ひと工夫で、段ボールが身近なアイテムに。いま注目のアーティストがこちらです:roomieちゃんねる: roomieチャンネル(roomie)

Amazonをはじめとして、ネット通販でモノを購入する機会が増えましたよね。

そうなると自然と増える「段ボール」。とにかくかさばるし、処理に困っている方も多いのではないでしょうか。

その段ボールを愛し、多様なデザインに注目し、新たな価値を見出す活動をしている方がいます。

段ボールを愛し、世界中を旅するアーティスト

穏やかな表情と、落ち着いた佇まい。この方は、段ボールアーティストの島津冬樹さん。

世界中の落ちている段ボールから財布を作る活動をし、12月にはドキュメンタリー映画が公開されます。

いま注目の島津冬樹さんですが、定期的にワークショップも開催。

というわけで先日、THE NORTH FACE STANDARDで開催されたワークショップにお邪魔してきました。

今回は、THE NORTH FACE STANDARDの店舗用什器である段ボール製「ストックボックス」を使い、クラッチバックをつくるというもの。

どうしても店舗で使えなくなってしまったというものを使用させていただきました。

島津さんが用意した台紙通りに段ボールを切り取っていきます。

僕含め、参加者はみな真剣。とにかく集中して作ります……。

切り取った段ボールに圧を与えて、潰していきます。これで、より強度をつけていくのです。

とにかく、この作業が一番大変でした。

ようやくかたちが見えてきて……

完成！

せっかくの「THE NORTH FACE STANDARD」のロゴが逆さまになったこと以外は、きれいに作ることができました。

総制作時間、なんと3時間。いつの間にそんな時間が経っていたのか……。

長く長く段ボールと向き合っていたこの時間。工作とも違う、少しだけバッグ職人の気持ちさえ湧いてきました。

島津さんが普段作っている財布は、約1時間で作れるとのこと。

とはいえ「1日5個が限界です」と、いかにこの作業が集中力を必要とするか、身に染みて感じることができました……。

12月7日（金）から、島津さんのドキュメンタリー映画『旅するダンボール』が上映されます。

世界中を「段ボールを見つけるために」旅している島津さんですが、本作は、日徳之島産のジャガイモの段ボールを見つけ、その源流を辿って行く…というもの。

3年間もの間、島津さんの活動を追った、ハートフルな作品となっています。

ぜひとも劇場でご覧ください！

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