思わずコートの襟を立ててしまうほど、寒い日も増えてきました。そんな夜はやっぱり温かいものが食べたいですよね。でも、年の瀬に近づくと仕事が立て込んで帰りが遅くなったり、忘年会のお誘いが多くなったり…で自炊もままならないという人も多いハズ。そこで私がオススメしたいのが、あの『鮎ラーメン 二子玉川店』の鮎ゴトラーメンが自宅で食べられる完全再現キットです。
鮮魚ラーメンブームは継続中
ラーメン界では、ここ数年の濃厚煮干し系人気に続き、昨年は鯛を使った塩ラーメンが話題になるなど、“鮮魚ラーメンブーム”が継続中。ラーメンフリークの間では、長年愛されている『鮎ラーメン』ですが、その流れも手伝って、オープン時は連日行列を作っているそう。しかも店舗は1日5〜6時間しか営業していないため、なかなか食べに行けないという人も多いのではないでしょうか?
そんな激レアラーメンを自宅で食べられたらうれしいけど、本当にお店と同じ味に仕上げることができるのか、半信半疑という人も多いと思います。そんな皆さんのために、このキットには普段料理をしない人でも絶対お店と同じ味にできるレシピが付いているんです!
誰でもお店と同じ味を再現できる!
まずは、中身をチェック。
箱に入っているのは、鮎の一夜干し、麺、スープの3つ。それぞれ2食分入っています。店舗から冷蔵で送られてくるので、もちろん鮮度は保証付き。
そして、必要な道具を用意します。レシピによると、必要なものは次の通り。
《必要な道具》麺ゆで用の大鍋、スープ用の片手鍋、ざる、キッチンタイマー(スマホでも可)、どんぶり、アルミホイル、オーブントースターの7つ。どの家でもだいたい揃っているものばかりですね。
さて、早速作ってみましょう。
1. 大きな鍋にたっぷりの水を入れ、沸騰させる。
鍋の中で麺が踊るように大量のお湯を使うのが、美味しく茹でるコツ。小さな鍋の中で少ないお湯を使って麺を茹でると、麺同士がからまって固まってしまったり、全体的にべとついてしまったりして、最悪の食感に。これでは美味しさ半減です。よって、小さい鍋はダメ絶対。
2.スープを鍋にあけ、温める
スープはお湯で割る必要はありません。原液のままパックされているので、温めるだけ。簡単ですね。
3. オーブントースターのトレイにアルミホイルを敷き、鮎を約2分焼く
アルミホイルではなくて、オーブンシートではダメなの?と思う人もいると思います。アルミホイルには、熱を反射する性質と熱伝導力があり、即時にトースター内の温度を早く上げることができるため、鮎の表面をカリッと仕上げることができるんですよ。
またトレイに油が落ちるのを防ぐこともできるので、洗う手間が省けて一石二鳥ですね。
4. スープをどんぶりに移す
2で温めたスープをどんぶりに入れます。
5. 麺をゆでる(70秒)
麺を手で軽くほぐしながら、1で沸騰させた湯に麺を投入します。ぐらぐらに沸騰させた湯がベスト。麺同士がくっつかないように、途中、箸で少しかきまぜましょう。
時間はスマホなどでしっかり70秒計りましょう。あっという間です。
6. 麺をざるにあげ、よく水気を切ってからスープに投入。鮎を載せて完成!
スープが薄くなるので、水気はしっかり切ってから4に麺を入れます。そして3の鮎をのせたら完成♪
今回はお店と同じトッピング(白髪ネギ・ミツバ・半熟玉子・焼海苔)を用意しました。
インパクトを狙うなら、写真のように鮎を開いたままのせて。またお店のように鮎が泳いでいる姿をイメージして立ててのせても良いです。
肝心のお味はいかに?
さて、早速出来上がったラーメンを頂いてみましょう。
鮎の一夜干しを丸ごと1尾入れているという見た目のインパクトはもちろん、その鮎を贅沢に使って作られたスープは美しく澄んでいて、上品な味わい。鮎はカリッと香ばしく、スープに風味を添えています。頭から丸ごと食べられるので、カルシウムも摂取できそう。そして、鼻に抜ける、鮎の香りは唯一無二の美味しさ! 中細のちぢれ麺は、スープとよくからまって、するすると入って来ます。特に寒い夜は、その滋味深い味わいにしみじみと幸せを感じられるでしょう。
こってり系ラーメンではないので、遅めの夕食でも胃もたれすることなく、魚系だからカロリーも気になりませんね。だから女子にもうれしい。
さらに食べ終わったスープにご飯を入れて、雑炊風にしたり、柚子胡椒やラー油を混ぜて味変を楽しんだりしても美味しそう!
正直、カップラーメンを作るのと変わらない時間で、こんなに簡単にお店の味が再現できると思いませんでした。
鮎ラーメンは美味しいけれど、寒いし、並ぶのは面倒という人には、うってつけのキット。2食分付いているので、友人同士やカップルで仲良く食べても良し。また年末年始のご褒美食として買い込むのもオススメですよ。
今回ご紹介した、鮎ラーメンの完全再現キットはクラウドファンディングサイト「machi-ya(マチヤ)」にて、支援が可能です。店舗に行くことなく、鮎ラーメンが食べてみたい、という方はぜひチェックしてみてください。
Image: machi-ya
Source: machi-ya
(文・調理/佐々木麻子)