たとえば「お玉」。なんとなく実家にあったようなTheお玉を使っているなら、見直してみる価値ありです。
おすすめは「柳宗理デザインのレードルS」2,000円(税抜)。
小ささに惑わされることあらず
もし前情報なくコレに出会ったら、一見「ちょっと小さいな」と感じるでしょう。
長さが22.5cm、お玉の幅が7.2cmと、お玉と聞いて思い浮かべるサイズ感に比べるとひと回り、いや、ふた回りくらい小さいかもしれません。
でもこの小ささが、2~3人分くらいのお味噌汁に絶妙にちょうどいいんです。
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柳宗理を知らないなんて言わせないぞ…
このレードルを含むキッチンツールシリーズをデザインした柳宗理さんは、日本を代表するプロダクトデザイナーの1人。
家具やキッチンウェアの他、オリンピックの聖火台などのデザインも手がけています。
代表作のバタフライスツールはMoMAの永久所蔵にも認定されているほど、すごい人なんです。
随所に光る細やかなデザイン
このレードルのよさは、見るより実際に使うことでより実感できます。
まずはお玉部分の円が潰れたような絶妙な形。
すくう時は、お鍋の側面に絶妙にフィット。
また、細くなっている部分が注ぎ口のような役目をしてくれて、小さな器にもラクによそうことができます。
そして「柄」。
カーブとも凹凸ともいえない絶妙な技がほどこされ、これが握ってみると手にしっくり。
最初にも触れた全体的な大きさも重要なポイント。
わが家ではいつも直径約27cmの雪平鍋でお味噌汁を作っているんですが、通常のサイズのお玉では柄が鍋から飛び出しすぎて邪魔だし、お玉部分も大きすぎてよそいにくい。
このレードルSなら鍋とのバランスも絶妙で、汁と具をきれいによそうことができます。
残念なところ:カレーやシチューには小さい
小鍋で作るような汁物にはぴったりなんですが、カレーやシチューなど大鍋にたくさん作ってドンっと盛るような料理には少し小さいです。
でもご安心を。
柳宗理のレードルはS・M・Lのサイズ展開なので、Sに加えて、MまたはLを揃えておけばキッチンのお玉はこと足りるかと。
私もSとLを使い分けています。
シリーズで揃えれば見た目も絶妙
キッチンの風景を変えてしまうような見た目の美しさも、柳宗理のキッチンツールの魅力。
最初はレードルだけだったのですが、今ではターナーやスキンマー、トングなど、他のツールもほとんど「このシリーズで揃える」にいたっています。
絶妙に考えられた形状が使いやすくて、レードル以外もおすすめですよ。
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