お店の一番奥に鎮座していたのは、確かな収納力を備えていそうな、ヴィンテージキャビネット。
オーナーの箙(えびら)さん曰く、堂々たる佇まいのこのアイテムには、収納力以外にもたくさんの魅力が詰まっているのだとか!
Jentiqueのキャビネット
これは60年代製のキャビネットです。
Jentique(ジェンティーク)というイギリスの有名な老舗メーカーがつくったものですね。
1930年に創業したJentiqueは、ミッドセンチュリー期のイギリスにおいて大きな人気を博した有名家具メーカー。
そんな老舗メーカーが作ったこのキャビネットは、60年代の上質なチーク材とビーチ材によって形作られています。
お酒を楽しむのにピッタリ!
すべての開き戸をオープンにしてみると、非常に高い収納力を備えていることが分かります。
おや? 一か所だけ、開いた部分が小さいテーブルのようになっていますね。ここは一体……?
ここは、お酒などを作ることのできる作業台にもなるんです。
防水性を高めるために、表面にラミネート加工がされているので、水物も安心して扱うことができますね。
その奥の棚も高さに違いがありますが、下の広い方にお酒の瓶を、その上にはグラスをという風に、それぞれをしまっておくことが出来ます。
なので、ちょっとしたバーキャビネットとして使っていた人も多かったと思いますよ。
なるほど、バーキャビネットですか! これはお酒を嗜む人にとってはたまらない機能だな~!
ここには何を入れてあげようかな
その下に設置された3段の引き出しも、とっても便利なんです!
1番上の引き出しには、チークの質感ともマッチする赤いフェルト生地が貼られています。
これはお店でその時あるものを貼っているので、仕入れたタイミングによっては別の色になることも。
柔らかいフェルト生地が貼られたここには、傷をつけたくないお気に入りのカトラリーを入れてあげたくなるな~。
圧迫感を感じさせないデザイン
途中で流線型のように幅が薄くなる両サイドのパーツデザインが、上品でなんとも美しい……。
そうですね。このサイズ感だと本来は圧迫感が出やすくなるんです。
ですが、ここが薄くなることでデザイン的なアクセントにもなるし、受ける印象も少し軽くなるんじゃないでしょうか。
使い方は人それぞれ
バーキャビネットやカップボードとしても優秀なこのヴィンテージアイテム。
便利すぎて使い道に迷ってしまいますが、どう使ってあげるのが正解なんでしょうか……?
私は、便利になるなら、使い方はなんでも良いと思うんですよね。
このカタチだからどこで使わなきゃいけない、ヴィンテージだからこうしなきゃいけない、なんてことは無いはずなので……。
使う人が一番便利だと思うように使ってもらえれば、それがきっと正解なんだと思います。
なるほど……。 機能やデザインに縛られずに、自分のライフスタイルに合った付き合い方をしていけば良いんですね。
それなら、ここでこう使いたいな~! とアレコレ考えるだけで、何だか楽しくなってきてしまいます。
北欧のヴィンテージ食器も売っているよ
取材が終わったタイミングで、箙さんから「もし良ければコチラも見ていきませんか?」と提案が。
案内されるまま別棟の2階に上がってみると、そこには部屋いっぱいに陳列された食器たち!
Lewis目黒店では、ARABIA社のアイテムを始めとした、北欧ヴィンテージの食器も販売されているんです。
家具にはまだ手が出ないけど、生活の中にこだわりのアイテムを取り入れたいと思う方も、ぜひ訪れてみて下さいね~!
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photographed by Yutaro Yamaguchi
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