そんないまだから改めて注目したいのは、英国クラシックを現代的な視点と解釈により再構築するブランド、サイ(Scye)。
「クラフトな遊び心地」を掲げるROOMIEが、コレはワクワクする!と興奮したアイテムを定期的にご紹介していきます。
今回は、サイ マーカンタイル(Scye Mercantile)からお届け。
プレーンで着易いゴルフジャケット
Scye「ウルトラギャバジンPEACH+BIO ハリントンジャケット」税別63,000円
一般的に、身幅が極太で裾のリブがキツめなゴルフジャケット。
昨年あたりまで流行っていたビッグシルエットのムードには合うけれど、その分どうしても雰囲気が強くなってしまうのが困りモノです。
一方、サイのつくったハリントンジャケットは、身幅はスッキリ。リブのテンションも抑えめ。
「クラシカルなゴルフジャケットと同じように見えて、細かいところはわりと現代的に仕上げてあります。」
とは、サイ マーカンタイル 店長の佐藤さん。その言葉通り、クラシカルなものと違っているのは言わずもがなでしょう。
合わせやすさバツグンです
スタイリングにおける汎用性にも注目したいところ。
ロンTなんかとの相性の良さはもちろん、中に丈長のシャツを着ても裾がヨレたりしません。
加えて、スッキリしたシルエットだからこそ、秋冬になって上にコートを羽織っても着膨れしないのが嬉しいですね。
裏地は贅沢にも……
さて、ゴルフジャケットと言えば、カラフルなチェック柄の裏地も特徴のひとつ。
もちろん、サイのハリントンジャケットもその類に漏れません。
美しい配色のチェックだから、羽織るときや歩いているとき、無駄にはためかせてアピールしたくなってしまいそう(笑)
胸ポケットもあるのが嬉しい
ちなみにこういった裏地って、同じコレクション内で展開する他のアイテムの余り生地を使ったりすることが多いんですよね。
きっとこれも、そうなんでしょ?と聞いてみると、なんと、この裏地のためだけにつくられた生地なんだとか! 妥協ナシのものづくりに脱帽です。
聞き馴染みのない名前だけど…
ちなみに、「ハリントンジャケット」という名前、僕らには聞き馴染みがありませんね。
どちらかというと、「スイングトップ」や「ドリズラージャケット」というのが馴染みの名称でしょうか。
どうやら、「ハリントンジャケット」というのは、英語圏で主流の呼ばれ方なんだって。
そして、もとはゴルフのためのジャケットだってことも、もしかすると知らないひとのほうが多いかもしれません。
そんなゴルフジャケットは、国内外の名だたる人物が愛用したり、映画の衣装として使われたりといったなかでファッションアイコンとして機能するようになったワケなのです。
サッと羽織りたい「ハリントンジャケット」
前を閉めるとこんな感じ
一見何の変哲もないゴルフジャケットですが、サイの手つきが全体から感じられます。
それゆえに、どうしてか上品な響きのする「ハリントンジャケット」と呼びたくなってしまう一品なのでした。
Scye「ウルトラギャバジンPEACH+BIO ハリントンジャケット」(¥63,000+tax)
問い合わせ先:
Scye Mercantile (サイ マーカンタイル)
03-5414-3531
あわせて読みたい:
「週7で着たくなるシャツ」Scyeで見つけたよ。パターンもディテールも完璧すぎるぞ… - ROOMIE(ルーミー)
Scyeの新作シャツは「可愛らしい」なんて言葉で片付けてはいけないスゴすぎな一品でした… - ROOMIE(ルーミー)
マンガ『602号、木の見える部屋』第8話~桜の季節~ - ROOMIE(ルーミー)