冬といえば、実はアウトドアの楽しみが高まる季節でもあるんですよね。
体を震わせながら焚き火にあたり、温かい飲み物を手に星を見る……そう、冬キャンプには特にそそられる!
しかし、私にとってキャンプとは気軽にササッといけるものではありません。
なぜなら車もないし、友人たちと予定を調節するのもなかなか大変だから……。
でも、だったら逆に家の中でとことんキャンプ気分を味わえないか……?
そう思い立ち、たくさんのキャンプアイテムをレビューしているキャンプ上級者、oh!gaさんと「家の中キャンプ」略して「家キャン」をやってみたら最高でした。
oh!gaさんの自宅へ伺う
果たして、普段過ごしている家で、一体どこまでキャンプ気分を味わえるのか?
とても楽しみな気持ちでoh!gaさんのお宅に伺います。
「こんにちは〜!」
「いらっしゃい〜!」と、素敵な笑顔で迎えてくれたのが、ROOMIEライターのoh!gaさん
oh!gaさんは冬でも毎月、様々な場所に出向くキャンパー。
取材前日にも、夫婦で山梨のほったらかし温泉キャンプ場に行っていた強者です。
では早速、たくさんのキャンプギアたちが積まれている車へ荷物を取りに行きましょう!
「キャンプが始まるぞ!」のワクワク感
車のトランクはパンパン。過去ROOMIEの記事で見てから個人的に気になっていたアイテムもちらほら。
室内でも使えそうなアイテムを部屋に運び込んでいきます。
早速なんですが、こうやって車から荷物を運び出す作業がキャンプが始まるぞ〜という感じがしていいですね〜!
「わかります〜。この持ってきたアイテム達を車から出して、準備にとりかかるぞ〜っていう感じ。
あ、アレ持ってくるの忘れちゃった〜! とかに気がつくのもこの瞬間ですね(笑)」
テントサイトを作っていく
運び込みが完了し、部屋の中をキャンプモードに演出していきます。
使い込まれたアラジンストーブやランタン、チェアを並べて……。
無印の収納ボックスからDIYで作られたテーブルの上に、カトラリーを用意していきます。
「よしよし、かなり形になってきましたね、これほぼ昨日のテントサイトですもん(笑)」
完全にキャンプのセットなのに、裏にはテレビやゲーム機があるのが面白い。
ソファがあるのもキャンプではあり得ない組み合わせです。考えたこともなかった。
「あ、これを忘れちゃいけないね」
と、oh!gaさんが赤くて可愛らしいチャムスのクーラーボックスにビールを補充。設置完了です!
キャンプを演出するアレと言えば…
「よし! そしたら最近DIYしたミニ火鉢があるので、それに炭をセットしましょう。そしたら本格的に家キャンのスタートですよ!」
DIYしたミニ火鉢!? まさに上級者のoh!gaさんならでは……。
※編注:DIYした火器の使用はヤケドや火事の危険性があります。oh!gaさんは自己責任で使用している点をご留意いただき、くれぐれも真似しないようご注意ください。
お庭に出ると薪を干すためのラックが! 自宅の庭で薪を乾燥させている方を初めて見ました……。
慣れた手つきで炭を起こし始めるoh!gaさん。最近のキャンプの楽しみは揃えた沢山のギアを並べて使ってあげることだそう。
「あと、最近は焚火がやりたくて行ってる感じですね! やっぱり火って最高で、ず〜っと見てられますから。
もちろん、家では焚火はできないので、今回は火鉢とアラジンストーブ、ランタンの3つで火を感じることにします。
あと家だからこそ絶対に注意すべきは、火器を使うときは窓を開けて、しっかりと換気をすること! でないと一酸化炭素中毒になりますからね。」
そう注意を受けて、窓を開けてブラインドのみ下ろして換気。念の為、一酸化炭素チェッカーも用意します。
その後、テーブルにoh!gaさんお手製のミニ火鉢をセット!
そして年季が入ったアラジンストーブを点火すると、綺麗な青い火がゆらゆらと起き上がりました。
窓を開けているのでしっかりと外の寒い風が入ってきます……。が、近くにある火鉢とストーブからは火の温もりが……。
あれ、この感じ……キャンプで焚き火に当たっている感覚にすごく近いような気がする……。
コレは…キャンプ味だ!
oh!gaさんDIYのミニ火鉢は網や焼き串にぴったりサイズ!
