なんと住人の1割が移住者という、全国的に見ても稀有なエリアなんです。
住者の一人である平野馨生里さんが立ち上げた『石徹白洋品店』では、地域に残る伝統的な野良着を現代風にアレンジし、直線断ちのみで構成される衣服を制作しています。
今回の記事では、『石徹白洋品店』で人気を博している野良着「たつけ」について紹介していきます。
石徹白に伝わる「たつけ」とは
石徹白洋品店 たつけ 19,440円(税込)
「たつけ」とは、石徹白に伝わる「農作業ズボン」。
股のマチが大きく、足首周りがスリムなデザインが特徴です。
身体を動かして作業するのに最適なデザインでもあります。
ロールアップをすると、また違った履き方ができます。
普段着としても使える、着心地の良いパンツです。
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布を大切にしながら作り出される野良着
洋服は、人間の身体の曲線に沿って作成されるため、いくつものパーツから出来ています。そのため、襟やカフス、前立てや見返しなどを裁断するときに、どうしても切れ端などの捨てるしかない布が出てきてしまいます。しかし、野良着は和服であり、浴衣のように全て「直線断ち」で作られているため、制作過程で、無駄な布が出ないのです。
「できるだけ捨てる部分をなくし、生地を切らずにつくりたい」という職人の想いが詰まった結晶。それが、石徹白洋品店の「野良着」であり「たつけ」なんですね。
糸から育て、草木染めをし、定着させるまで寝かせるーー膨大な作業から生まれるパンツ
石徹白で広大な畑を耕し、綿をじっくり育て収穫し、紡ぎ撚りをかけて作った糸を、「草木染め」をして色が定着するまで1年寝かせます。
その寝かせて美しく色づいた糸を織ることで、たつけの生地が生まれるのです。
たつけ完成までの過程は、すべて手作業で行われるのだとか。
ひとつひとつの工程に職人たちのこだわりが詰まっているのかと思うと、自然と大切に扱って、長く着続けたいと思います。
ゆったりとしたは着心地の秘密は大きな三角形
「たつけ」には、大胆に裁断される大きな三角形によって、股割り(股を大きく開いてしゃがむこと)をしても、無理のないゆとりが生み出されています。
しゃがんでもゆったりとしていて、足がつっぱることはまずありません。
ストレスフリーな「たつけ」は、どこにでも着て行きたくなります。
残念なところ:汚すのはちょっと……
身体を動かして農作業をするのに最適な「たつけ」。
しかし値段を考えると、個人的には、畑仕事など汚してしまう可能性があるときには少し履きにくいかも……。
使い込み方は、人それぞれ好みが分かれるかもしれませんね。
サイズが調整できて男女兼用で使える
内側の紐でサイズ調整をすることができます。
私達みたいに一本お買い上げして、パートナーとシェアするお客さんは多いそうですよ〜!
草木染めの種類や、サイズなど、ぜひ話し合って、2人で気に入って履き続けられるものを選んでみてください。
素材に寄っては通年で着ることもできる「たつけ」、本当に全ての方におすすめの一品です!
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