それからの彼女 Un an après

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思わず参考にしたくなるインテリアやファッション。

愛や信念について考えたり、観るだけでアートな気分にまでなれる……

そんな映画、はじまりました。

『勝手にしやがれ』『気狂いピエロ』などを手がけ、歴史に名を残すフランスの映画監督・ジャン=リュック・ゴダール。

『グッバイ・ゴダール!』は、ゴダールの2番目の妻だったアンヌ・ヴィアゼムスキーによる自伝的小説の映画化です。

まるでアートを観るような映像だ…

1968年のパリ。ゴダールと恋に落ち、新作映画で女優もつとめることになった学生のアンヌは、刺激に満ちた生活を送るように。

五月革命という歴史的事件が起こる街を舞台に、ゴダールという天才と過ごす中で、アンヌが女性として成長する姿が描かれています。

ただの恋愛ストーリーではないドラマティックさがあり、歴史的事件が絡んでいながらもポップ。

天才でへんくつなゴダールにハラハラさせられたり、彼を支えるアンヌのキュートさにジーンとしたり。

なにより、劇中のインテリアやファッション、音楽、登場人物、ポップな場面展開などなど……惹かれる要素がぎっしり!

フレンチインテリアに、まずホレボレ

ゴダールとアンヌが暮らす部屋のインテリアは、今もファンが多いミッドセンチュリースタイル。

ヘリンボーンの床に、赤・青・黄色の使い方が印象的です。

シンプルな白壁の部屋を、カラフルなインテリアで個性的にするアイデアは、賃貸に住んでいても真似できそうですね。

壁の装飾を生かして、ポスターや切り抜いた写真を貼るのもかわいい!

キッチンは、白が基調で淡いブルーや赤のキッチン用具が。

60年代のフランスでは、いったいどんなものが置いてあるのかな……と興味津々で画面を眺めてしまいます。

ファッションや街、登場人物にもホレボレ

60年代のパリの街並みや、シンプルでカラフルなファッションにうっとりなだけでなく、

いろいろなシーンで効果的に流れる音楽や、ちょっと挑戦的な映像のつくりもおもしろい。

なにより、ひたむきでチャーミングなヒロインのアンヌには、みんなが恋してしまいそうです。

インテリアの参考にも、すてきな気分にもなりたいときにも、恋人とのデートでも。

ジメジメの夏を忘れる一本にオススメの映画かも!

グッバイ・ゴダール!
7月13日(金)新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座他全国順次公開
配給:ギャガ

© LES COMPAGNONS DU CINÉMA – LA CLASSE AMÉRICAINE – STUDIOCANAL – FRANCE 3.

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