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視覚に頼らない繊細な触覚から生まれた漆器「めぐる」が、日々の食卓に寄り添う

2017/12/01 06:00 投稿

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人は人生の中で、約8万回の食事をするらしい。そんな話を聞いて、食事の際のテーブルの上を注意深く見てみたが、大量生産品であるわが家の器は簡易的なもので、長く愛着を持って使えるものではなかった。

日々の食事を大切にするのはもちろんだけれど、食事に寄り添う器自体も、もっと大切に選んでみたいなと思った。


福島県、会津若松の漆とロックが販売する漆器「めぐる」は、日々の暮らしの中で永く使っていけるお椀。日本人の食の基本である一汁一菜のための器で、飯椀・汁椀・菜盛り椀がきれいに重なる三つ組。

漆器本来の心地よい肌触りや口当たり、優しい形を追求して、約1年の歳月をかけて商品開発した。


「めぐる」は震災後の東北で生まれ、東北のトチノキ材と岩手県・浄法寺で採れた国産漆から選りすぐりの材料を使用。会津の漆器職人たちの匠の技で、ひとつずつ制作されている。

また、木と漆のよさを最大限に引き出すため、商品開発では「触覚」に注目。視覚障がい者の方々が活躍する暗闇のソーシャル・エンターテイメント「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」とコラボレーションし、手先や唇の繊細な感覚から、究極の心地よさ・使いやすさを追求した。

シリーズは2種類、大切なものを安心して抱き上げるような安定感のある「水平(すいへい)」と、ずっと手の中に包んでおきたくなるような触り心地の「日月(にちげつ)」だ。

今後は、注文してから器が届くまでの間、職人たちが手間ひまをかけて器を作る様子が工程ごとに動画や冊子で送られてくる、新しいサービスも展開予定だという。

本物の漆器の「めぐる」はちょうど十ヶ月ほどかけて丁寧に作られるため、まるでわが子の成長を見守るように、商品の到着を待つ。待ちながらストーリーを通じて、自然に日本の手仕事や伝統文化について学ぶことができる新しいサービスなのだという。

めぐる(Meguru)さん(@meguru_urushi)がシェアした投稿 – 2017 9月 14 4:16午前 PDT

丁寧に作られ、丁寧に届けられる漆器「めぐる」。その触り心地に毎日の食卓がもっとあたたかく、ゆったりとした時間になりそうだ。

漆器めぐる
@meguru_urushi[Instagram]

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