アリゾナ生まれのMike Brodie氏は17歳のときに列車での旅を経験。その時の旅は短いものでしたが、その情熱的な経験は彼を「トレインホッパー(列車から列車へと飛び乗って移動する旅人)」にするには充分なものでした。
その後、2002年から10年かけて全米を列車で旅したBrodie氏。その移動距離は8万km、46の州を170もの貨物列車を乗り継いで移動したそうです。
その旅の途中、2004年に彼の友人の車のバックシートから誰も使っていないポラロイドカメラを偶然発見。そして、その日から彼はカメラを使って、彼の目の前に広がる世界を撮り始めました。
そこに映っていたものは「冒険」「仲間」そして「自由」。
初めはポラロイドカメラで撮っていたそうですが、ポラロイドの発売が中止になったあとは35mmフィルムに切り替えて撮り続けたそうです。
これらの写真はオンライン上で有名になり、有名ギャラリストの目にも留まることになりました。そして「A Period of Juvenile Prosperity」というタイトルでこの旅の記録がまとめられたそうです。こちらの公式サイトでは他の写真もご覧になることができます。
これらの写真を眺めていると、思春期の頃に置いてきたはずの感情をグリグリと掘り起こされているような気分になります。
Mike Brodie [petapixel][Mike Brodie Photography]