お気に入りの革製品も、梅雨の湿気でだめになってしまった、なんてことも……。
でも、ちゃんと手入れをすれば永く綺麗に使えるんですよ。
梅雨の時期を乗り越えて「人生の相棒」として長く愛用するために、本気のケアをやってみました。
まずは下準備
置くくらいの力加減で、円を描くように動かすのがコツ
普段使っている革アイテムは、ステッチの周りや細部にチリやホコリが溜まっていたりします。
また、よく使用するアイテムほど、革の繊維が寝た状態になっています。
このままだと汚れをうまく落とせなかったり、革の奥までクリームが入っていきません。
そこで、細く柔らかい「馬毛ブラシ」でブラッシングをしていきます。
ちょっと手間ですが、これをちゃんとやることで、この後の行程の効果が変わってきますよ〜。
ブラッシングの後は、古いクリームや汚れを取り除く為のクレンジングです。
クレンジングには、革にも優しいM.モゥブレィのクレンジングウォーターがオススメ。
柔らかい布に少量つけて全体を優しく撫でるように拭きます。
このクレンジングウォーターは柑橘系の良い香りで、使っているときもいい気分になれますよ。
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つぎは保湿と栄養補給
クレンジングでさっぱりした革も、保湿をしないままだとつっぱって硬くなってしまいます。
また、普段力の掛かっている折り曲げの多い箇所や端の部分などは、油分が抜けやすく乾きがち。
そのため保湿と栄養補給を兼ねて、クリームを塗布していきます。
保湿栄養補給には、M.モゥブレィのクリームエッセンシャルを柔らかい布に少量ずつつけて拭いてあげましょう。
今まで色々なクリームを試してきましたが、万能かつお手頃な値段のコレに落ち着きました。
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浸透チルタイム
クリームを塗った後は浸透する時間を10分〜15分ほど取りましょう。
そうすることでしっかりクリームが浸透してくれますよ。
コーヒーでも飲みながら、焦らず待つと良いかもしれませんね。
仕上げをして完成!
塗布したクリームは、表面の水分が蒸発すると硬化していく性質を持っています。
この硬くなったクリームをムラなく均一に仕上げるのに最適なのが、馬毛よりも毛の硬い豚毛ブラシです。
はじめのブラッシングと同じく力を入れすぎずに、円を描くようにブラッシングしていきます。
ムラがなくなったら柔らかい布で乾拭きをして完成!
お疲れ様でした。おかえりなさい。
奥から光るような美しいツヤ……!
肌触りもモチモチに仕上がりました。
左右で見比べても、手入れ後(画像左)ははシワまで軽減していますね。
手入れ後(左)と手入れ前(右)
今回紹介した4点のケアアイテムで、革家具から鞄・ベルト・財布まで幅広く応用できるので是非試してみてください。
ブラシが汚れてきたらお持ちのシャンプー・リンスで洗ってしっかり乾燥させると良いですよ。
クリームは向き不向きの革があったりもしますので、はじめは革の端の方で試してみるのがオススメです。
決してお手軽ではありませんが、これをやるだけで長く愛せるアイテムになりますよ。
(今回のお手入れ方法は起毛革や爬虫類革には対応していないのでご注意を!)
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