恵比寿に店を構えるインテリアメーカー、PACIFIC FURNITURE SERVICE(以下P.F.S)。

創業30年を迎えた中、20年間形が変わっていない、ユニークな人気商品がありました。

それが、船の舵(かじ)をモチーフにしたティーテーブル「RUDDER TEA TABLE」です。

しかし、一体どうしてこんな形に……? さらには何故、この形が人気なのでしょう……?

聞きに行ってみよう

ということで、P.F.Sのスタッフ・小柴さんに伺ってみましたよ。

この形になったのは、置き方によってソファやチェアのサイドにも正面にも置けるからですね。

例えば、ソファをL字型に配置しても使いやすいですし、日本のコンパクトな住空間にもフィットしてくれますよ。

ユニークな形なので、置く向きや配置によって表情が変わります。

人気の秘訣は、生活をする人ごとに多様な使い方ができる点でしょうか。

舵だからこそ使い勝手がいい

そう笑いながら、舵の凸部分を撫でる小柴さんですが、実はこの凸が意外にもお役立ちなのです。

例えば、この凸にティーカップを置けば、残りのスペースに書類を広げても、場所が違うのでジャマになりません。

さらには単純なL字のカクカクではなく、舵をイメージしたナナメの線があるために柔らかく見えるのもポイント。

3本脚はスッキリ見えるだけじゃない!

テーパー(先細りに)デザインされた3本脚の並びは、4本脚よりもスッキリした印象。

でも、ティーテーブルを3本脚にする利点はそれだけではありませんよ、と小柴さん。

4本脚だと、どうしても四方にそこそこスペースを取りますよね。

でも、3本にすると、一つ空間があいて有効活用できるんですよ。

例えば、お子様がいるご家庭では、そのスペースにお子様が入って書物をしたり……。

たしかに、テーブル手前のスキマで子どもが宿題をする姿は目に浮かぶようです!

人生の舵をとっていこう

実は僕も自宅に一台もっているのですが、このティーテーブルで食事をする際、時たまある問いが浮かぶのです。

それが「自分の人生の舵を、きちんと取れているだろうか?」というもの。まさに、舵の形ゆえ。

スティーブ・ジョブスも毎朝鏡にむかって、「明日死ぬかもしれないけど、それでも今日の仕事をやりたいか?」と問うていたといいますね。

とはいえ、そこまでストイックになるのは難しいもの。そんな時、コイツはたま〜に人生に想いを巡らせてくれる、よき友人みたいで。

長く付き合う家具ですから、そういうヤツが傍にいてくれるのは、いいもんですよ。

[商品詳細]
RUDDER TEA TABLE
Size:W1250 D700 H400
Material:birch(カバ)
Price:51,840 円(税込)
[店舗詳細]
RSS情報:https://www.roomie.jp/2018/12/475462/