「Stay at Home NEIGHBORS.」

居酒屋でお酒を飲みながらグチをこぼしたり、用もないのにフラフラとショッピングモールを歩き回ったりするのが難しい、今。
だけど暮らしに制限があるこの自粛期間にだって、充実した時間を過ごせるかもしれない。

何かをガマンするのではなく、自分にとっていちばん身近な“暮らし”を整え、“家”と向き合うための時間にできたら。
ROOMIEでは部屋づくりの達人であるネイバーズ(=「みんなの部屋」出演者)に、家時間を充実させるための心得を聞きました。

中野区・村田裕紀さんの場合

Photographed by Kenya Chiba

名前:村田裕紀さん・優花さん
職業:ムカバトリ一級建築士事務所主宰
場所:東京都中野区
面積:約40㎡+ロフト10㎡
家賃:12万円
築年数:約10年

村田さんのおうちの詳細はこちら↓

DIYしたモビリティ家具で暮らしをつくる、建築家夫婦のSOHOハウス(中野)|みんなの部屋 - ROOMIE(ルーミー)

いま、自宅で一番長くいる場所はどこですか?

Photographed by Kenya Chiba

自宅は、古い賃貸アパートをSOHOとして暮らしています。
一番長く居る場所は、窓辺にある仕事部屋のデスクです。

デスクのサイズは、奥行き90センチ、幅130センチ。
厚み17センチのシナランバーをホームセンターでカットしてもらい、スチール製の脚に乗っけています。
デスクの奥行きが90センチあると、デスクトップ、その隣に本やファイル、そしてキーボード、A3用紙まで広げて置けて、けっこう広々と使えます。

写真提供:村田さん

使用4年目に突入し、天板の汚れも目立ち、ところどころ陥没がでてきて……限界がきています。
さらに年季を出すために色を塗るか、気分を変えるために新たな木材を上から貼るか……と、どう手を加えるか思案中です。

自宅で仕事や作業をするために心がけていることはありますか?

Photographed by Kenya Chiba

作業によって、家の中で場所を変えること!

写真提供:村田さん(以下同じ)

午後の1時間分だけ仕事や電話打ち合わせをダイニングテーブルでしたり、
午前の30分だけリビングのサイドテーブルで資料の確認作業をしたり、
キッチンカウンターでiPadを使ってWEB記事や本を立ち読みしたり、
さらにもっと気分を変えたいときには、屋上に行って作業レビューをしたり、和室の障子の光で瞑想したり……。

なるだけ、作業をひとつの場所でするのではなくて、家全体を使うようにしています。

家ごもりのなかで役立った家具・アイテムを教えて下さい。

自作のデスク用フットレスト!
屋外バルコニーのデッキ材のサンプル材に、ホームセンターのキャスターを4つ付けただけのものです。

足の位置によってコロコロと動かせるのが特徴です。
靴下のときも、裸足のときは特に、杉の柔らかさが足に感じられて気持ちがいいです。

家ごもり中、リラックスするためにやっていることや工夫があれば教えて下さい。

夜の時間をできるだけムーディに!

LDKスペースの照明の明るさを落とし、音楽や映画を見ながら食事や晩酌をして、心と体を休ませる雰囲気をつくっています。
電球は、昼間の明るさにも、電球色の暗めの灯りにも調光調色機能があるもので、IKEA製のものを使っています。

これは、照明にもともと調光スイッチ(調光回路)がついていなくても、対応しているリモコンを買ってシーリングソケットに差し込むだけで、ワイヤレスで調光調色ができるのでオススメです。

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