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都心まで電車で1時間。オフタイムが花ひらくログハウス(千葉県印西市)|みんなの部屋

2018/07/09 11:00 投稿

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“田舎暮らし”と聞いて、どんな生活をイメージしますか?

東洋経済ONLINEの「住みよさランキング」7年連続1位に輝く街・千葉県印西市で暮らす安井夫婦は、いわば“オン”である都市生活の刺激や利便性を手放すことなく、

田舎暮らしならではのまったりとした“オフ”を享受しています。

住まいに選んだのは、アウトドア・ラヴァーからの信頼があつい、ログハウスを手がける「BESS」の家。

ここに一体、どんな魅力が潜んでいるのでしょう?

名前:安井常治さん、由衣さん
職業:おふたりともIT企業勤務
場所:千葉県印西市
面積:デッキを含めて140㎡(庭を含むと456㎡)
建築費:3,200万円
築年数:築1年半ほど(新築で購入)

間取り図(クリックで拡大)

お気に入りの場所

思いきり庭いじりをたのしめる、広々したガーデン

庭先でまず迎えてくれるのが、さわやかなローズマリーの香り。

ジューンベリー、アオダモ、ヒメシャラ、オリーブ、ブルーベリー、ミモザ、アーモンド……さまざまな植物が植わった庭は、安井家を語るうえで外せません。


庭いじり、特に花を育てるのが趣味の常治さん。

毎朝6時に起きて草むしりや水やりをしながら、着々と庭を育んでいます。

常治さんが半日仕事でつくったというアプローチの脇には、今年新たに小屋をDIYで建てる予定。


玄関脇の薪を蓄えるストレージまでDIYしたというから、何年くらいDIY経験があるとここまでのものができるのかなア、なんて感心していると……

「DIYは、ここに住みはじめてからなんです」と、さらり。

「もともと植物が好きなのもあるけれど、DIYや庭いじりがやりたくなっちゃう環境なんですよね」(常治さん)

足場板でつくった、リビングの大テーブル

(例えとして適切かはさておき)まるでダヴィンチの『最後の晩餐』のような横に長〜いテーブル。リビングで主役級の存在感を放っています。


「実は、この家を建てるときに使った足場板でDIYしました。組み立て式の簡易テーブルなので、お客さんが来たときだけ出していて。

本来はカーテンのこのクロスも、季節によって替えて気分をリフレッシュしています」(由衣さん)

こちらもDIYした展示棚

お金をかけてものを揃えるだけが、住まいをリフトアップする手段ではない。奥が深きインテリアに、取材陣はただただ感心するばかりです。

リビング、ダイニングが見わたせるキッチン

「この家に入る予定だったキッチン収納が、あまり気に入らなくて……こだわって別プランのものを採用しました。僕も彼女も料理をするので、広い方がいいなと思って」(常治さん)

コーヒーグッズやキッチンツールを収納するオープンシェルフは、常治さんがDIYで取りつけたもの。

できることはDIYするだけで、ちょっとお安めに好み通りのシステムキッチンができあがるんですね。

ピザ窯にもなる薪ストーブ

基本プランをもとに、薪ストーブや土間を追加したり、玄関ドアや窓枠のカラーリングを変更したり、できる範囲で要望をかなえてくれるのもBESSの特長。

ホームパーティでは、友人たちと一緒にピザや焼き芋をつくってたのしむそうです。

冬は着火してから温まるまでに時間がかかるものの、薪ストーブをつければ薄着でも大丈夫なほどの温度になるのだとか。

音楽をじっくり聴く、2階のソファスペース

スピーカーが設置してある2階のソファスペースは、第2のリビング。

常治さんは音楽をじっくり聴きたいときに、ここに座るのだといいます。

そのすぐ隣の広いテラスでは、ベンチに寝転がって由衣さんが仕事をしたりも。

寝ることを追求した、落ち着いたカラーの寝室もあったりして、2階はなんともゆったりくつろげる空間なんです。

この部屋に決めた理由

もともとはタワーマンションに住んでいました

もともとは、都内のタワーマンションに暮らしていたおふたり。いまでも毎日、都内に勤務しているといいます。生活に不便はないのでしょうか?

「都内へのアクセスは、意外といいんです。ここから3キロくらいのところにある駅から職場まで1時間。

乗り換えがないし、始発駅なので、絶対に座れるんです」(常治さん)

「わたしは最初不安もあったんですけど、暮らしてみるとぜんぜんストレスは感じませんね。

このあたりはニュータウン開発に伴って、コストコやイオンモールなどの商業施設が充実していますし。

東京で最先端の場所にいたい欲求もある一方で、暮らすには植物を育てたりDIYしたり、スローライフがいい……両方が叶えられているなと思います」(由衣さん)

ここに来て、暮らしはゆたかになる一方

“田舎暮らし”からイメージした不便さは見当たらないどころか、むしろ暮らしがゆたかになる一方なのだといいます。

ふたりがBESSの家という選択に至ったのは、BESSの展示場で働いていた友人のところに、冷やかしに行ったことがきっかけ。

家の雰囲気と、なにより押し売り感のない、いい意味で適当な空気に惹かれました。

BESSはオーナーコミュニティが盛ん

その空気は、BESSに住まうオーナーさんにも表れているのだとか。

「ちょっと変わったオーナーさんが多いと思います。

たとえば旧車好きのひとって、同じ車とすれ違うと知らないひとでも挨拶する……それと同じ感覚で、BESSの仲間意識って強いんですよね。

Instagramの#bessの家を見るとわかる通り、BESSコミュニティの盛り上がりがスゴイんです」(常治さん)

SNS上で仲よくなって知らないひとのBESSの家に遊びに行ったり、特産品を贈りあったり……常識では説明できない営みが広がっているんですって。

遠くても、来たがる友人は後をたたない!

