人気連載「マイ定番スタイル」では、無印良品、IKEAなどに代表される親しみやすいブランドの商品から、ちょっと気になる品々まで、私たちの暮らしを変えてくれそうなアイテムを実際に買ってレビューします。今回はVol.93。

3月に入ったというのに、まだまだ寒さ対策も油断できそうにありません。

温かい衣服を着るのも重要ですが、体を直接温めてくれるカイロは冬の必需品。

でも使い捨てカイロって、開けるときにも使い終わったあとにもゴミが出るし、あんまりスマートじゃないな〜と思っていたんですよね。

そこで、そんな冬をスマートに乗り切るための必須アイテム、ハクキンカイロをご紹介します!

何度でも使えてちゃんと温かい!

ハクキンカイロは、ベンジンを主成分とするオイルを燃料とするカイロ。

とは言っても、オイルが直接燃えているわけではなく、ベンジンの気化ガスがプラチナと接触して発熱する科学反応を利用しているんだとか。

ややこしいですが、カンタンにいえば何度も繰り返し使えてしまうカイロということ。これならゴミも出ませんね!

更にすごいのは、一回の注油での温かさの持続時間はなんと最大24時間!

でもちゃんと温かいの?というのが一番気になるところですが、そこは心配ご無用。


使用感としては通常の使い捨てカイロよりも断ッ然暖かく、付属の可愛らしいフリースケースに入れてもホッカホカなんです。

ハクキンカイロの使い方

さて、ではそんな冬の便利アイテム、ハクキンカイロの使い方を紹介しますよ。

注油?ちょっと面倒くさいかも…と思われるかもしれませんが、たったの2ステップ。慣れてしまえば3分もかかりません。

まずカイロのフタと火口を取り外し、タンクにベンジンを入れます。

付属のピンクのカップに1杯入れれば12時間、2杯で24時間温かさが持続します。

必要に応じて持続時間が選べるのも便利ですね。

カイロ用のベンジンは色々なところで製造されていたり、ZIPPOライター用のオイルでも代用できるようですが、ハクキンカイロ指定の「エビスベンジン」か「NTベンジン」がおすすめです。

ベンジンを入れたら、火口をとりつけて、科学反応を開始させるために火口にライターかマッチで火を点けます。

ほんの数秒火口に火を近づけると、反応がはじまってカイロ全体が温まりだします。

あとはフリースケースに入れてポケットの中などに入れておけば、体をポカポカにあたためてくれます。


火口のパーツは消耗品なので1シーズンごとに買い替えが必要ですが、こちらも700円程度とお手頃価格なのでランニングコストもかさみません。

残念なところ:オイルの臭いはどうにもならない


使い捨てカイロに比べて良いことだらけのように見えるハクキンカイロ。

ですが、オイルを燃料に使っているため、使用中にどうしてもオイルの臭いがします。

帰宅後、屋内で近くに置いておくと、ちょっとオイル臭いな〜と思うこともしばしば。

臭いの感じ方には個人差がありますが、個人的には屋外であればそんなに気になったことはありませんので、基本的には屋外での使用がおすすめです。

コンパクトでかっこいい!


使い捨てじゃないカイロがほしいだけなら、いまは充電式のものも色々あります。

わざわざオイルを入れたりしなくて良い分、充電式のほうが便利なんじゃ…?とお思いの方も多いのではないでしょうか。

しかしながら、あんまり温かさが長持ちしなかったり、長持ちするものだと大きくてポケットに入れづらかったりとデメリットもいくつかあるようです。

そのあたりを考えると、ポケットにスッと入るコンパクトさと、1923年の発売以来変わっていないのに、どこか今っぽいシンプルで飽きの来ないデザインはとても魅力的です。

エコで暖かくてカッコいい。しかも価格も税込3402円と普通に手が届く価格。こんなにスマートな防寒アイテムってあまりないんじゃないでしょうか?

まだもう少し続きそうな冬の寒い日は、ハクキンカイロでスマートに乗り切ってみるのはいかがでしょうか。

ハクキンカイロ

RSS情報:https://www.roomie.jp/2018/03/420039/