カスタム自体も楽しめるのです。
もしこの世に自分だけの専用キーボードがあったなら、ボタンひとつであんな作業やこんな作業をできたりして、さぞ捗りの極みであることでしょう。そんな切なる願いを叶える聖杯(デバイス)、車も電気で走る2017年ならあるんじゃあないの? はい、あります。
スマート液晶キーボード「Infinitton(インフィニトン)」は、万能の願望器とまではいかないまでも、普段のPC作業を大幅に効率化してくれるデバイスです。ルックスから既に心をつかまれている感はありますが、どんなことができるのか実際に触って確かめてみました。
これはいわゆるプログラマブルキーボードで、15個のキーにお好みのファンクションを設定することができるというもの。コピペやファイルオープンといったショートカットを1ボタンで行えるようにしたり、もっと複雑なアクションをマクロで組んだりすることができます。その他にはアプリの起動やwebサイトへのジャンプ、テキストのペーストなんてのも。
賢いのは、事前に設定しておけばアプリを切り替えるとキー配列も変わってくれるというところ。ブラウジング用、エクセル用、フォトショップ用といった具合に専用配列を設定しておけば、アプリを起動させると同時にキー配列も切り替わってくれるんですよ。モードチェンジ感覚で作業のバイブスもあがるってなもんです。
アプリ変更以外にキー配列のバリエーションを作りたいというのなら、フォルダを作って階層化してしまうというのもアリ。こうすればフォルダのキーの分をマイナスして、14+14=28個のファンクションを設定できます。F28まであるとかシャレになりませぬな。
実際にキーを押すとこんな感じ。どこに何を設定したかを指が覚えてしまえば、電卓のように「ッターン」と使いこなしたりできるかも。
キーの設定は専用エディターで一括管理。液晶の輝度も調整できますし、液晶に表示される画像も個別に設定できます。なにもアプリアイコンに縛られる必要はないワケですから、自分にとってわかりやすい画像やピクトアイコンを設定するのもいいですね。工夫すれば痛キーボードのようにもできそう?
最後に、僕が触って感じた「Infinitton」最大の持ち味を紹介します。それは……。
押した時の気持ち良さ、です。えぇ、機能面とかそういうことではありません、これはもうエモの話です。つい押したくなる絶妙のプッシュ感や、デジタルなアイコンを指で押すという不思議な体験、これがたまらなくイイのです。触っていて楽しいデバイスとなれば、これはもう人類史的に正しいモノでしょうよ。
接続もUSB1本とお手軽の極み。ラップトップと一緒に持ち歩いても邪魔にならないサイズです。単純な数字を設定しておけばテンキーや電卓代わりにもなりますしね。
オフィスワーク、レタッチ、音楽制作、ゲームなどなど、効率化の種は尽きまじ。アイコンの統一感にこだわりたいというビジュアル派な人も、納得いくまでカスタムできるでしょう。PCライフを楽しくハックするキーボード「Infinitton」は、machi-yaストアにて好評発売中です。
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Photo: ヤマダユウス型
Photo: ヤマダユウス型
Video: YouTube
Source: machi-ya
(ヤマダユウス型)