銀座に、公園???

2017年に営業終了した銀座のソニービルがリニューアルして、Ginza Sony Park(銀座ソニーパーク)が、本日8月9日にオープンします!

商業施設ではなく「公園」

この「Ginza Sony Park」、地上階は公園で、地下鉄コンコースなどとつながる地下4階までを含めた“垂直立体公園”。

地下階にポツポツとコーヒースタンドのような店舗がありつつ、他の大部分が余白なのが特徴的。

地下鉄コンコースから見る入口

商業施設ではないので、極力壁や扉をなくしているとのこと。

余白では、公園らしい偶発性を大切にした、実験的なイベントやセミナーなどのアクティビティが不定期で行われる予定です。

今はフェーズワン、2022年にまた変わる…

「Ginza Sony Park」は、今がフェーズワン。2022年には新ソニービルが完成予定です。

そもそも旧ソニービルを、“どうソニーらしく建て替えるか?”というときに、2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けて、周囲がバンバン建築を建てる中で、

人のやらないことをやる、がDNAであるソニーは、“あえて建てない”選択をした、ということです。

旧ソニービル設立当初にあった、街に開かれた10坪ほどのパブリックスペース。その文脈を引き継いで、公園が完成しました。

地上階の植物は、プラントハンター・西畠清順氏のプロデュースによるもの。

解体で出てきたものを活かす

そうやってできたのが、「残す」「壊す」でもない第3の選択「工夫しつつ残す」やり方。

旧ソニービルを解体する中で出てきたタイル壁や下地をなるべく残し、当時の躯体を再利用して、

新旧がごちゃ混ぜになった空間が誕生しました。

中をキョロキョロすると、細部に歴史の積み重ねを感じることができますよ。

共に実験するパートナーは、トラヤスタンドやキリン…


ここに入るパートナー(テナントではなく)は、例えば「トラヤカフェ・あんスタンド」。

15年越しに完成した、原点回帰のシンプルなアンペーストは、ここ限定。

地上階のポップアップストアでは9月30日まで、あんペーストを使ったかき氷が楽しめます。

植物たちを見ながら、外で食べたい!


その他、KIRINが代官山で営むクラフトビールショップSPRING VALLEY BREWERYによる「BEER TO GO」では、17種類のビールが、香りとのどごしが楽しめる、フタつきプラカップで提供されます。


藤原ヒロシ氏がディレクションする、コンビニエンスストアをコンセプトにしたショップ「THE CONVENI」や、


9月24日まで、地下階にはローラースケート場「PARK x MUSIC x ROLLER SKATE」も。

銀座の一等地で、自由気ままに楽しめる“公園”。ソニーのこれまでにない取り組みに、これからの街の可能性を感じずにはいられません!

Ginza Sony Park
開園時間:5〜24時半(予定)
住所:東京都中央区銀座5-3-1

Photographed by ROOMIE編集部、一部提供 Ginza Sony Park

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