この家に暮らしはじめてから、以前に増して友人たちと集まるようになったのだといいます。

薪ストーブでつくるピザなど、この家ならではの贅をふるまう料理好きのふたりのおもてなしを前にすると、都心からの距離なんてよもや関係ないのでしょう。

取材陣にも、由衣さんがすてきなサンドイッチをふるまってくれました!

ちょっとした旅行先のように楽しんでくれるひとも多いのだとか。

こんな暮らしが向いている人、向いていない人って?

非常に魅力的に思えてきたBESSでの暮らしですが、決してみんなに向いているとは限りません。

「家のメンテナンスは自分たちでやらなきゃいけないので、結構大変かもしれません」(常治さん)

「たとえば、壁やデッキに使われている無垢の木は、腐敗防止のために年に一度塗装し直さないといけない。外壁も同じく、10年に一度。薪ストーブは、煙突掃除を年に一度。

だから、そういうのを厭わず、むしろ楽しいと思えるひとに向いていると思います」(常治さん)

「薪も、実は山にチェーンソーを持って切り出しに行っているんです。

日当たりなどのために切り倒した木って、引き取ってもらうのに費用がかかるらしくて。だから自分たちで切り出す代わりに、無料でもらっています」(常治さん)

そんな、重労働にも思えることをナンテコトナイとふたりが思えるのは、きっとこの環境と住まいがかける魔法のしわざかもしれません。

残念なところ

熟考できなかったコンセント、照明の位置……

「短い期間で決めなければならなかったコンセントや照明の位置は、うまくシュミレーションできなかったですね……。

その分、結局使っていない箇所もあったりして」(由衣さん)

お気に入りのアイテム

お気に入りのぬいぐるみそっくりに自作した「COJUN」

JUN(ジュン)、COJUN(コジュン)と名付けられた、ちょっと間抜けな表情のカラフルなぬいぐるみは、ふたりの家族のような存在。

実はCOJUNは由衣さんの手づくり、ということもあって、とくに思い入れが強いようです。

「『Bobby Dazzler(ボビーダズラー)』というロンドンのアーティストのぬいぐるみです。ずっと欲しかったのを夫がサプライズでプレゼントしてくれて。

どこにでも持って行きたい気持ちを抑えきれず、携帯サイズのCOJUNをつくったんです!(笑)」(由衣さん)

ふたりのインスタグラムにもたびたび登場することから、BESSコミュニティーでも知られた存在なのだとか。

それぞれの趣味で集めている食器

「ふたりとも食器が好きで、キッチン収納のなかはほぼ食器です。

私はどちらかというと北欧系のもの。夫は国内のもの、と趣味はそれぞれ。

陶器市に行って揃えるというより、日々気に入ったものを自然と集めている感じですね」(由衣さん)

キッチンの収納棚にはyumiko iihoshi porcelainsghrグラス(スガハラグラス)、イッタラAstier de Villatte(アスティエ・ド・ヴィラット)などが並んでいて、洗練されています。

友人が趣味でつくっている花器

「この家に暮らしはじめてから、以前よりも花を飾るようになりました。

花器は、ガラス細工の好きな友人がつくっているものが中心です」(由衣さん)

「それと、Tse&Tse associees(ツェツェ・アソシエ)の『4月の花器』も。適当に挿すだけで素敵になるので気に入っています!」(由衣さん)

暮らしのアイデア

生活感をなくしてくれる、オリジナルのブランドラベル

家を案内してもらっていると、スパイスや洗剤をシンプルな容器に移し替える暮らしのアイデアを発見。

安井夫婦に限らず、こだわりの部屋に住むひとにはおなじみのワザ、と軽く考えていると……なんと、そこには「COJUN」の文字が。

「このラベル、実は私がつくったオリジナルなんです。手づくりのアロマワックスバーにタグをつけて友人に贈ったりもしています」(由衣さん)

生活感の排除に留まらない、暮らしがほんのり楽しくなるアイデアなのでした。


由衣さんも、アロマワックスバー以外にも刺し子をしたり、やはり常治さん同様に何かをつくる時間が楽しいのだとか。

これからの暮らし

ロフトは広々した収納スペース

「『建てて終わり』ではなく、一緒に成長していける住まい」と、常治さんはBESSの魅力について話します。

それは、オーナー感謝祭やワークショップなど、展示場で行われる催しに多くのオーナーたちが参加することにも、如実に表れています。

「今後は庭に小屋を建てて、もっと緑で茂らせたいですね。

集まってくれる友人たちがリピート訪問したくなるような家、そして“訪れるたびに違う家”にしていきたいです」(常治さん)

都会で働き、自分らしくいられる土地に住まう。

オン・オフを軽やかに行き来する暮らしを手にいれたふたりは、これからこの家をどのように育んでいくのか楽しみです。

Photographed by Daisuke Ishizaka

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