「なぎ食堂」はビーガン食堂で野菜をおいしくお腹いっぱい食べられるお店です。夜でもしっかりした定食が食べられるし、気さくな雰囲気が落ち着くのでたびたびお世話になっています。
そんな「なぎ食堂」の世界観がぎゅっと詰まったこの一冊。野菜主役のメニューが国籍別に紹介されていて、新しいスパイスを知れたり、野菜の下ごしらえのコツが学べたり、見ているだけで楽しめます。
さらに実用的なのが、目次にある4つのアイコン。「5分以内でできる」「ひとつの鍋でできる」「ソースや具材など使い回せる」「ちょっと辛いよ」と、ひと目でわかるので、メニューを選ぶときにとっても助かるんです。平日の夜はできるだけ洗い物もコンパクトにサクッと作りたいので、「ひとつの鍋でできる」レシピは特に重宝してます。
お気に入りは106ページの「厚揚げときのこのトマトココナッツ煮込み」。
ひとつのお鍋であっという間に完成します。実質5分で作れちゃいました。
ココナッツミルクのコクとトマトの甘みが効いているので、塩は少量でOK。厚揚げは食感がしっかりしているので、食べごたえもあります。レシピにはありませんが、ニンジンが余っていたので入れてみました。
まるでじっくり煮込んだような丁寧な味わいがこんなに簡単に作れてしまうなんて…ミラクルな一品です。ぜひお試しください!
最後に余談として。店主の小田さんは音楽レーベルを運営されていて、ミュージシャンとの親交も深いそう。本書に収録されている原田郁子さん(クラムボン)、ショコラ&アキトさん、バイオマンさん(neco眠る)の素顔がのぞけるインタビューにも注目です。