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“自分らしい暮らし”って? 今をときめく暮らしのつくり手が集まるイベント「RE LIFE」に行ってきたよ

2019/12/22 22:00 投稿

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正解がないからこそ自分らしさのあり方が問われる、毎日の暮らし。

そんな暮らしがもっと自由になるヒントが散りばめられたイベント「RE LIFE」が、青山ファーマーズマーケットとRENOVATION EXPO JAPAN TOKYOの共同開催により、2019年11月9日・10日に行われました。

会場には、暮らしを彩るアイテムが並ぶマーケットやワークショップのブースがあったり、様々な業界のプレイヤーから「自分らしく生きる・暮らすためのヒント」を聞くことができるトークショーが開かれていたりと、盛りだくさんの内容。

そんな「自由な生き方に触れる2日間の祭典」、2日目に参加してきましたよ!

直感を働かせて「これ、いいな」を探して

まずは様々なメーカー、お店、作家さんたちの出展ブースをご紹介しますね。

それぞれのブースのオーナーさんは、本業でやられている方もいれば、趣味や副業としてマーケットに出店している方も。

お店の人と会話ができるマーケットは、知らなかった働き方・生き方と出会う場所でもありました。

gui flower

フラワーアーティスト前田有紀さんのオリジナルブランド「gui flower」のブースでは、冬にぴったりのスワッグを手作りできるワークショップが。

種類もさまざまな季節の花の中から5本をセレクトして、スワッグを作ります。

セレクトする花の中にはドライになっているものもあれば生花もあり、組み合わせ次第で雰囲気がガラリと変わるので、迷ってしまいますが……。

コツは、最初に1本軸にする花を決めることだそう。

悩んだ末、オレンジを効かせた冬らしいスワッグにしてみました。

anytee

続いて覗いたのは、ヴィンテージTシャツやフーディーをイベントごとにコンセプトを変えて並べている「anytee」。

今回は国連大学前での開催ということで、テーマは“大人の学び直し”。1980’sアメリカのカレッジフーディーや、その年代のPOPEYEが並んでいます。

全て私物で買い付けているのだそうで、ものすごい量に驚きです……!

みんなのダンボールマン

こちらはちょっと変わった、“ダンボールマン”と遊べるブース。

ダンボールのリユースアイデアを広めているというダンボールマンは、ダンボールを使ったバッジやガチャガチャなどの販売、お絵かきのワークショップを行なっています。

ワークショップでは、訪れた子どもたちにダンボールマンの絵を書いてもらい、それを販売。

家族にとってはお金がかからないのはうれしいし、子どもたちにとっても自分の絵を買ってもらえるのは楽しい経験です。

金さん銀さん

こちらはクスッと笑えてクールな箔押しのプロダクトを揃える「金さん銀さん」。

汚れた服やもう着ない服に箔押しのリメイクができる“服の金継ぎ”ワークショップも。

お気に入りの服も、もっと特別になりそうです。

ReBuilding Center Japan

ReBuilding Center Japan」のブースでは、使い方自由な古材・古道具を販売。

日が暮れてからもう一度訪れると、ランプがやさしい明かりを放っていました。

自由な生き方に触れるトークショー

続いて、トークショーの様子を少しご紹介。

トーク&セミナースペースでは、2日間で計10組のゲストがそれぞれの「RE LIFE(=自由で自分らしい生き方・暮らし方)」について語ります。

2日目の日曜日には「HOTEL SHE,」をプロデュースしている龍崎翔子さんや「MAGASINN KYOTO」の岩崎達也さん、インテリアスタイリストの石井佳苗さんも登壇されていましたよ。

ホテルは、いつも出会わないライフスタイルと出会える場所

左:岩崎 達也さん / 右:龍崎 翔子さん

“暮らすように泊まれる”ホテルを舞台に活躍されているお二人。

中でも、龍崎さんが感じているホテルへの可能性は、私たちの暮らしにも通じるものがありました。

「ある年の誕生日に、彼氏からレコードプレーヤーをもらって、そのとき初めてレコードプレーヤーに触れました。レコードって、普段の生活ではあまり触れる機会のないものですよね。でも、部屋に自分にとって未知のものがあることによって、新しい文化に興味を持ったんです。

そのできごとをきっかけに、私がプロデュースしている大阪の『HOTEL SHE,』には、各部屋にレコードプレーヤーを置いています。ホテルの部屋はプライベートな空間ですが、自室とは違ってホテル側がお客さんに新しいライフスタイルの出会いを提供することができると思うんです」(龍崎さん)

「ホテルの部屋なら、レコードも暮らしに近い部分で体験ができる。そういう意味で、ホテルは、ライフスタイルを試着する空間だと思っています。衣食住どれも、あこがれや自分のしているいつもの生活ではないものを体験することができるポテンシャルがあると思っているんです」(龍崎さん)

知らなかったライフスタイルに出会ったり試してみたりすることは、意識をすればホテル以外でも、今回のようなイベントや週末のお買い物でもできることかもしれません。

「これを暮らしに取り入れたらどうだろう?」と、今の当たり前を気にせずに考えてみると、世界が広がるのかもしれませんね。

心地よい暮らしのために、変化を選択する

先日『Heima 私になれる住まいの選択』が発売されたばかりの、インテリアスタイリスト・石井佳苗さん。

この日のトークショーでは、部屋に取り入れるインテリアを選ぶヒントや、自分らしい生き方をするために大切にしていることをお話ししていました。

まず印象に残ったのは、石井さんならではの暮らしが楽しくなるようなインテリアを見つけるコツ。

「昔から親に自分でインテリアを選ぶことをすすめられていて、子ども部屋も大工さんと一緒になってつくっていました。カタログを見たり流行りものを聞いたりして、そのときの自分なりに選んでいましたね」(石井さん)

「骨董市は、目を養う筋トレだと思っています。骨董市にあるものって、ほとんどはいらないもの。でも時々、あ!と思うものを見つけるおもしろさがあるんです。それをまずは自分で価格を予想してみて、そこから金額が大きく離れていなければ買う。毎回3周は見て回っています。

そうやって骨董市で買ったものも、ブランドのインテリアも、自分で選んだものなのでどちらも私の中では同じ。組み合わせて部屋をつくっています」(石井さん)

これまでに6回以上も引越しを繰り返してきたという、石井さん。

小さな部屋に引っ越すときはいくつかのインテリアを手放すことになるのに、抵抗はないのでしょうか。

「先日も引越しのためにインテリアのフリーマーケットをして手放したのですが、それぞれに行き先があるしその時にエピソードも生まれるので、手放してよかったと思うんです。だから、大切にしているものでも手放しますね。

同様に、家を買うことは一生そこにいることだと思う人もいますが、私はもっと自由に家と自分を結びつけていいと思っています。今の自分の気持ちに正直に過ごしていくことが、心地いい暮らしにつながるのかもしれませんね。

選択が多様化している今だからこそ、がんじがらめにならず、自由に考えていくといいかなって思います」(石井さん)

「当たり前」を捨てた生き方を

「家は、暮らしは、こうでなければならない」

そんな固定観念が崩れて、自由な生き方や暮らし方が生まれている今。

改めて自分の暮らしを見つめて「当たり前」を捨ててみると、新しい心地いい暮らしに出会えるのかもしれません。

いつも出会えないライフスタイルを見ることができる、RE LIFEのようなイベント。

気軽にふらりと行ってみてくださいね〜。

Photographed by Haruka Iwasawa

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