お金をかけることができなかったという、切実な事情ももちろんありますが……。
テントやバックパック、シューズなどの花形のグッズに目を向けてしまうということです。
経験とともに、大切さを理解していくモノの代表は、一番下に着るベースレイヤーと、スリーピングマットかと思います。
スリーピングマットのありがたさ…
サーマレスト ネオエアー Xライト 税込24,160円
大事なものだというのはわかってましたよ。
しかし、スリーピングマットを新調してもウキウキしないのが、若さってものです。
ハーフサイズのウレタンマットを、背中の形に合わせてさらに小さくして喜んでいましたよ。
体を労わらないとならないオールドアウトドアマンである私は、思い切って贅沢なスリーピングマットを購入してみました。
購入して使ってみて、びっくりです。
スリーピングマットを顧みなかった若い頃の自分を、叱ってやりたいですね。
THERMAREST(サーマレスト) マットレス ファスト&ライトシリーズ ネオエアー Xライト 女性用 R値3.9 レモンカレー 30272 【日本正規品】
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サーマレストのビールより軽いヤツ
重量は缶ビールよりも軽い340g
私の中では、スリーピングマットといえばサーマレストが定番。
軽量で快適なもの、小さく収納できるもの、検討の結果選んだのは、「サーマレスト ネオエアー Xライト」の女性用レギュラーサイズ。
以前、国産のエアマットを使っていて、連泊の山行の初日でパンクしてしまい、大変ガッカリ……。
エアマットは避けてきたのですが、それから20年、最新のエアマットの進化度合いも知りたかったです。
身長173cmの私には、ワールドサイズではレディースで十分なので、少しでも軽くするために選びました。
ちなみにありがたいリペアキット付きです。
出先でエア漏れが発生すると、ほぼ効果がなくなってしまうエアマットではリペアキットは必需品です。
いざ寝よう!使うときには
まずはバサッと広げます。
ただのエアチューブではなく、重さを支えるための複雑な空間構造と、熱反射素材の存在が感じられます。
バルブを開けて、息を吹き込むこと20回。
マットの厚さは6.3cm。
滑りにくい生地もいい感じ
マットの張りはエアの量で調整します、各自お好みの寝心地に調節してください。
収納時のサイズは23×10cmで、広げると51×168cmになります。
少し足が出ちゃっても、寝るのには十分なサイズなんです。
暖かさの秘密は
寝ている時に奪われていく体温の中で、上面から失われる分はシュラフのロフトを大きくすることで防ぎます。
スリーピングマットは、床(地面)に熱が失われるのを防ぎます。
チューブの内側に「サーマキャプチャー」という熱反射材を入れることで、チューブ内で熱が反射して地面に逃げ難くしています。
女性用のモデルでは「サーマキャプチャー」が2枚入っており、男性用よりも暖かいようです。
冷え性の男性も感謝してます。
マットの暖かさの指標は、熱の伝わりにくさの指標R値で表されることが多いです。
R値は、ある物体の表裏で1度の温度差がある場合に、1平方mあたりで1秒間に伝わる熱量の逆数なので、値が大きいほど断熱性が高くなります。
ネオエアーXは、男性用はR値3.4ですが、女性用はR値3.9です。
使ってみて思うこと
後ろ側を頭にして、トノカバーで顔を隠して寝るのがオススメ
購入直後から諸般の事情により、ゴツゴツの石のテント場に行けてません。
今のところは、こんな使い方です。
12月初めの新潟のサケ釣り、エンジンを切った車の中で車中泊などしましたが、背中が冷える感じは皆無です。
マットを強力にしたので、3シーズンのシュラフでも平気でした
今までは、寒くて目が覚めてしまうような経験を何度もしてきました。
当時は「こんなもんだ」と我慢してきましたが、無駄な我慢だったと思わせてくれるネオエアーです。
残念なところ:価格が高い
実際、足付きマットレスぐらいの値段の買い物です。
しかし、効果は抜群にあります、そして軽量です。
特に至福のマットをオートキェンプではなく、自分で背負って持ち運ぶ方へ。
休息に気を使うことで、少し無理をしてみるつもり
今年の夏は南アルプスの最南部を目指しています。
体力的にもキビシイところですが、「サーマレスト ネオエアー」で快適な休息をとれるので、なんとか体を騙し騙し、楽しんでこようと思います。
断熱効果は暑い砂浜で涼しく過ごすのにも有効らしいので、南アルプスの後は水辺で休養の予定です。
340gで最高の休息を持ち歩きましょう。
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