを混紡した素材を使用。通気性とストレッチ性に優れ、なおかつ天然素材ゆえの落ち着いた表情が楽しめます。
また、独自に開発したカッティングによって、動きを妨げずストレスフリーな着心地を実現。余計なロゴやディテールがないので、ビジネスシーンでも違和感がありません。
On-T価格 6,000円/オン・ジャパン
体温調整機能が優れたバナナ・リパブリックの「コアテンプ Tシャツ」
好印象なビジカジに欠かせない「バナナ・リパブリック」からも、機能的なTシャツがリリースされています。
この「コアテンプTシャツ」は、衣服内の温度を37.5°に調整する“コアテンプ”と呼ばれる素材で作られたTシャツです。
なんでも、火山砂から採取した活性粒子の力を活用し、冬は温かく、夏は涼しく調節してくれるのだとか。
また、シワになりにくく、速乾性に優れた素材でもあるためクリーンな見た目が持続。ソフトな肌触りと軽さに加えて、肌への引っ掛かりが少ないフラットロックシームによって、なめらかな着心地に。
ややボクシーなシルエットなので身体のラインが浮き出る心配もなく、今っぽいサイズ感にまとまります。
コアテンプTシャツ価格 5,445円/バナナ・リパブリック
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素材や加工はそれぞれ違いますが、いずれも過酷な夏を乗り切るための斬新なアイデアによって、これまでのTシャツとは段違いの快適さを実現しているのです。
趣味のグラフィックTシャツは休日に取っておいて、平日には仕事用のキレイめTシャツを用意しておくのがこれからの新常識なのです。
Photo: 多田悟
Source: ナノ・ユニバース, ティモーネ, オン・ジャパン, バナナ・リパブリック
構成・文/川瀬 拓郎 、スタイリング/仲唐 英俊、編集/庄司 真美
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