食器を洗いながらふと手元を見ますと、スポンジがちょっと気になりました。
洗剤を体に染み込ませて毎日がんばってくれているこのスポンジくんだけど、環境にはいかがなものかな……。
スポンジまでこだわる
中川政七商店「手紡ぎ綿食器洗い」 ¥972(税込)
そんなとき中川政七商店で見つけた、綿100%の食器洗い。
サイズはちょっと大きめが嬉しい12×15センチで、それぞれのループに赤と青のステッチが入った2枚セットです。
普段見慣れているアクリルやポリウレタンなどのスポンジと比べますと、風合いが大変優しいことに驚きます。
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手紡ぎだからこそ
「手紡ぎ綿食器洗い」という名前の通り、この商品の特徴は手で紡いだ糸を使って織った綿を使っているということ。
機械紡ぎと違い糸の太さが均一でないため、なんとも言えない温かみがあります。
文字でいいますと、印刷ではなく手書きのイメージでしょうか。
泡立ちも上々
ナイロンスポンジのように大きなもこもこの泡は出ませんが、「うんうん、このくらいの泡で十分なんだよ、本当は」という量の泡で、大抵の汚れを落としてくれます。
しつこい油汚れは、小さめに切った古布で拭き取ってから洗うといいでしょう。
我が家では古布ボックス(後ろの黄色い缶)を設置することにしました。
どんな食器もいらっしゃい
柔らかい素材のため、どんな形状の食器にもフィットして洗ってくれるのが頼もしい。
通常はスポンジ部分がへたってきたら交換のサインですが、スポンジのない綿織りのため、長く使えそうです。
2つセットだから、1つは外で
この食器洗いのもうひとつの特徴は、手紡ぎ糸だからこその凹凸。
でこぼこの表面が汚れを吸着し、洗剤を使わずとも食器を綺麗に洗うことができます。
できれば洗剤なしで洗いたいシーン……それはアウトドア!
サンドイッチやおにぎりなど、あまり油とは縁がない食事をとることが多いアウトドアシーン。
水とスポンジだけで表面の汚れを落とし、その場で拭けば、家に帰ってからの二度洗いの手間が省けます。
綿の風合いと周りの緑がとてもよくマッチするのも目に嬉しい。
調べてみてわかったこと
世界では毎年最大1270万トンのプラスチックごみが海に捨てられ、これはダンプカーいっぱいのプラスチックごみを1分おきに海に捨てているのと同じことだそう。
ナイロンなど化学繊維を使ったスポンジからも、摩擦などでカスが下水に流れ出て、マイクロプラスチックになってしまうと知りました。
楽しみながら・できるところから
洗剤だけでなくスポンジにもこだわってみたら、気持ちもすっきり、家事をする心持ちも少しだけ軽くなりました。
なるべく環境に負担をかけずに暮らすことを、小さな目標に。
エコフレンドリーの商品はパッケージやデザインにこだわったものが多く、あれこれ悩みながら選ぶのも楽しいものです。
手紡ぎ綿食器洗い [中川政七商店公式サイト]
参考:使い捨てプラスチックと海洋汚染[国際環境 NGO グリーンピース・ジャパン]
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