ひな祭りには彼女をおもてなし
なんとなく子どもの行事と思いがちなひな祭り。お花がいっせいに咲いて、春めいてワクワクしたり、なにか新しいことがしたい3月、お花を買って、ちらし寿司を作って、大事な人にサプライズしてみるのはどうでしょう?
王道で人気のちらし寿司のレシピを、フードスタイリストの田村佳奈子さんに教わりました。おかずや副菜はなくても、華やかな料理です。
『ひな祭りにピッタリ! ちらし寿司のレシピ』
特別な日なので、豪華にウナギのかば焼きをトッピングしていますが、穴子、かんぴょう、干し椎茸の煮物などもおいしいです。
ちらし寿司を作るとき、合わせる具の準備が大変そう……と思うかもしれませんが、前日に作っておくこともできるので、慌てなくて大丈夫です。
必ず入れないといけないものはないので、お好みでアレンジしましょう。お刺身やいくら、桜でんぶ、かにかま、市販のかんぴょうなど、お手軽な具材もいいですよ!
材料(2人分) <すし飯>・ごはん(2合分)
【合わせ酢】
・米酢(50cc)
・砂糖(大さじ1)
・塩(小さじ1)
*合わせ酢は余ったら保存容器に入れて、冷蔵庫で2〜3か月保存可能です。
<合わせる具>
・鰻のかば焼き(1/2枚)
・絹さや(8枚)
・がり(適宜)
・白ごま(少々)
錦糸卵
・たまご(1個)
・塩(少々)
酢れんこん
・れんこん(40g)
【甘酢】
・昆布だし(20㏄)
・酢(30㏄)
・砂糖(大さじ1)
・塩(少々)
作り方
STEP1:ご飯を炊く昆布を入れて炊くとおいしさがUPします。その間に合わせる具の準備をしましょう。
<酢れんこん>
れんこんは皮をむき、縦半分に切り1ミリ厚に薄切りし、いちょう切りにする。
小鍋にお湯を沸かし塩(分量外:少々)を入れてれんこんを1分ほど茹でザルにあける。
バットやタッパーなどに酢、砂糖、塩を混ぜ合わせて入れ、茹であがったれんこんを浸す。
※ラップを表面にぴったり貼ると落し蓋のようになり、よく味が染みます。冷蔵庫で1週間~10日ほど保存可能です。
<錦糸卵>
卵を溶き、塩を加えてよく混ぜる。
フライパンに油をなじませ中火にかけ、卵を流し入れ蓋をする。
1分ほどして表面が乾いたら取り出し粗熱を取り、細切りにする。
※薄焼き卵を半分に切り、更に両端を切り、長さが均等になるように切り揃えるときれいに仕上がります。
<絹さや>
絹さやはヘタを少し折り、筋を引っぱって取る。
熱湯に塩(分量外:少々)を加えてサッと茹で、冷水に取って色止めをして水気を切る。
斜めに2~3等分に切る。
STEP2:酢飯を作る炊きたてのごはんを寿司桶またはボウルに移し、分量の寿司酢をしゃもじに伝わせるようにして、全体にまわしかける。
しゃもじを大きく動かして、はじめは底から混ぜるように、次に米を切るように混ぜ合わせる。
ある程度寿司酢が混ざったら、ダマをなくすようにしゃもじを横に切るように細かく動かし、ごはんがつぶれないように気を付けながら手早く混ぜる。
表面がつややかに輝いたら、うちわで扇ぎ表面を冷まし、上下を返して同様にして、全体が人肌ほどの温度になるまで冷まし、濡らして固く絞ったふきん、またはさらしをかぶせておく。
STEP3:盛り付けるうつわにすし飯、合わせる具、鰻のかば焼き、白ごま、がりをお好みでトッピングする。
Photographed by 田村佳奈子、一部Shutterstock