「目が悪くなるよ」と母がスタンドライトを用意してくれても、しばらくするとまた、自分の頭の影が机に落ちている……。
子どものときから繰り返すこれに切り込むプロダクトを、バルミューダが発表しました。
子どもの目に優しいライトって、どんなもの?
バルミューダ代表の寺尾玄さん
本日発表された「BALMUDA The Light(バルミューダ ザ・ライト)」。
代表の寺尾玄さんが、お子さんが机に向かう姿から思いついたプロダクトだといいます。
子どもが机に向かうとき前かがみになるのは、大人より視界がせまく、特に下部が見えづらいため、とのこと。
小学生の3人に1人が視力1.0以下(文部科学省2017年度の学校保健統計調査より)……という結果があり、目が悪くなるのを心配した寺尾さんは、“前かがみになる前提”のライトをつくりました。
ポイントは2つ…1つは「太陽光LED」
頭上に光源があると机に影が落ちるし、正面に光源があると眩しすぎる。
「BALMUDA The Light」は手元に影が落ちず、光源が直接目に入らず、かつ目に優しいライトを目指しています。
ひとつのポイントが「太陽光LED」を使っていること。
山田医療照明のライト
通常のLEDライトは青色をベースにしていますが、ブルーライトが強くて目に刺激があり、モノの色が正確に見えない……と寺尾さんは指摘します。
色の正確さが求められる、美術館や医療現場で使われるのが太陽光LED。
紫色のLEDをベースにしていることで、ブルーライトのピーク波長が半分に。
ギラつきがなく、眼精疲労が少ないのだそうです。
もうひとつは「フォワードビームテクノロジー」
机に影を落とさないために考えられたのが、離れた場所から手元を照らすこと。
遠くから、広範囲を照らすために、手術灯に使われる“無影灯”で国内シェアNo.1の山田医療照明と共同開発したのが「fowardBeam Technology(フォワードビームテクノロジー)」です。
3つのLEDを真上(傘の部分)に向かって照射し、光を拡散。
聞き手の反対側に置くことで、影が落ちません。
首の角度は、子どもの身長に合わせて変えられるので、長く使うことができます
9割の完成だから、あとは子ども自身で
自分の子どもに何を望むかな? と思ったときに「creativeであること」に行き着いた寺尾さん。
そこで「BALMUDA The Light」のプロダクトデザインは、クリエイティブを育むインターフェイスが考えられています。
ステッカーセットがついていて、本体に自分が好きなシールをペタペタ貼って完成させます。
最後の10%は子ども自身が完成させ、好きにステッカーを貼ることで自分のものにし、愛着を持ってもらうことが狙い。
6段階の明るさを調節する操作音は、「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ド」と、ピアノの生音を録音したかわいい音色。
ツールボックスは取り出せるので、汚れを捨てられます。洗うのはNG!
ツールボックスは中がボワっと光るので、お気に入りのものを置きましょう。
「その目はどんな夢を見るんだろう。」
サイズは幅191、奥行264、高さ463mm。価格は37,000円(税抜)。
高額で驚きましたが、太陽光LEDはとても高額で、それを3つも使っていることから考えると、お買い得な価格だそうです。
おお〜影が落ちてない
本日予約開始で、10月下旬出荷開始。
9月11日からは「BALMUDA The Kitchen 松屋銀座」などで先行展示が決まっています。
今回はライティング部門の第1弾。来年にはまた新たなプロダクトもおひろめ予定とのことで、どんなライトで出てくるのか楽しみです。
バルミューダ スチームオーブントースター BALMUDA The Toaster K01E-KG(ブラック)
¥22,300 詳細はこちら
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