アフリカはナミビアの南方に位置するKolmanskop(コールマンスコップ)は、ゆっくりと砂漠に沈むゴーストタウンで、砂に占領された家がたくさん放置されています。
もともと砂漠地域だったこの地区は、ダイヤモンドが発掘されたことで世界中から大勢が熱狂して移住し、鉱山の街を築き上げました。しかし第一次世界大戦後にダイヤモンドの売り上げが落ち、それと共に街は見捨てられ、今はゴーストタウンとして世界中の写真家たちに注目される場所となったのです。
そこに見られた繁栄。たくさんの人が集い、たくさんの住宅が建てられ、新しい出会い、新しい生活、賑わいがあったはず。
建物の外観を見ると、なかなか素晴らしいデザインやつくりのものがたくさんあります。しかし今は、家の中は砂だらけ。そこに見られる哀愁といったらありません。
人間の欲によって作られた街は、戦争によって見捨てられ、すべては廃墟と化していきました。どんな素敵な住まい・建物であっても、人がいなくなればそこは廃墟となり、朽ちていきます。歴史が移り変わり、人の住むエリアも移り変わり、新しい街が築かれる一方で滅んでいく街がある。
せっかく建てた家。せっかく築いた街。長く、愛着を持って住んでほしい。このゴーストタウンの存在は、今を生きる私たちのこれからの街づくりに残されたメッセージなのかもしれません。
ネタ元サイトにもたくさんの画像がありますのでどうぞご覧ください。
Devoured By The Desert: Creepy Kolmanskop Ghost Town (21 PICS) [Love These Pics]