そこでROOMIEが厳選した、さまざまなジャンルのショップをご紹介。実際に足を運んでみて、通いたくなるようなショップを見つけよう。
JOURNAL STANDARD SQUARE
URL:http://journal-standard-square.jp/住所:東京都渋谷区神宮前6-19-20 第15荒井ビル1F
電話番号:03-5778-9205
営業時間:11:00〜20:00、不定休
10月28日にオープンした、JOURNAL STANDARDが考える日本のスタンダードが揃うギフトショップ「JOURNAL STANDARD SQUARE (ジャーナル スタンダード スクエア )」。
家紋のようなロゴがデザインされた暖簾をくぐると、店内にはお菓子がずらっと並んだ屋台、アパレル生地を使った風呂敷、職人が手がけた陶器、Tシャツのグラフィックを思わせる提灯照明など、贈り物に最適な和洋折衷の「いいもの(GOODS)」が揃っている。
今の東京を感じさせる「JOURNAL STANDARD SQUARE」について、プレスの岸川さんと店長の小原さんにお話をうかがった。
左:岸川さん、右:小原さん
コンセプト
「GOOD(S) GIFT SHOP」がコンセプト。インテリア、生活雑貨、食など「和」を背景としつつも、「洋」が感じられるものや、カジュアルながら気の利いた、気持ちを豊かにしてくれる「いいもの(GOODS)」を販売している。
また、ギフトの贈り方として「風呂敷」を提案。贈り物として、包む物として、バッグとしてなど、風呂敷の様々な使い方を楽しむことができる。
ラッピングのオプションとして風呂敷を提案しています(150円〜)。「平包み」「お使い包み」「リボン包み」など12通りの結び方があるのですが、お客様にもご好評いただいています。
風呂敷には千年を超える歴史があるそうです。そこには日本の心、日本人ならではの気持ちがこもっていると思います。これまでギフトといえば包装紙でしたが、それを風呂敷にすることで新しさはもちろん、贈る人の気持ちまで一緒に包むことができると考えています(岸川さん)
「JOURNAL STANDARD SQUARE」では洋服に使っている生地で風呂敷を作っているのですが、そこがジャーナルスタンダードらしさ。ハンドルをつけるとバッグとして使うこともできるので、風呂敷をファッションとして楽しんでいただきたいです。モデルさんや、若い人たちにも風呂敷を持ってもらえたらうれしいですね(岸川さん)
外部のセレクターを起用「JOURNAL STANDARD SQUARE」には、58works代表の三宅敬氏、「雨晴/AMAHARE」のディレクター金子憲一氏、日本百貨店代表の鈴木正晴氏らがセレクターとして参加している。
全国の産地に強い繋がりのある方に社外のバイヤー的な役割をお願いしています。これはインテリアブランドとしては初めての試みです。
三宅さんは沖縄を中心に全国の民藝を、「雨晴/AMAHARE」さんには食器をセレクトしていただいています。店頭の屋台には昔からある日本のお菓子などを揃えていますが、これは「しょくひんかん」の鈴木さんにお願いしました。今後はこの方たちを立てたイベントなども開催できればと思っています(岸川さん)
客層
オープンの背景には、誕生日やクリスマスなどのイベントだけでなく、女性同士のプチギフト需要が増えていることがある。そのため当初は20代後半から40代の女性を中心に考えていたが、実際に訪れるのは30〜40代男性や海外観光客も多いという。
30〜40代くらいの方や、感度の高いオシャレなご年配の方も多いです。女性だけでなく、男性もギフトを買ってくださいますね。特に食器は、話を聞きながらじっくりとご覧いただいています。
日本人のお客様が海外の方を連れて来店されることもあるのですが、先日も「ここでしか買えないものだから買ったほうがいい!」と英語ですすめてくださったんです。私は英語が苦手なのでで助かりました(笑)(小原さん)
スタッフおすすめアイテム
「R&D.M.Co- (オールドマンズテーラー)」の風呂敷 ¥3,200他山梨県にアトリエを構える「R&D.M.Co- (オールドマンズテーラー)」。“古き良き時代に目を向け、時代の流れとともに減少している技術や素材などを見直しながら、ただ美しいだけではなく、不便であるがゆえに魅力的なもの、シンプルでありながら時とともに風合いを増し、生活空間に馴染んでいくもの”をキーワードに、こだわりのあるライフスタイルを提案している。
その「R&D.M.Co- (オールドマンズテーラー)」が手がける、イギリスの偉人たちがプリントされた「GREATMAN」シリーズの生地を使った風呂敷だ。
主にアパレルメーカーで扱われていて洋服にもなっています。当店では風呂敷を別注し、他にエプロンとキッチンクロスも。風呂敷はバッグとして使いたいと、ハンドルと一緒に購入される方が多いです。
サイズは50cm角と、100cm角の2種類。100cm角は、旅行などの時に忍ばせておくとバッグとしても使えるので便利ですよ。コットン素材なので洗濯もできます(小原さん)
「STUDIO PREPA(スタジオプレパ)」のペンダントライト ¥36,000平勝久氏と瑞穂氏が長野で営むガラス工房。ブランド名には、プレパレーション=生活道具の支度部屋との思いが込められている。色は透明感のあるパープル、クリア、グリーンの3色。風鈴のような丸みを帯びた形が目をひく。
「Lotus」というボウルタイプの食器が有名なのですが、今回別注でペンダントライトを作っていただきました。素材はすべてガラスなので光もきれいですし、お部屋も明るくなるのでおすすめです(小原さん)
「SUEKI ALCHEMY(スエキ アルケミー)」の陶器 ¥2,800他世界にひとつしかない手づくり感と、土や釉薬が生み出す精緻な表情を大切にしたブランド。徳島の大谷土と愛媛の砥部土を調合し、石の質感を表現した新しい大谷焼を提案している。
アイテムはマグカップ、プレート、ボウルの3種類。色はグレーとベージュの2色あるが、ベージュは「JOURNAL STANDARD SQUARE」の別注カラーだ。
釉薬の垂れる感じが1点1点異なり、表情が変わっているところがおすすめです。釉薬は焼くとガラス質になります。3アイテムとも釉薬を塗っているところ、塗っていないところがあるので質感の違いもお楽しみいただけたら。別注のベージュは特に人気があります(小原さん)
今後のショップづくり
今後は風呂敷の包み方などのワークショップを開催したいですね。また、セレクターをお願いしている3名によるイベントや、作家さんの作品展など、お客様と密な関係を築くことができるようなイベントも企画していきたいと思っています(岸川さん)