日本全国からさまざまな暮らしかたや仕事を実践されている方が一堂に集まるイベントだ。
キュレーターは、エコハウスなどを手がける建築家であり、「みかんぐみ」の竹内昌義さん(写真左)、東京から熊本、札幌へと移住し、広告業の他に暮らしにまつわる常識を模索する活動を行う「暮らしかた冒険家」の伊藤菜衣子さん(写真中央)、ASIAN KUNG-FU GENERATIONのメンバーであり、『THE FUTURE TIMES』の編集長として社会に関わる活動を続ける後藤正文さんの3人だ。それぞれ専門の分野は違えども、広い視点を持ちながら、社会や生活に関して新しい取り組みを行う方ばかり。
展覧会では、各都道府県から1人ずつ、住まいや食べ物、エネルギーや流通などの多様な暮らしかたを実践している人を紹介する。
展示される方の一例を紹介していこう。
群馬からは、高校に行かずに15歳から珈琲の焙煎士として活動する「HORIZON LABO」の岩野響さん。
両親が営む洋品店の隣でコーヒー店を構え、自分にとっての「好き」であるコーヒーについてを追求している。
長野県からは、解体した古い家の木材や建材をレスキューして販売する「Rebuilding Center JAPAN」が登場。
本来ならば捨てられてしまうものを、次の世代に繋げていく。DIYの建材として古いものを利用するカルチャーが、今後もどんどん広がっていきそうだ。
滋賀県の「たねや」は、お菓子の販売と製造とともに、農園や飲食店、従業員の保養施設など、人と自然が触れ合う空間づくりに取り組んでいる。
未来のスタンダードを探るこの展覧会。新しい生き方や考え方に刺激を受ける人たちばかりが紹介されているので、ぜひ足を運んでみたい。
会場では、暮らしかた冒険家のZINE『よむ暮らしかた冒険家 ♯heysapporo』を始め、出展者の関連商品が販売中。こちらも要チェックだ。
「NIPPONの47人 2017 これからの暮らしかた — Off-Grid Life —」会場:d47 MUSEUM(渋谷区渋谷2-21-1渋谷ヒカリエ8F)
会期:2017年8月3日(木)-10月9日(月・祝)※9/11、12は休館
時間:11:00-20:00(最終入館19:30)
入場料:無料
キュレーター:
伊藤菜衣子(暮らしかた冒険家)
後藤正文(ASIAN KUNG-FU GENERATION/『THE FUTURE TIMES』編集長)
竹内昌義(建築家/東北芸術工科大学)
主催:D&DEPARTMENT PROJECT
協賛:YKK AP株式会社
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