長く愛用しているものや、気になって手にとってみたもの。
特に自分が何年も使い込んでいるものは良いところも悪いところも、さらにその向こう側も理解したいと思っています。
愛用している万能ジャケット
Patagonia M10ジャケット
今回紹介する「パタゴニア」の「M10ジャケット」を私は長年愛用しています。
今では現行のラインナップはM10アノラックという、プルオーバータイプのみになってしまいました。
プルオーバーも良いのですが私が長年愛用しているのは、M10のジャケットの方なのです。
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patagoniaのM10
率直な感想として良い形です、往年のマウンテンパーカーのようなシルエットです。
M10は、パタゴニアでもっとも簡素なアルパインシェルです。
そのシルエットはあらゆる無駄を排除したような感じ。
生地には、パタゴニア独自の防水透湿H2Noパフォーマンス・スタンダードを採用の3層構造を採用しています。
アルパインシェルというのは一番外側に着用するもので、防水、防風、湿気を逃す役割に徹したものです。
防寒性はほぼありません。
防寒はインサレーションジャケットやベストに任せて、必要に応じてシェルの中に着用します。
シェルにも冬用として多少の防寒性を加えたり、様々なバリエーションがありますが。
M10ジャケットは軽さを追求しているので、通年で着用できるレインジャケットに近いものになります。
しかしレインジャケットとの、明確な差を探すような付き合い方を3年間このウェアとはしてきました。
レインジャケットと何が違うんだろう?
ズバリ着心地です。 本当に軽くて良いです。
レインウェアの最近のトレンドはストレッチ、着ているとストレッチ性があればなぁと思うのもわかります。
やはり雨対策を第一に作られているんですね。
M10の着心地は肩周りのストレスが少ないことがポイントだと思います。
M10の愛用者にアイスクライマーが多いのも、肩が動かしやすいからではないかと思います。
なぜか肩のこの方向だけ、10%ぐらいのストレッチ性があります。 裁断の妙でしょうかね?
そして、ムレが少ないと思います。
激しい運動量を想定しているため、水蒸気を外に出す浸透機能だけでなく、裏地の肌触りが乾いた感触で快適です。
耐水性能はレインウェアと同じぐらいです、フロントジッパーの防水性は少し弱いですね。
残念なところ:なかなか買えない
じっくり使い込みたい派の私には、ウェア類の製品サイクルは短く感じます。
私と同じように感じている友人もたくさんいます。
プルオーバー型のM10アノラックはまだ現行ですがね。
釣り用のSSTジャケットは、アップデイトされながらずっと発売されています。
ぜひM10も、定番の万能のジャケットとしてまた復活して欲しいです。
万能ジャケットとして使う
レインジャケットだと雨専用の感じがして、晴れている時には着ませんがM10は天気がよくても家を出る時から着ていけます。
だって万能ジャケットですもん。 この汎用性と可用性の高さが、定番の理由です。
フーディニジャケットを持ち歩くことも多いのですが、梅雨時はM10をバッグに入れています。
傘だけでは濡れてしまう時や、傘がさせないような時に着ていると快適。
梅雨時に着用しても、ムレ感はほとんど感じませんね。
とにかく素晴らしい裏地なんです。
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