直火に比べると時間はかかりますが、炭火でじっくりと串焼きを作る事ができます。
コレぞ室内でできるプチBBQ。このミニマル感、楽しいなぁ〜。
焼きあがるのを待ちながら早速ビールで乾杯!
「せっかく家なんだから、外にはなかなか持っていけないグラスを使っちゃおう!」
家にいる良い事と、キャンプをするコンセプトのバランスをとりながら、楽しい時間がスタートです!
綺麗な焼き色がついてきたソーセージをお先にいただきます。
うおぉ…外はカリカリで中はジューシー! なんか普通に焼いたりボイルするよりも一段と美味しい……。
そして、ほのかに香る炭の香り、コレは……まさにキャンプ味だ!
キャンプ味ってなんですか(笑)と、ツッコんでくれたoh!gaさんも一口頬張ると……
「キャンプ味だ(笑)」
などなど2人で談笑しながら、よくキャンプで食べているメニューも振舞ってくれました。
アヒージョと、ピーマンひき肉、そしてカレー
テーブルが一気に華やかに! ご馳走になります。
キャンプの時にはチューブのニンニクでもOKとのこと
スキレットの中身は、たっぷりの刻みにんにくとマッシュルームが入ったアヒージョ。
バケットにつけて食べると、ガツンとにんにくの旨味が溶け込んだオイルが美味しい〜!
スキレットは火鉢にかけて保温できるので、常にアツアツを楽しむ事ができます。
そして、こちらはクミンと塩胡椒で炒めたひき肉とピーマンのお手軽おつまみ。
スパイシーなひき肉とパリパリとした食感のピーマンがマッチして、コレまたお酒が進む一品です!
そしてお待ちかね! メインのカレーはシェラカップに盛り付けます。
もちろん美味しい…
oh!gaさん夫婦に私、カメラマンで同じくROOMIEライターのOGMAXさんも加わり、4人で食事をしながら盛り上がります。
そして気がつけば、やはりキャンプの魅力について話は広がり……。
アウトドアにハマっていくキッカケ
そういえば、oh!gaさんがキャンプにハマってしまったキッカケってなんですか?
「もともとはバイクで一人旅をしていたのがキャンプをやりだしたキッカケですね。
北海道を一周したんだけど、当時はギアもあんまり持ってなくて、まさに野営って感じだったなぁ(笑)」
「でもそこからアウトドアにハマって、旅から戻っても友達や奥さんと車でキャンプに行くようになって。
最近は色々なアイテムを使ったり、探したり、作ったりして楽しんでますね。ちゃなまるさんはキャンプよりもメインは登山?」
私は山が好きで、先日は標高2,840mの「鳳凰山」へ
そうですね。なので、キャンプは友達と何回か行ったことがある程度の初心者です。
特に冬のシーズンのキャンプは必要なモノも多そうだし、気軽には行けないんじゃないかなという不安もありまして……。
だからこそ、部屋で一度冬キャンプを擬似体験することで、楽しみかたや使いたいモノ、絶対に必要なモノを知れたら良いなぁと思っていたんです。
片付けがラクで、そのまま風呂⇨ベッドへ
「いざやってみると、思ったよりすごく楽しいね! 最近持って行ってなかったギアを使ってみてやっぱりこれいいな!って再確認できるし。
個人的には、擬似体験というか、予行練習ができるっていう感じだな〜。」
僕は家キャンは家キャンなりの楽しみもたくさんあるように感じました。
やってみようと思えば本当に気軽にできて、家の中なのにしっかり特別なムードを味わえる。
「確かに、片付けもめちゃくちゃラクにできちゃうし、キャンプ気分のままお風呂に入って布団で寝れるのが最高だね!
いや〜ちゃなまるさん、なんか家キャンやってたら逆にウズウズしてくるね!(笑) この冬、ぜひ一緒にキャンプに行きましょう!」
もちろんです! やっぱり寒くても、遠くてもキャンプ場には行きたくなってしまいますね。
今回はご協力いただき、ありがとうございました!
「家キャン」は、家の中にいながらも外を感じ、魅せられてしまう素敵な時間でした。
寒い季節の方がストーブや火鉢の暖かさを実感し、キャンプ気分を増して味わう事ができるので、やるなら冬がオススメです。
そして何より、室内で冬ごもりしつつも、ものすごく外(キャンプ場)に行きたくなってしまう魔力が……。
繰り返しますが、室内での火の取り扱い、換気には厳重な注意が必要です。
きちんとそこを押さえた上でなら、冬の家での過ごし方としては「かなりアリ」だと思ったのでした。
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