美しく塗られた入り口の青いドアを開けると、目の前に美しい「ラウンドテーブル」が置かれていました。
ですが、Lewisのオーナーである箙(えびら)さんによると、このテーブルにはとある秘密があるそうなんです……!
G-PLANのラウンドテーブル
これは、イギリスのG-PLANというブランドのラウンドテーブルで、60年代のものです。
G-PLANのなかにはフレスコというシリーズがあり、そのうちの一つですね。
この店にはフレスコのアイテムがいくつか置いてありますよ。
テーブル全体に滑らかな艶があり、眺めているだけでうっとりしてしまいます。
ですが、この天板、よくみると中心に線が走っています。まさか亀裂かひび割れ……?
驚きの変形機構
このテーブルにはちょっとした仕掛けがあるんです。ちょっと離れていて下さいね。
そう言って箙さんが手をかけると、いきなり天板がスライドし始めた!?
天板が左右に開ききると、中央には木製のパーツが収納されていました……。
これを展開していくと……。
エクステンションテーブルでした
4人がけだったテーブルが、あっという間に6人がけもできそうなほどのサイズに変形!
日本のエクステンション式のテーブルでは、あまり見ない機構ですね……。
イギリスの場合はポップアップといって、テーブルの脚は動かずに、中に格納された天板を広げて拡張するタイプが多いですね。
天板が大きくなっても脚の位置が変わらないので、椅子の位置取りを工夫する必要があるので一長一短だとは思いますが。
それでもこのタイプは人気のモデルです。
テーブルとしての美しさ
エクステンションするだけでなく、材質の美しさもこのテーブルの魅了です。
チークだけでなく、天板のふちや脚にはウォルナット(クルミの木材)が使われているので、そのコントラストも美しいですね。
確かに、60年代の上質なチークやウォルナットの色合いは、上品かつゴージャスな印象を抱かせます。
ここに座ったら、テーブルを眺めるだけで1日が終わりそうだ……。
いつか我が家にも…
ヴィンテージのテーブルにこんな仕掛けが隠されているとは思わず驚いてしまいましたが、家族が増えてもこのテーブルなら1台で対応することができる。
そんな合理的な機能性だけでなく、ヴィンテージアイテムとしての美しさも合わせて、見る人、使う人の心を掴んで離さないのでしょう。
将来、こんなテーブルを家族で囲んで過ごしたいと心の底から思うのでした。
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photographed by Yutaro Yamaguchi
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