そんなキャップの部分がとても凝っているラム酒が誕生した。世界初の”サステイナブル”なお酒、と自称する「Fitzroy Navy Rum」は見た目がとにかく美しい。
印象的なのはキャップの部分であり、それはなんとビーチのゴミとなっていたコカコーラのラベルを再利用して作られたものなのだ。
ラム酒を飲むことで、より海を綺麗にすることができるというコンセプトのもと、このラム酒は誕生した。
人々にどれだけの資源が毎日消費されているかを一瞬でも考えてもらいたいという願いが込められている。そもそも、コカ・コーラのラベルを再利用するというアイディアは、今年の1月にFitzroyの人々がオランダのビーチにたくさん捨てられていたコカ・コーラのラベルを見たときに生まれたとのこと。
ただ再利用したものでは意味がない。人々を惹きつけ、長くボトルごと愛用されるデザインにしなくてはならない。そんな考えのもと、ボトルとキャップのデザインが誕生した。
結果として、お酒を飲み終わった後でもとって置きたくなる、あるいは再利用したくなるデザインが誕生した。捨てずに利用し続けて欲しいという思いから、ボトルはシンプルに、なんのデザインも施されていないものとなっている。
肝心のお酒そのものの味が気になる人もいるだろう。もちろん、ラム酒は普通のラム酒ではない。なんでも、海軍を彷彿させるようなブレンドとなっているそうだ。
その理由は、会社が昔海軍学校だった場所に位置していたから。ちなみに海軍を思い起こさせる“ネイビースタイル”はスムーズな舌触りながらずっしりとしたフレーバーとなっていることを意味しているとのこと。それは過去の勇敢で積極的な海軍の姿を思い起こさせるようなものらしい。
様々な思いを乗せて、作り上げられた「Fitzroy Navy Rum」。実際に飲んでみたいというお酒好きの人はもちろんのこと、このボトルとキャップが欲しいという人もいるだろう。
販売は公式サイトから行われるとのことだが、実際の販売予定はまだ未定である。
ボトル部分がシンプルにラッピングされているので、贈り物としてもいいだろう。素敵なボトルを見ていると、特別な思いが込められたラム酒を、大切な人と味わってみたくなる。