視界には壁のみ。穏やかな休日、何の予定もなく、ただただ「壁」を見つめている時間。
誰にも邪魔されることなく一心に見つめ続ける、贅沢を超越したあの時間のことです。
数分経って、少し近づいて壁を見始める。あ、壁ってこんなに汚かったんだ、と気づくことでしょう。
すると、セリアに行くんですよね。
木製の細かいアイテムが充実しているのです、セリアは。
新宿にあるセリアはレジが混みがち。だから1商品“だけ”持ってレジに並んでいると、「もったいない」と思い始める。そのため、これは必要なのか?と思うものでも買ってしまう魔法がかかります。
でもセリアは「壁」の素っ気なさを消してくれるアイテムの宝庫。特に木製のアイテムは広範囲に棚を陣取り、それでいて各々クオリティが高い。部屋をウッド化させる優秀な人材(木材)がそろっているのです。
今回は「インテリア木製ウォールボックス」「インテリア木製ウォールフック4連」「ラウンドウッドピン6P」をセレクト。さて、家に帰って壁に付けます。
壁へのダメージは、画鋲の穴くらい
この部屋に住み始めるとき、不動産屋さんが「ガンガン画鋲は刺しちゃっていいので!」と、そう言うので、ガンガン刺していくことにしました。別にポスターをたくさん飾るような雰囲気は出していなかったのですが。
ウォールボックスもウォールフックも、後部に小さな穴が付いているので、ここに何かしら引っかかれば設置できるシンプルなつくりとなっています。
今回は、画鋲もウッド感にこだわりました。商品によって木の大きさが異なるので、なるべくウッド感の強いものを選びましょう。
ただここで言っておきたい。100均です。強く押しすぎないように。
力を入れすぎると、いや、木のかたちに反した押し方をしてしまうと、このような惨劇が待ち受けております。
ご注意を。
とりあえず“インテリアにこだわっている感”は出る
とりあえず、少しだけ出ましたね。こだわっている感。
こうなると、ぼーっと眺めるというよりは、ここをどのように装飾していこうか、という気持ちが芽生えます。
もう少しやってみましょう。
ウォールフックの方は、革製品やキーをかけてフックに寄り添う定番をおさえつつ、そしてレスラーのフィギュアをアクセントに。
で、ウォールボックス。ここにはアンティーク風のアイテムを並べました。「風」と言ったのは、これがアンティークかどうかわからないためです。
でも、“部屋の中で一番アンティーク感のあるアイテムを探す”という新たな遊びを発見。収穫は大きい。
ぼーっとしながら部屋の壁に変化をもたらしたいと考えたときは、ぜひセリアへ。もちろん、そのまま壁を見続けていたいという方は、その贅沢な時間をたっぷりお楽しみください。
100回以上の人気連載「マイ定番スタイル」では、私たちの暮らしを変えてくれそうなアイテムを実際に買ってレビューします。直近2回はこちら。・ハンディラップを使えば、引越し後のダンボールの片付けがスムーズに
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