日本三大祭りとして知られる「天神祭」で有名な大阪で開催される、いかにも大阪らしい祭りを知っているだろうか?
上方落語協会が主催するお祭り
今年で27回目となる「彦八まつり」は上方落語協会が主催する、大阪ではとても人気のあるお祭り。
毎年9月の第1土・日曜日(今年は9月2日・3日)に開催されている。
「彦八まつり」とは?
米澤彦八がモチーフとなっているキャラクター「彦八くん」
上方落語の始祖で江戸時代に活躍した米澤彦八の功績を称え、大阪市天王寺区にある生國魂神社に「彦八の碑」を建立したのが1991年。その翌年から開催され続けているお祭りだ。
当時、生國魂神社(大阪人には「いくたまさん」の愛称で親しまれている)の境内にある小屋で芸を競い合っていたことから、「彦八まつり」はこの地で開催されている。
ちなみに、開催日は六代目笑福亭松鶴の命日にちなんだ日程だそう。
落語家が屋台で売り子も
何と言っても一番の魅力は、若手からテレビでよく見る大御所の落語家が店先に立つ屋台だ。これを目当ての人がほとんどではないだろうか。ただでさえ楽しいお祭りだが、サービス精神が高く、こうした催しを通して来場者をワクワクさせてくれる。
その他にも、奉納落語会(有料)や落語家によるのど自慢・バンド演奏、素人芸人バトルやお茶子クイーンコンテストまで盛りだくさんのコンテンツで、笑いの絶えない大阪らしいお祭りなのだ。
落語家以外の有名タレントなどのゲストが出演することもあるのだとか。初秋とはいえ、まだまだ暑い時期の祭りに熱気にも包まれながら、最後の夏を惜しみに行きたいものだ。
彦八まつり場所:生國魂神社 大阪市天王寺区生玉町13-9
期間:2017年9月2日(土)11:00~20:30頃、9月3日(日)10:00~19:30頃
※雨天決行(荒天の場合、中止あり)
入場無料(奉納落語会は有料)