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六本木と渋谷に出現「ビットコイン・シェアハウス」住んでいるのはこんな人たち

2018/01/23 22:00 投稿

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BUSINESS INSIDER JAPANより転載:

ビットコインをはじめとする仮想通貨の価格が大幅に上昇した2017年。特にビットコインは12月に入って急騰し、一時は220万円を超えた。しかし、その後急落。12月24日20時時点で160万円台で推移している。

ビットコイン保有者たちとはどんな人たちなのか。サンフランシスコでは住民のほとんどが億万長者になったシェアハウスがあるが、日本にもビットコイン好きが集まるシェアハウスが存在する。2017年後半にオープンした、渋谷と六本木にある「銭家(ゼニハウス)」だ。

こちらは渋谷の銭家。家賃は1人あたり3万円〜4万円と破格だ。20代を中心に8人が住んでいる。

起業家やエンジニアが多く、兼業の仮想通貨ブロガーも多いが、ビットコインだけで生活をしている人はまだいない。

住人のひとり、宮本ジョーさん(左、26)はCAMPFIRE社のビットコインエンジニアだ。2017年8月、Slack上でビットコインを送れる機能「OKIMOCHI(オキモチ)」を開発した。

「できる限り日本円は持ちたくない」と資産のほとんどをビットコインに変えているというジョーさん。「日本円の総発行量、言えますか? 為替相場も何がきっかけで変動するか全くわからない。ビットコインはソースコードをたどれば全部わかるし、とてもシンプル」

本棚にはビットコイン関連本のほか、経営やプログラミング、哲学の本、マンガ「闇金ウシジマくん」なども置かれていた。

別の住人、栗原啓輔さん(21)はビットコインにのめり込み、2017年10月に大学を中退。今は仮想通貨の取引所で働きながら起業の準備をしている。「ビットコインを調べていったら、既存金融の仕組みの方が怪しい、と思うようになりました」

10代もいる。北村樹生さん(18)は2016年に高校を中退、個人事業主としてウェブ制作や作曲などをしていた。2017年に入って少額の支援を受けるアプリpolcaを通じて銭家を知り、9月に兵庫から上京して入居した。

寝室は3部屋。ここは男性用で5人が同室に寝泊まりする。ノマド生活をしている人が泊まっていくこともあるという。恋人を家に招くことはOKだが「他者に配慮すること」が鉄の掟だ。

「銭家」の仕掛け人はCAMPFIRE社CEOの家入一真さんだ。元々運営していたシェアハウス「リバ邸」の別館として、仮想通貨に特化したシェアハウスをオープンした。

こちらは六本木の銭家。家賃は渋谷と同じく3万円〜4万円。6人でシェアしている。

高瀬俊明さん(29)は勤めていたIT企業でエストニアのイーサリアム関連企業設立に携わった。自分でも起業したいと準備をしていたところTwitterで銭家の存在を知り、応募をした。

コーヒーを淹れたり鍋パーティーをしたりと住人同士の仲も良い。誘い合わせたわけではないのにブロックチェーン関連のイベントで鉢合わせることもあるという。

銭家六本木の管理人&住人である和田歩波さん(23)。大学を休学して、P2Pのフィンテック企業で広報を務める。勤め先が家入さんから出資を受けていたことが銭家入居のきっかけだった。

生活リズムはバラバラ。住人が深夜12時過ぎまで帰ってこないことや正午まで寝ていることもよくあるという。

誰かは明かせないが、住人の中には「億り人(資産が1億円以上ある人)」に近い人もいる。2017年のモナコインの価格上昇をきっかけに巨額の富を得たそうだ。

未来のサトシ・ナカモトは、この家から生まれるのかもしれない。

(文・写真、西山里緒)

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